OA機器業界の戦略(市場リサーチ・競合企業調査)

紙からの解放、そして再定義へ:DXとAIが導くOA機器業界の次世代サービス戦略

  1. 第1章:エグゼティブサマリー
  2. 第2章:市場概観(Market Overview)
    1. 2.1. 伝統的OA機器市場の構造的縮小
    2. 2.2. ITサービス・ソリューション市場の急成長
    3. 2.3. 業界KPIベンチマーク
  3. 第3章:外部環境分析(PESTLE Analysis)
    1. 政治 (Politics)
    2. 経済 (Economy)
    3. 社会 (Society)
    4. 技術 (Technology)
    5. 法規制 (Legal)
    6. 環境 (Environment)
  4. 第4章:業界構造と競争環境の分析(Five Forces Analysis)
    1. 供給者の交渉力:中程度
    2. 買い手の交渉力:強い
    3. 新規参入の脅威:ハードウェア市場では低いが、ITサービス市場では非常に高い
    4. 代替品の脅威:非常に高い
    5. 業界内の競争:激しい
  5. 第5章:サプライチェーンとバリューチェーン分析
    1. 5.1. サプライチェーン分析
    2. 5.2. バリューチェーン分析
  6. 第6章:顧客需要の特性分析
    1. 6.1. 顧客セグメント別分析
    2. 6.2. ハイブリッドワークがもたらした需要変化
    3. 6.3. 顧客価値のシフト
  7. 第7章:業界の内部環境分析
    1. 7.1. VRIO分析:持続的な競争優位の源泉
    2. 7.2. 人材動向
    3. 7.3. 労働生産性
  8. 第8章:AIの影響とインパクト
    1. 8.1. ドキュメントワークフローの変革
    2. 8.2. 複合機のAIエッジデバイス化
    3. 8.3. 事業運営の高度化
  9. 第9章:主要トレンドと未来予測
    1. 9.1. as a Service化の加速
    2. 9.2. ゼロトラスト・セキュリティ
    3. 9.3. オフィス空間の再定義
    4. 9.4. サーキュラーエコノミーの本格化
  10. 第10章:主要プレイヤーの戦略分析
    1. 10.1. 日系大手
    2. 10.2. 海外大手
    3. 10.3. 業界構造を揺るがすプレイヤー
  11. 第11章:戦略的インプリケーションと推奨事項
    1. 11.1. 勝者と敗者を分ける決定的要因
    2. 11.2. SWOT分析に基づく戦略的機会
    3. 11.3. 戦略的オプションの評価
    4. 11.4. 最終提言とアクションプラン
  12. 第12章:付録
      1. 引用文献

第1章:エグゼティブサマリー

本レポートは、デジタルトランスフォーメーション(DX)とペーパーレス化という不可逆的な潮流の渦中にあるOA機器業界が、持続可能な成長を実現するための事業戦略を提言することを目的としています。調査対象は、複合機・プリンター等のハードウェア、関連サプライ、保守サービス、およびドキュメントソリューション、ITサービス等の関連市場です。中核事業であるハードウェア市場の構造的縮小は避けられず、企業の価値の源泉は「モノ(ハードウェア)」の提供から「コト(顧客の課題解決)」へと完全に移行しています。本分析は、この歴史的変革を乗り切るための市場機会、競争環境、そして企業が取るべき戦略的選択肢を明確に定義します。

本分析における最も重要な結論は、OA機器業界の将来的な勝敗を分ける要因が、もはやハードウェアの性能や市場シェアではなく、「既存の広範な顧客基盤と全国的な保守サービス網を、いかに迅速かつ効果的にITサービス提供のプラットフォームへと転換できるか」という一点に集約されるということです。特に、生成AI(人工知能)の急速な台頭は、この変革を劇的に加速させる最大の触媒となります。それは、複合機を単なる紙への出力装置から、企業のワークフロー変革の起点となる「オフィスのAIエッジデバイス」へと再定義する、またとない機会をもたらします。

以上の分析に基づき、取るべき事業戦略として、以下の4点を強く推奨します。

  1. 事業ポートフォリオの再定義と資源集中: 成長が鈍化するハードウェア事業から、高成長が見込まれる「中堅・中小企業(SMB)向けマネージドITサービス」と、専門性が求められる「特定業種向けワークフロー自動化ソリューション」の2領域へ経営資源を意図的に集中投下します。
  2. 人材・組織変革の断行: 最大の経営資産であるハードウェア保守人材を、ITサポート人材へ転換させるための大規模なリスキリング(学び直し)プログラムを最優先で実行します。同時に、外部からITコンサルタントやSaaS(Software as a Service)専門家を積極的に採用し、組織のDNAを変革します。
  3. 「AIエッジデバイス」としての複合機開発: 生成AIとシームレスに連携し、文書の要約、データ抽出、翻訳などを複合機起点で実行できる次世代ソリューションを開発します。これにより、コモディティ化が進むハードウェアの付加価値を再創造し、新たな収益源を確立します。
  4. M&Aおよびアライアンス戦略の加速: 自社に不足するITサービスのケイパビリティ、特にサイバーセキュリティやクラウドインテグレーションの専門知識を迅速に補完するため、専門SaaSベンダーや中小システムインテグレーターの買収・提携を積極的に推進します。

第2章:市場概観(Market Overview)

2.1. 伝統的OA機器市場の構造的縮小

OA機器業界の中核をなすハードウェア市場は、構造的な縮小局面にあります。日本のOA機器メーカー市場規模は、現在の約2兆4,221億円から今後5年間で5%縮小し、2兆3,011億円に減少すると予測されています 1。この縮小の背景には、政府主導の行政デジタル化や企業のペーパーレス化の加速といった、不可逆的な社会変化が存在します 1。

この傾向は、印刷需要の根幹であるプリントボリューム(印刷枚数)の減少予測によっても裏付けられています。日本の印刷業界全体の市場規模は、今後5年間で17.93%もの大幅な縮小が見込まれており、その中でも特に「事務用印刷」の落ち込みが顕著です 2。これは、オフィスにおける印刷行為そのものが構造的に減少していることを明確に示しています。

地域別に見ても、このトレンドは共通しています。北米や欧州のオフィスサプライ市場は、年平均成長率(CAGR)が1~2%台の低成長に留まると予測されています 3。特にハイブリッドワークの普及は、従来のオフィス中心の働き方を変え、大量印刷の需要を抑制する要因となっています 3。アジア太平洋地域は、新興国の経済成長に支えられ比較的堅調な成長が見込まれるものの 6、先進国市場における印刷需要の縮小という大きな流れを変えるものではありません。

