菓子業界の戦略(市場リサーチ・競合企業調査)

成熟市場のその先へ:ウェルビーイングとAIが拓く菓子業界の次世代成長戦略

  1. 第1章:エグゼクティブサマリー
  2. 第2章:市場概観(Market Overview)
    1. 市場規模と今後の予測
    2. 市場セグメンテーション分析
    3. 市場成長ドライバーと阻害要因
    4. 業界の主要KPIベンチマーク分析
  3. 第3章:外部環境分析(PESTLE Analysis)
    1. 政治(Politics)
    2. 経済(Economy)
    3. 社会(Society)
    4. 技術(Technology)
    5. 法規制(Legal)
    6. 環境(Environment)
  4. 第4章:業界構造と競争環境の分析(Five Forces Analysis)
    1. 供給者の交渉力:中〜高
    2. 買い手の交渉力:高
    3. 新規参入の脅威:中〜高
    4. 代替品の脅威:高
    5. 業界内の競争:高
  5. 第5章:バリューチェーンとサプライチェーン分析
    1. バリューチェーン分析
    2. サプライチェーン分析
  6. 第6章:顧客需要の特性分析
    1. 顧客セグメンテーション
    2. KBF(Key Buying Factor)の変化
  7. 第7章:業界の内部環境分析
    1. VRIO分析:持続的な競争優位の源泉
    2. 人材動向
    3. 労働生産性
  8. 第8章:AIの影響やインパクト(特別章)
    1. 商品開発
    2. 製造・生産
    3. マーケティング・販売
    4. サプライチェーン管理
  9. 第9章:主要プレイヤーの戦略分析
    1. 大手総合菓子メーカー
    2. 特定分野の強者
    3. 小売PB(強力な競合)
    4. 海外プレイヤー(日本市場)
  10. 第10章:戦略的インプリケーションと推奨事項
    1. 今後5~10年で勝者と敗者を分ける決定的要因
    2. 捉えるべき機会と備えるべき脅威
    3. 最終提言:ハイブリッド型成長戦略「デュアル・トランスフォーメーション」
  11. 第11章:付録
    1. 参考文献・引用データリスト
      1. 引用文献

第1章:エグゼクティブサマリー

本レポートは、日本の菓子業界が直面する多層的な課題に対し、持続可能な成長を実現するための事業戦略を策定することを目的とする。調査対象は、チョコレート、スナック菓子、ビスケット、米菓、キャンディ、和洋生菓子などの主要カテゴリに加え、関連する原材料、流通、包装業界までを網羅する。