一方で、グローバルなプリンター市場全体としては、2025年の568億2,000万ドルから2030年には709億8,000万ドルへとCAGR 4.55%で成長するとの予測もあります 7。しかし、これは包装やテキスタイル分野で利用される産業用プリンター市場(CAGR 6.2%)などの成長分野に牽引されたものであり 8、オフィス向けプリント市場の縮小という本質的なトレンドを覆い隠すものではない点に注意が必要です。

2.2. ITサービス・ソリューション市場の急成長

縮小するハードウェア市場とは対照的に、OA機器メーカーが新たな主戦場と位置づけるITサービス・ソリューション市場は、力強い成長を続けています。世界のITサービス市場は2030年までに2兆5,900億ドル規模に達し、CAGR 9.4%という高い成長率が予測されています 9。国内に目を向けても、ソフトウェア開発市場は今後5年間で18.29%の成長が見込まれており、企業のDX投資の旺盛さを物語っています 11。

特にOA機器と親和性の高いドキュメント管理システム(DMS)市場は、著しい成長を遂げています。グローバル市場はCAGR 16.6%で成長し、2032年には243億4,000万ドルに達する見込みです 12。日本国内においても、電子帳簿保存法などの法改正が強力な追い風となり、文書情報管理市場は2025年度に3,700億円を超えると予測されています 13。

また、ハードウェアと保守、ソフトウェアを一体で提供するマネージドプリントサービス(MPS)市場も、CAGR 6~8%台での安定成長が見込まれています 15。この事実は、顧客の関心が単なる機器の「所有」から、印刷環境全体の最適化やコスト削減といった「サービス」の利用へと明確にシフトしていることの証左と言えます。

これらの市場動向は、2つの市場の明確な分岐(ダイバージェンス)を示しています。顧客の支出は、物理的な「印刷」という行為から、ドキュメント管理や業務プロセス改善といった「デジタルワークフロー」へと移行しています。したがって、OA機器メーカーの戦略的焦点は、縮小するハードウェア市場でのシェア争いではなく、急成長するサービス市場のパイをいかに獲得するかに置かれなければなりません。

2.3. 業界KPIベンチマーク

世界の業務用複合機市場では、依然として日系メーカーが高い競争力を維持しています。キヤノン、リコー、コニカミノルタの3社で世界シェアの約50%を占めています 18。これに富士フイルム、京セラなどが続く構造です。ただし、これらのシェアは調査会社や集計基準(金額ベースか台数ベースか、プリンターを含むかなど)によって変動があり、例えばHP Inc.を首位とするデータも存在します 20。

重要なのは、このハードウェア市場におけるシェアの高さが、必ずしも将来の成功を保証しないという点です。高いシェアは、ITサービス事業へ転換するための「足掛かり」となる広範な顧客基盤という大きなアドバンテージをもたらします。しかし、過去のハードウェア販売モデルの成功体験に固執し、この顧客基盤をサービス展開に活用できなければ、高いシェアを維持したまま市場と共に縮小する「豊かな敗者」となるリスクを内包しています。

企業の変革の進捗を測る上でより重要な指標は、総売上高に占めるITサービス・ソリューション事業の比率とその成長率です。この比率こそが、各社のビジネスモデル転換のスピードと本気度を示すバロメーターとなります。

市場セグメント2025年市場規模予測2030年市場規模予測予測期間CAGR主要成長ドライバー
国内OA機器市場2.42兆円 (現在)2.30兆円-1.0% (5年間)行政デジタル化、ペーパーレス化 1
世界プリンター市場568億ドル710億ドル4.55%産業用印刷、デジタル印刷の需要増 7
世界ITサービス市場2.59兆ドル9.4%DX投資、クラウド化、AI活用 9
世界DMS市場83億ドル170億ドル (2029年)13.8% – 16.6%電子帳簿保存法等の法改正、リモートワーク 12
世界MPS市場457億ドル (2024年)661億ドル (2029年)8.52%コスト削減ニーズ、印刷環境の最適化 16

第3章:外部環境分析(PESTLE Analysis)

OA機器業界を取り巻くマクロ環境は、事業の前提を覆すほどの大きな変化に直面しています。これらの変化は、既存事業への「脅威」であると同時に、新たな事業機会を創出する「機会」でもあります。

政治 (Politics)

政府主導のDX推進政策、特にデジタル庁の設置や行政手続きのオンライン化は、社会全体のペーパーレス化を強力に後押ししています 1。これは印刷需要を直接的に減少させる脅威ですが、同時に官公庁向けのドキュメント管理システム(DMS)やセキュリティサービスの巨大な需要を創出する機会でもあります。また、欧州のGDPRに代表される各国の個人情報保護法やサイバーセキュリティ関連法の強化は、複合機を含むすべてのネットワーク接続機器に対して、より高度なセキュリティ対策を要求します。これは、ゼロトラスト・セキュリティモデルへの対応を必須とし、セキュリティサービスを新たな収益源とする好機となります 24。

経済 (Economy)

景気後退局面では、企業の設備投資意欲が減退し、OA機器のリース更新の見送りや低価格機へのシフトが進むため、ハードウェアの価格競争が激化します。また、日系メーカーは海外売上比率が高いため、為替レートの変動が収益に与える影響は無視できません。

社会 (Society)

ハイブリッドワークの定着は、オフィス環境を根底から変えました。オフィスの分散化や縮小は、従来型の大型複合機の需要を減少させます 3。その一方で、サテライトオフィスやホームオフィス向けの小型機、そして場所を問わずにセキュアな印刷・スキャン環境を実現するクラウド連携ソリューションへの新たなニーズを生み出しています 25。また、企業のサステナビリティやESG経営への関心の高まりは、省エネ性能の高い製品や、使用済み製品を再生したリマニュファクチャリング機への需要を高めています 26。さらに、労働人口の減少が深刻な日本においては、業務効率化や生産性向上はすべての企業にとって喫緊の課題であり、単なる印刷機能を超えたワークフロー自動化ソリューションへの期待が高まっています。

技術 (Technology)

技術革新は、業界のビジネスモデルを破壊し、再創造する最も強力なドライバーです。クラウドコンピューティングの普及は、複合機を単なるスタンドアロンの機器から、各種クラウドサービスへの入り口となる「エッジデバイス」へと変貌させました 28。そして今、AI、特に生成AIの登場が、その変化を決定的なものにしようとしています。生成AIは文書の作成・要約・翻訳といった知的業務を自動化し 29、AI-OCRは紙文書からのデータ入力を過去のものにします 31。これにより、「ドキュメントワーク」そのもののあり方が変わります。また、IoT技術は、機器の稼働データを収集・分析し、故障予知や消耗品の自動発注といった予知保全を可能にし、保守サービスの生産性を飛躍的に向上させます 32。

法規制 (Legal)

日本の電子帳簿保存法やe-文書法の改正は、請求書や契約書といった国税関係書類の電子データ保存を段階的に義務化するものであり、DMSや電子署名サービスの市場を直接的に拡大させる最大の追い風となっています 33。これらの法規制への対応は、企業にとって不可避の課題であり、OA機器メーカーにとってはソリューション提案の絶好の機会です。

環境 (Environment)

製品のライフサイクル全体を通じたカーボンフットプリントの削減や、再生材の利用、リマニュファクチャリングといったサーキュラーエコノミー(循環型経済)への対応は、企業の社会的責任として強く求められています 26。これはコスト増要因と捉えられがちですが、環境意識の高い顧客への新たな付加価値提案や、製品の長期利用を前提としたサービス型ビジネスモデルへの転換を促す契機にもなり得ます。
これらのマクロ環境の変化は、伝統的な印刷事業に対する明確な「脅威」です。しかし、それらの変化は同時に、「DMS・電子契約」「クラウド連携・ゼロトラストセキュリティ」「サーキュラーエコノミー型サービス」といった新たな需要を創出しています。これらのトレンドを脅威と捉え守りに入るか、事業変革を加速させる機会と捉え攻めに転じるかで、企業の未来は大きく分岐します。

第4章:業界構造と競争環境の分析(Five Forces Analysis)

OA機器業界の収益構造と競争環境は、デジタル化の進展により根本的に変化しています。従来の業界常識はもはや通用せず、競争のルールそのものが書き換えられつつあります。

供給者の交渉力:中程度

特定の高性能半導体、光学部品、特殊トナー原料など、高度な技術を要する一部のコンポーネントにおいては、供給者が一定の交渉力を有します。近年の半導体不足は、このリスクを顕在化させ、生産計画に大きな影響を与えました。しかし、多くの標準的な部品はコモディティ化が進んでおり、複数社からの調達が可能です。そのため、サプライヤー全体の交渉力が業界の収益性を著しく圧迫するレベルには至っていません。

買い手の交渉力:強い

ハードウェアの機能が成熟しコモディティ化する中で、顧客、特に購買力の大きい大企業は、価格やリース料に対して非常に強い交渉力を持っています。相見積もりによる価格競争は常態化しており、ハードウェア単体での収益確保は年々困難になっています。さらに、主戦場がITサービスへと移行するにつれ、顧客は単なる機器の品質・コスト・納期(QCD)だけでなく、導入による具体的な業務改善効果(ROI)を厳しく評価するようになっています。これにより、買い手の要求水準はむしろ高まっており、高度な提案力がなければ価格競争から脱却できません。

新規参入の脅威:ハードウェア市場では低いが、ITサービス市場では非常に高い

複合機の開発・製造からグローバルな販売・保守網の構築までには、莫大な初期投資と長年のノウハウが必要であり、この伝統的なハードウェア市場への新規参入障壁は極めて高いと言えます。
しかし、業界の主戦場がITサービスに移ることで、この構図は完全に覆されます。特定の業務課題(例:経費精算、契約管理、請求書処理)に特化したSaaSベンダーや、特定の業界知識を持つシステムインテグレーター(SIer)が、OA機器メーカーを介さずに顧客のDXニーズを直接満たす脅威は極めて大きくなっています。彼らは特定の課題解決に特化し、迅速な開発サイクルと柔軟な価格設定を武器に、顧客の心を掴んでいます。

代替品の脅威:非常に高い

OA機器業界にとって、最大の構造的脅威はこの代替品の存在です。ここで言う代替品とは、競合他社の複合機ではなく、「印刷という行為そのもの」を不要にするあらゆるデジタルツールを指します。

  • クラウドストレージ(Google Drive, Microsoft OneDrive等)は、文書共有のための印刷を不要にしました 28。
  • 電子署名サービス(DocuSign等)は、契約書への署名や捺印のための印刷を不要にしました 36。
  • ビジネスチャットやWeb会議ツール(Slack, Microsoft Teams等)は、会議資料の印刷を不要にしました。
    これらの代替テクノロジーは、もはや特別なものではなく、多くの企業で標準的な業務インフラとして深く浸透しており、オフィスにおける印刷需要を構造的かつ継続的に侵食し続けています。

業界内の競争:激しい

既存の大手メーカー間(キヤノン、リコー、富士フイルムビジネスイノベーションなど)の競争は、成熟したハードウェア市場でのシェア争いという形で依然として激しく続いています 18。これに加えて、各社が「ITサービス企業への変革」という同じ方向を目指しているため、DMS、ITインフラ保守、セキュリティといった新たな成長領域においても、同質的な競争が激化しています。結果として、サービス領域においても価格競争に陥るリスクをはらんでいます。
この分析が示すのは、競争の主戦場が「同業他社との競争」から「代替品・異業種との競争」へと完全にシフトしたという事実です。戦略立案においては、伝統的な競合他社の動向を監視することと同等以上に、印刷を代替するテクノロジーや、顧客のDX課題を解決する異業種の動向を注視し、彼らといかに差別化し、あるいは協業していくかという視点が不可欠です。業界の境界線そのものが曖昧になった今、視野を広く持たなければ生き残ることはできません。

第5章:サプライチェーンとバリューチェーン分析

5.1. サプライチェーン分析

OA機器のサプライチェーンは、半導体や光学レンズ、特殊樹脂といった部品の調達から、エンジンユニットなどの基幹部品の生産(内製または外部委託)、工場での最終組立、そして販売代理店や直販網を通じたグローバルな販売、さらに全国のサービス拠点による設置・保守という、複雑かつ広範なプロセスで構成されています。

近年の地政学リスクの高まりやパンデミックは、このグローバルサプライチェーンの脆弱性を露呈させました。特に、特定の地域に依存していた半導体や電子部品の供給不足は、多くのメーカーの生産計画に深刻な影響を与えました。この教訓から、業界全体でサプライヤーの多元化、重要部品の戦略的在庫の確保、そして生産拠点の地理的な分散(例えば、中国への一極集中からの脱却)といったサプライチェーン強靭化の動きが加速しています 38。

5.2. バリューチェーン分析

業界が直面する構造変化は、価値が生まれる源泉(バリュー)を大きくシフトさせています。

価値源泉のシフト
かつて、OA機器メーカーの価値の源泉は、長年の研究開発によって培われた高度な光学技術や画像処理技術に基づくハードウェアの「研究開発・製造」と、それを世界中に届け、維持するための「グローバルな販売・保守網」にありました。製品の性能や信頼性そのものが競争力の核でした。
しかし現在、価値は明確に川下、すなわち顧客接点へとシフトしています。ハードウェアは、顧客の課題を解決するためのツールの一つに過ぎません。新たな価値の源泉は、以下の活動にあります。

  1. コンサルティング: 顧客のオフィスに深く入り込み、現状の業務プロセスを分析し、非効率な点やボトルネックを特定する能力。
  2. システムインテグレーション: 複合機を顧客が利用しているSaaS(例: Microsoft 365, Salesforce)や基幹システム(ERP, CRM)とAPI連携させ、分断されていた業務プロセスをシームレスに繋ぎ、自動化する技術力。
  3. 運用・サポート: ソリューション導入後も、その利用状況をモニタリングし、効果を測定・分析しながら、継続的な業務改善を支援していく伴走型のサービス提供能力。

保守サービス網の競争優位性
この価値のシフトにおいて、OA機器メーカーが持つ最大かつ最もユニークな経営資産が、全国津々浦々に広がる保守サービス網と、そこに所属する数多くのサービスエンジニアです。この広範な物理的ネットワークと顧客接点は、リモートサポートを主とするITベンダーやSaaS企業が容易に模倣できない、強力な競争優位性の源泉となり得ます 39。
特に、専門のIT担当者が不足している中堅・中小企業(SMB)にとって、この「顔の見える」全国ネットワークは大きな価値を持ちます。複合機の修理だけでなく、PCのセットアップ、ネットワークのトラブルシューティング、セキュリティソフトの導入支援といった「オフィスのIT何でも屋」としての役割を担うことで、他社にはない「迅速な駆けつけサポート」と「ワンストップの安心感」を提供できるポテンシャルを秘めています。

しかし、このポテンシャルを最大限に引き出すためには、組織の抜本的な変革が不可欠です。この全国保守網は、ハードウェアの保守・修理に最適化された人員、スキルセット、KPIで長年運営されてきました。これをITサービス提供の基盤へと転換するには、サービスエンジニアに対する大規模なリスキリング、評価制度の刷新、新たなサービス提供プロセスの構築といった、困難な組織変革が絶対条件となります。この変革に失敗した場合、この巨大な保守網はITサービス事業の成長に貢献しないどころか、縮小するハードウェア事業を支えるための重い固定費となり、経営の足かせ(アキレス腱)となるリスクすらあります。

第6章:顧客需要の特性分析

顧客がOA機器メーカーに求める価値は、従来のハードウェアのQCD(品質・コスト・納期)から、ビジネス課題解決への貢献へと明確に変化しています。この変化を理解するためには、顧客セグメントごとの異なる課題とニーズを深く分析する必要があります。

6.1. 顧客セグメント別分析

大企業中堅・中小企業 (SMB)官公庁
主要な課題部門ごとの情報サイロ化、複雑な承認ワークフロー、厳格なセキュリティ・コンプライアンス要件IT専門人材の不足、限られたIT予算、法改正対応(電子帳簿保存法など)の遅れ、サイバーセキュリティ対策の脆弱性 40縦割り行政、根強い紙文化、厳格なセキュリティ要件と独自の調達プロセス
求めるニーズ全社的な文書管理基盤の統一、基幹システム(ERP/CRM)との連携による業務プロセス自動化、ゼロトラストに基づいた高度なセキュリティ導入・運用が容易なITツール、複合機からPC、ネットワークまでをワンストップで相談できるパートナー、手頃な価格のサブスクリプションサービス行政手続きのデジタル化支援、セキュリティ基準を満たしたクラウドサービスの導入、長期的な安定運用とサポート
購買決定要因 (KBF)課題解決能力、システムインテグレーション能力、グローバルサポート体制、実績と信頼性。提案全体のROIを重視 42。信頼できる営業・サポート担当者の存在(顔の見える関係)、コストパフォーマンス、導入の容易さ、ワンストップでのサポート範囲。政府の調達基準への適合、セキュリティ認証の取得、過去の納入実績、長期的なサポート体制。

この分析から、特に中堅・中小企業(SMB)市場がOA機器メーカーにとって戦略的に重要であることがわかります。大企業向けの高度なITコンサルティング市場は、大手SIerやコンサルティングファームがひしめく競争の激しい「レッドオーシャン」です。一方、SMBはIT人材不足という深刻な課題を抱えながらも 40、大手ITベンダーにとっては採算が合いにくく、十分なサービスが提供されてこなかった領域です。OA機器メーカーは、複合機の販売・保守を通じて、このSMB市場に深く、広く浸透しており、他業種にはない強固な顧客基盤を持っています。彼らが全国に持つ保守サービス網は、SMBが求める「身近で頼れるITの相談相手」というニーズに完璧に応えるポテンシャルを秘めています。したがって、保守網を最大限に活用し、「IT部門のアウトソーシング先」としてSMBの課題を丸ごと引き受けるマネージドITサービスに注力することは、最も合理的かつ勝算の高い戦略と言えるでしょう。

6.2. ハイブリッドワークがもたらした需要変化

ハイブリッドワークの普及は、オフィスの役割とITインフラへの要求を大きく変えました。固定席を持たないフリーアドレスやコラボレーションスペースが中心となり、部門ごとに大型複合機を一台設置するという従来のモデルは見直されています。
それに代わり、どこからでもセキュアに印刷・スキャンできるクラウド連携機能が必須要件となりました 25。自宅やサテライトオフィスからオフィスの複合機へ印刷指示を出したり、スキャンしたデータを直接クラウドストレージに保存したりする利用形態が一般化しています。
また、社内外のネットワーク境界が曖昧になることで、複合機自体がサイバー攻撃の侵入口となるリスクが高まりました。ファームウェアの改ざん検知、不正アクセスの防止、操作ログの監視といった、より高度なセキュリティ機能が標準で求められるようになっています。

6.3. 顧客価値のシフト

顧客がOA機器メーカーに求める価値は、「どれだけ安く、速く、綺麗に印刷できるか」というハードウェアの性能から、「そのソリューションを導入することで、自社の業務がどれだけ効率化され、生産性が向上するのか」という具体的なビジネス貢献へと完全にシフトしています。例えば、「経理部門の請求書処理業務が月に何時間削減できるのか」「営業部門の契約書作成から承認までのリードタイムが何日短縮されるのか」といった、投資対効果(ROI)を明確に提示できる提案力が、価格以上に重要な購買決定要因となっています。

第7章:業界の内部環境分析

事業変革を成功させるためには、外部環境の変化を捉えるだけでなく、自社が持つ経営資源や組織能力(ケイパビリティ)を客観的に評価し、何を強みとし、何を克服すべきかを明確にする必要があります。

7.1. VRIO分析:持続的な競争優位の源泉

OA機器メーカーが持つ経営資源やケイパビリティを、持続的な競争優位に繋がるかという観点からVRIOフレームワークで分析します。

  • 光学・画像処理技術 (Valuable, Rare): 長年の研究開発で培ったコア技術であり、高い価値と希少性を持ちます。しかし、オフィス業務の主戦場がデジタルへと移行する中で、紙への高精細な出力を実現する技術の相対的な価値は低下しつつあります。これ単体で持続的な競争優位を築くことは困難です。
  • グローバルな販売・保守ネットワーク (Valuable, Rare, Inimitable): 全国津々浦々、さらには世界中に広がる物理的なサービス拠点は、競合他社や新規参入者が短期間で模倣することが極めて困難な資産です。特にIT人材が不足するSMB市場において、顧客に最も近い場所でサポートを提供できるという点で、非常に高い価値と希少性、模倣困難性を持ちます。
  • 膨大な顧客基盤とブランド信頼性 (Valuable, Rare): 長年の取引を通じて築き上げた、特にSMBを中心とする膨大な顧客基盤と、「壊れにくく、何かあってもすぐに駆けつけてくれる」というブランドイメージは、ITサービスのような新たなソリューションをクロスセルする上で大きな信頼という無形資産となります。

VRIO分析の結果、OA機器メーカーの持続的競争優位の源泉は、もはや過去の成功を支えた技術そのものではなく、サービス提供の基盤となる「顧客基盤」と「保守ネットワーク」にあることが明らかになります。しかし、これらの資産が真の競争優位となるかは、それらを有効に活用できる組織 (Organization) があるかどうかにかかっています。この組織能力こそが、変革の成否を分ける鍵となります。

7.2. 人材動向

事業モデルの転換は、求められる人材像の根本的なシフトを要求します。

  • 求められる人材像のシフト:
    • 旧来の人材: ハードウェアの仕様や機能に精通したサービスエンジニア、製品スペックを的確に説明できる営業担当者。
    • 新たな人材: ITインフラ(ネットワーク、サーバー、クラウド)、サイバーセキュリティに精通したITエンジニア。顧客の業務プロセスを深く理解し、課題を特定してDXソリューションを設計・提案できるITコンサルタントやプリセールスエンジニア。
  • 人材獲得競争とリスキリングの課題:
    上記のような新たなIT人材は、IT業界全体で需要が逼迫しており、熾烈な獲得競争が繰り広げられています。OA機器メーカーは、伝統的な製造業の給与体系や年功序列型の人事制度が根強く、先進的なIT企業と比較して、トップクラスのIT人材にとって魅力的な報酬やキャリアパスを提示することが難しいのが現状です 45。
    したがって、外部からの採用だけに頼ることは非現実的であり、既存の営業・保守人材に対する大規模なリスキリングが極めて重要な戦略となります。キヤノンがキャリアマッチング制度を通じて未経験領域への異動を促進している事例など 47、一部で取り組みは始まっていますが、全社的な組織能力の変革には、より体系的かつ継続的な投資が不可欠です。

7.3. 労働生産性

ビジネスモデルの転換は、労働生産性の指標そのものを変える必要があります。ハードウェアの販売・保守は、物理的な移動や作業を伴う労働集約的な側面が強いビジネスです。一方で、ITサービス、特にクラウドサービスやSaaSは、一度開発すれば多数の顧客に展開可能であり、スケーラビリティが高く、高い利益率と生産性を実現できるポテンシャルを持ちます。
この変革に伴い、従来重視されてきた「一人当たりの販売台数」や「保守契約件数」といったKPIは、もはや企業の成長を示す指標として機能しません。今後は、「一人当たりのITサービス売上高・利益」「顧客単価(ARPU)」「顧客維持率(リテンションレート)」といった、サービス事業の質と成長性を示すKPIへと評価軸を転換することが急務です。
これらの内部環境分析から導き出される結論は、事業変革における最大のボトルネックが「技術」や「資金」ではなく、「人材」と「組織文化」であるという事実です。新しい技術の導入やM&Aによるケイパビリティ獲得は資金があれば可能ですが、それを活かすための人材育成、年功序列からの脱却、失敗を許容し挑戦を促す文化の醸成といった、根深い組織変革なくして成功はあり得ません。経営層が最も強いリーダーシップを発揮し、コミットすべき領域は、まさにこの困難な人材・組織変革の断行にあります。

第8章:AIの影響とインパクト

人工知能(AI)、特に生成AIの急速な進化は、OA機器業界の前提を根底から覆す破壊的な力を持つと同時に、新たな価値を創造するまたとない機会を提供します。

8.1. ドキュメントワークフローの変革

  • 生成AIによる知的業務の自動化: ChatGPTに代表される大規模言語モデル(LLM)は、もはや単なる文章生成ツールではありません。長文の報告書や契約書の要約、多言語への翻訳、メール文面の作成、さらにはゼロからの企画書草案の作成まで、これまで人間が時間をかけて行ってきた知的生産活動の多くを自動化・高度化します 29。これにより、企業の働き方は根本的に変わり、ドキュメントを作成・共有・確認するために「印刷する」という行為そのものが大幅に減少する可能性があります。
  • AI-OCRによるデータ入力の撲滅: 従来のOCR技術が抱えていた、定型帳票でしか精度が出ない、読み取り後の手修正が必須といった課題は、AI-OCRによって解決されつつあります。AI-OCRは、請求書や注文書、納品書といった様々なフォーマットの非定型帳票から、AIが項目(例:会社名、日付、金額、品番)を自動で認識し、高い精度でテキストデータを抽出します 31。これにより、紙の書類をスキャンした後の、会計システムや販売管理システムへの手作業によるデータ入力業務は、ほぼ不要になります。

8.2. 複合機のAIエッジデバイス化

AIによるドキュメントワークフローの変革は、複合機の役割と価値を再定義します。

  • 価値の再定義:「紙からデータへの入り口」へ: AI-OCRの進化により、複合機のスキャン機能の価値は、単に「紙を画像(イメージデータ)にすること」から、「紙に記載された情報を、構造化されたデジタルデータに変換し、AIが処理可能な形で業務システムやクラウドサービスに投入するインテリジェントな入り口になること」へと変化します。
  • AIアシスタントとしての可能性: 今後の複合機は、マイク、スピーカー、そしてAI処理に特化した半導体を搭載することで、オフィスにおける物理的な「AIアシスタント」としての役割を担う可能性があります。例えば、ユーザーが複合機の前で「この契約書をスキャンして、要点を3つにまとめて法務部のAさんにチャットで送って」と音声で指示するだけで、スキャン、AIによる要約生成、チャットツールへの自動投稿までを一気通貫で実行する、といったユースケースが考えられます 31。すでにシャープが発表した新機種では、生成AIを活用して操作方法に関する質問に回答する「eAssistant Guide」が搭載されるなど、その兆候は現れ始めています 50。

8.3. 事業運営の高度化

AIは、OA機器メーカー自身の事業運営も大きく変革します。

  • 予知保全 (Predictive Maintenance) の進化: 複合機に搭載された各種センサーから収集される稼働データ(温度、振動、エラーログ、印刷枚数など)をIoTプラットフォームに集約し、AIがリアルタイムで分析します。これにより、特定の部品が故障する予兆を高い精度で検知し、故障が発生する前にサービスエンジニアを派遣して部品交換を行うことが可能になります。これは、顧客のダウンタイムを最小化すると同時に、保守業務の効率を劇的に向上させ、サービス事業の収益性を高めます 32。
  • 営業・サービスの効率化: AIを用いて顧客の印刷ボリューム、利用頻度、エラー発生状況、過去の問い合わせ履歴などを分析することで、消耗品の最適な交換時期を予測したり、アップセルやクロスセルの機会を特定したり、あるいは解約の予兆を検知して事前に対策を講じたりすることが可能になります。

生成AIは、ドキュメント作成プロセスを自動化することで印刷需要をさらに減少させる「脅威」の側面を持ちます。しかし同時に、オフィスの中央に必ず存在する複合機という物理的なデバイスに新たな知能を与え、「AIエッジデバイス」として再発明する「最大の機会」でもあります。PCやスマートフォンだけでなく、複合機がAIと連携するハブとなれば、依然として多くの業界で使われている紙媒体というレガシーな情報と、最先端のデジタルワークフローをシームレスに繋ぐ、独自の戦略的ポジションを築くことが可能です。この機会を捉える鍵は、自社のハードウェアに閉じた開発思想を捨て、Microsoft Azure OpenAI ServiceやGoogle Vertex AIといった外部のAIプラットフォームといかにオープンに連携できるかにかかっています。

第9章:主要トレンドと未来予測

OA機器業界の未来を形作る4つのメガトレンドは、いずれもビジネスモデルの根幹を「サービス化」へと向かわせる強力なベクトルとして作用しています。

9.1. as a Service化の加速

顧客の志向は、ハードウェアを「所有」することから、必要な機能を必要なだけ「利用」することへと明確にシフトしています。これに応える形で、ハードウェア本体、ソフトウェア、保守、消耗品の供給、さらにはPCやネットワークのサポートまでを包括し、月額課金で提供するサブスクリプションモデルへの移行が加速します 52。この「as a Service」モデルは、メーカーにとっては顧客との長期的な関係を構築し、安定的かつ継続的な収益(リカーリングレベニュー)を確保する上で不可欠な戦略となります。

9.2. ゼロトラスト・セキュリティ

ハイブリッドワークの普及は、「社内ネットワークは安全、社外は危険」という従来の境界型防御モデルを完全に過去のものとしました。これからのセキュリティの標準は、「何も信頼しない(ゼロトラスト)」を前提とし、すべてのアクセス要求をその都度検証する「ゼロトラスト・アーキテクチャ」です。
このアーキテクチャにおいて、ネットワークに接続された複合機やプリンターは、PCと同様に重要なエンドポイントと見なされます。そのため、厳格なデバイス認証、利用者ごとのアクセス制御、操作ログの常時監視、ファームウェアの改ざん検知といった高度なセキュリティ機能が標準で求められます 24。セキュリティの脆弱性は、もはや単なる欠点ではなく、製品選定における致命的な disqualifier(不適格要件)となります。

9.3. オフィス空間の再定義

未来のオフィスは、個人が黙々と作業するための場所から、人々が集い、創造的な対話や協業(コラボレーション)を行うためのハブへとその役割を変化させていきます。固定席を廃したフリーアドレス、アイデアソンを行うためのプロジェクトルーム、Web会議用の個室ブースなどがオフィス空間の中心となります。
このような流動的で柔軟なオフィス環境では、特定の場所に固定された大型の複合機は、スペースを占有する邪魔な存在になりかねません。必要な時に、近くにあるデバイスからセキュアに出力できる小型の分散型プリンターや、物理的なデバイスを意識させないクラウドプリントサービスが主流となる可能性があります 56。

9.4. サーキュラーエコノミーの本格化

企業のESG(環境・社会・ガバナンス)経営への要請と環境規制の強化を受け、製品のライフサイクル全体を通じた環境負荷低減は、企業の存続に関わる重要な課題となっています。
OA機器業界においては、使用済みの製品を回収・分解し、再生可能な部品を厳格な品質基準のもとで再利用して新品同様の製品として市場に再供給する「リマニュファクチャリング」が、ビジネスモデルの重要な柱となります 34。富士フイルムビジネスイノベーション 26 やキヤノン 27 は、この分野で先進的な取り組みを始めており、新規資源の投入量抑制やCO2排出量の大幅な削減を実現しています。これは、単なるコスト削減や環境貢献に留まらず、環境意識の高い顧客に対する強力なブランド価値の訴求にも繋がります。
これら4つのメガトレンドは、それぞれ異なる側面から、OA機器メーカーのビジネスモデルを、ハードウェアを一度販売して終わりという「売り切り型」から、顧客と長期的な関係を築き、継続的に価値を提供する「サービス提供型」へと転換させる方向に強く作用しています。この大きな流れに適応することこそが、持続的成長への唯一の道筋です。

第10章:主要プレイヤーの戦略分析

OA機器業界の主要プレイヤーは、程度の差こそあれ、いずれもハードウェア中心のビジネスモデルからの脱却とITサービス企業への変革という共通の課題に取り組んでいます。各社の戦略、強み、そして変革の進捗には顕著な違いが見られます。

10.1. 日系大手

企業名戦略の方向性・ITサービス注力領域強み弱み・課題近年の主要なM&A/アライアンス
富士フイルムビジネスイノベーション「Business Innovation」を掲げ、複合機をハブとしたDX支援を推進。SMB向けIT支援サービス、業種別ソリューションに注力。複合機市場での高いシェア。SMBへの深い浸透。グループ全体の幅広い技術力(画像処理、ヘルスケア等)。旧ゼロックスの文化からの脱却と、富士フイルムグループとのシナジー創出。DX関連ソリューション企業の買収を推進 60。
キヤノン「2021-2025 長期経営構想」でITソリューション事業の売上構成比50%を目指す。ネットワークカメラ、メディカルITとの連携を模索。圧倒的なブランド力と顧客基盤。プリンティング事業がグループ最大の収益源であり、投資余力が大きい 61。グループ内に多岐にわたる事業があり、プリンティング事業への資源集中とシナジー創出が課題。
リコー「デジタルサービスの会社へ」というビジョンを明確化。オフィスサービス(ITサービス、アプリケーションサービス)を成長の核に据える。変革への強いコミットメントと明確なビジョン。ストック売上の順調な拡大 62。ハードウェア(オフィスプリンティング)事業の不振が全体の利益を圧迫。大規模な構造改革の実行。独AI-OCR企業「Natif.ai」を買収し、プロセスオートメーション領域を強化 63。
コニカミノルタ事業の「選択と集中」を進め、デジタルワークプレイス(DW-DX)事業の構造改革とオフィスユニットの収益性改善が急務。産業用印刷(プロフェッショナルプリント)分野での強み。オフィス向けITサービス事業の立ち遅れ。DW-DX事業で減損を計上するなど、変革に苦戦 64。非重点事業の売却を推進中 65。
京セラドキュメントソリューションズ環境性能に優れた長寿命製品を核に、ドキュメントソリューションを提供。京セラグループの通信・ITインフラ事業との連携。京セラグループの部品・素材技術。独自の長寿命ドラム技術による低ランニングコスト。グループ内の一事業としての位置づけであり、独自のダイナミックな事業転換がしにくい可能性。
ブラザー工業プリンター本体と消耗品ビジネスを維持しつつ、業務用ラベリングなど産業向けで成長を図る。SOHO・コンシューマー向け市場での高いシェアとブランド力。堅実な財務体質。オフィス向けITサービスへの展開が他社に比べ遅れている。為替影響や販管費増で利益が圧迫されやすい 66。

10.2. 海外大手

企業名戦略の方向性・ITサービス注力領域強み弱み・課題近年の主要なM&A/アライアンス
HP Inc.PCとプリンターを組み合わせたハイブリッドワーク環境向けソリューションに注力。サブスクリプションモデルへの移行を推進。PC市場での圧倒的なシェアと法人向けチャネル。PCとプリンターのバンドル提案力。プリンティング事業のハードウェア販売が不振 67。サービスへの転換スピード。
Xerox「Reinvention」計画の下、事業構造を抜本的に改革。プリント事業を効率化しつつ、IT/デジタルサービスを急拡大。米国市場での強いブランド力と大企業顧客基盤。変革に向けたM&Aなど大胆な意思決定。既存プリント事業の縮小スピードが速く、ITサービス事業の成長が追いついていない 68。ITサービス企業「ITsavvy」を買収。競合「Lexmark」の買収意向を表明 69。

10.3. 業界構造を揺るがすプレイヤー

  • Microsoft, Google: 彼らが提供するMicrosoft 365 71 や Google Workspace は、もはや単なるオフィスソフトではなく、企業の文書作成、共有、コミュニケーションの基盤となるプラットフォームです。OA機器メーカーが提供するDMSやワークフローサービスは、これらのプラットフォーム上でいかにシームレスに動作し、付加価値を提供できるかが成功の絶対条件となります。彼らは競争相手であると同時に、協業すべき最も重要なパートナーです。
  • SaaSベンダー (例: Salesforce): SalesforceはCRM(顧客関係管理)市場で圧倒的なシェアを誇り、企業の営業プロセスを自動化するワークフローを提供しています 72。このような特定業務に特化したSaaSベンダーは、顧客の業務に深く入り込み、独自のデータとエコシステムを構築します。これは、OA機器メーカーが後から入り込む余地を狭める脅威となり得ます。

第11章:戦略的インプリケーションと推奨事項

これまでの包括的な分析を基に、OA機器業界が直面する構造変化の本質を捉え、持続的な成長を遂げるための具体的な戦略を提言します。

11.1. 勝者と敗者を分ける決定的要因

今後5年から10年という時間軸で、この業界の勝者と敗者を分ける決定的要因は、もはやハードウェアの性能や価格ではありません。以下の3つの能力に集約されます。

  1. 変革のスピードと決断力: 縮小が確実なハードウェア事業から得られるキャッシュフローを、躊躇なく、かつ迅速に成長領域(ITサービス)へ再投資できるか。過去の成功体験に固執し、現状維持を選択することは、緩やかな衰退を意味します。Xeroxが大胆なM&Aに踏み切ったように、時には非連続的な決断が求められます 69。
  2. 人材転換の成否: 事業変革の最大のボトルネックは人材です。既存のハードウェアに精通した人材を、ITサービスのプロフェッショナルへと転換させるリスキリングプログラムの成否が、組織全体の変革能力を決定づけます。同時に、外部から新たな血(専門人材)を積極的に取り入れ、硬直化した組織文化を破壊できるかが問われます。
  3. エコシステム構築力: 顧客のあらゆるITニーズを自社単独で満たすことは不可能です。MicrosoftやGoogleといったプラットフォーマー、そして専門性の高い無数のSaaSベンダーやSIerと、いかにオープンなパートナーシップを築き、顧客にとって最適なソリューションを組み合わせ(インテグレーション)て提供できるか。自前主義からの脱却が不可欠です。

11.2. SWOT分析に基づく戦略的機会

現状をSWOTフレームワークで整理すると、進むべき道筋が明確になります。

  • 強み (Strengths): 巨大な既存顧客基盤(特にSMB)、全国を網羅する保守サービス網、長年培ったブランドの信頼性。
  • 弱み (Weaknesses): ハードウェアに依存した事業・収益構造、ITサービスに関する人材・ノウハウの絶対的不足、変化を嫌う硬直的な組織文化。
  • 機会 (Opportunities): IT人材不足に悩むSMB市場の旺盛なITサポート需要 40、電子帳簿保存法などの法改正によるDX特需、生成AIによる複合機の価値再定義の可能性。
  • 脅威 (Threats): クラウドストレージや電子署名といった代替テクノロジーによる印刷需要の消滅 28、SaaSベンダーなどIT業界からの異業種競争、IT専門人材の熾烈な獲得競争。

この分析から、取るべき戦略は「弱み」を克服しつつ、「強み」を最大限に活かして「機会」を捉えること、すなわち「全国保守網という強みを活かし、SMB市場のITサポート需要という機会を掴む」ことに集約されます。

11.3. 戦略的オプションの評価

考えられる戦略的オプションは以下の3つです。それぞれのメリット・デメリット、成功確率を評価します。

オプションA: 「総合ITサービス企業」オプションB: 「特定領域のスペシャリスト」オプションC: 「緩やかな撤退」
概要複合機を起点に、サーバー、ネットワーク、業務アプリまで顧客のIT環境を包括的に支援する。強みが活かせる「ドキュメントワークフロー自動化」と「SMB向けマネージドITサービス」に特化。新規投資を抑制し、既存ハードウェア事業の効率化に徹し、キャッシュ創出を最大化する。
メリット・顧客単価の最大化 ・顧客の完全な囲い込み・経営資源を集中でき、競争優位を築きやすい ・既存の顧客基盤と保守網を最大限活用可能・短期的な利益確保 ・大規模な変革リスクの回避
デメリット/リスク・莫大な投資が必要 ・大手SIer等との全面競争 ・人材・ノウハウ不足が深刻なボトルネック・事業領域が限定される ・特化領域の市場成長率が成長の上限となる・中長期的な成長機会の完全な喪失 ・市場と共に衰退することが確実
成功確率低い中~高い(延命は可能だが)成長は不可能
推奨度非推奨強く推奨非推奨

11.4. 最終提言とアクションプラン

最終提言: クライアントは、自社の強みを最も活かせ、かつ最も現実的で成功確率の高いオプションB「特定領域のスペシャリスト」戦略を断行すべきです。

実行に向けたアクションプラン(概要):

Phase 1: 基盤構築 (1~2年)

  • 目標: ITサービス事業の土台を固め、組織の意識とスキルを変革する。
  • 主要KPI:
    • ITサービス売上比率: 15% 達成
    • リスキリングプログラム修了者数: 5,000人
    • SMB向けITサポートサービスの契約社数: 1万社
  • 主要アクション:
    1. 人材変革: 全国の営業・保守担当者を対象に、IT基礎知識(ITパスポートレベル)、ネットワーク、セキュリティに関する体系的なリスキリングプログラムを必須で開始。認定資格取得を昇進・昇格の要件に組み込む。
    2. サービス開発: SMB向けに、PCのセットアップやトラブル対応、ネットワーク監視、セキュリティ対策までを月額定額で提供する「ワンストップITサポートサービス」を戦略商品として全国展開。保守網の「駆けつけサポート」を最大の差別化要因とする。
    3. 専門部隊設立: 電子帳簿保存法対応をフックに、DMS導入を支援するコンサルティング部隊を設立し、SMBへの提案活動を強化する。

Phase 2: 成長加速 (3~5年)

  • 目標: 専門性を深化させ、サービス事業を収益の柱へと成長させる。
  • 主要KPI:
    • ITサービス売上比率: 30% 達成
    • SMB向けマネージドITサービス契約社数: 10万社
    • AI関連ソリューション売上高: 100億円
  • 主要アクション:
    1. M&Aの実行: 不足しているケイパビリティを迅速に補完するため、サイバーセキュリティ専門企業、およびクラウドインテグレーションに強みを持つ中小SIerをターゲットとしたM&Aを実行する。
    2. AIソリューション開発: 生成AIとAI-OCRを組み合わせた「AIワークフロー自動化ソリューション」を、特に紙業務が多く残る特定業種(例:製造業の受発注業務、不動産業の契約書管理、医療機関の問診票データ化)向けに開発・提供する。
    3. 次世代ハードウェア開発: 複合機を「AIエッジデバイス」として再定義し、次世代機にAIプロセッサと外部AIサービスとのAPI連携機能を標準搭載。ハードウェアをサービス提供のためのプラットフォームとして進化させる。

第12章:付録

引用文献

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  210. AWS Marketplace: Cloud Computing Market Trends & Outlook – 2030 – Amazon.com, https://aws.amazon.com/marketplace/pp/prodview-iduhzj4wujatg
  211. IT Support Case Studies for SMEs & SMBs | Advance IT Singapore, https://www.advanceit.sg/case-study
  212. Case Studies from Ooma Office Customers, https://www.ooma.com/business/case-studies/
  213. Case Studies – See How Managed IT Services Will Help Your Business – Bryley Systems, https://www.bryley.com/resources/case-studies/
  214. AI-powered success—with more than 1,000 stories of customer transformation and innovation | The Microsoft Cloud Blog, https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-cloud/blog/2025/07/24/ai-powered-success-with-1000-stories-of-customer-transformation-and-innovation/
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  218. Choosing the Right Size Printer for Your Office: A Comprehensive Guide – DEX Imaging, https://www.deximaging.com/choosing-the-right-size-printer-for-your-office-a-comprehensive-guide/
  219. Overcoming Japan’s Uphill Battle Toward Digital Transformation, https://www.nbr.org/publication/overcoming-japans-uphill-battle-toward-digital-transformation/
  220. 【事例6選】リスキリングの活用とは?主な事例と進め方のポイントを紹介 | スキルアップAI Journal, https://www.skillupai.com/blog/for-business/reskilling/
  221. 令和6年度群馬県DX人材リスキリング推進事業 取組事例集, https://www.pref.gunma.jp/uploaded/attachment/664469.pdf
  222. リスキリング事例公開!大手企業の成功事例5選と導入プロセスを徹底解説, https://www.e-coms.co.jp/column/reskilling_success_story
  223. リスキリング国内導入事例22件を紹介!企業がリスキリングを導入する目的も解説 – BrushUP学び, https://www.brush-up.jp/reskilling/article1
  224. 事業を通じた社会課題解決 | リコーグループ 企業・IR, https://jp.ricoh.com/sustainability/solve-social-issues
  225. 製品アーキテクチャと情報の粘着性が新規事業開発に及ぼす影響-デジタル複合機業界を事例とした考察 – 兵庫県立大学, https://www.u-hyogo.ac.jp/mba/pdf/SBR/13-1/038.pdf
  226. 「デジタルビジネスの奔流に立ち向かう」コニカミノルタが挑む”業態転換” | IT Leaders, https://it.impress.co.jp/articles/-/12581
  227. コニカミノルタジャパンの働き方改革事例|生産性と事業提案力の向上を目指して, https://ws.zxy.work/case/763/
  228. 中堅・中小企業等における DX 取組事例集 – 経済産業省, https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dx-chushoguidebook/tebiki2.0archives.pdf
  229. 導入事例|コニカミノルタジャパン株式会社|DXビジネスの人材戦略を支える, https://www.works-hi.co.jp/customer/konicaminoltajapan
  230. 価格表 サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCE – キヤノン, https://canon.jp/biz/product/printer/extensions/meap/lineup/server-less-ap/pricelist
  231. 複合機の進化!生産台数と市場動向から見る未来のオフィス環境とは? – 株式会社じむや, https://www.zimu-ya.com/production-volume/
  232. 高速インクジェットプリンター オルフィス製品情報|RISO, https://www.riso.co.jp/product/orphis/index.html
  233. エプソンのスマートチャージ|製品情報, https://www.epson.jp/products/bizprinter/smartcharge/
  234. 【スマートオフィス】相談できるオフィス向け通販ならsmartoffice, https://www.smartoffice.jp/entrance.do
  235. 複合機/コピー機/プリンター関連商品|オフィスソリューション – シャープ, https://jp.sharp/business/print/
  236. トナー・インク検索 – smartoffice, https://www.smartoffice.jp/info/guide/guide-id-37879/
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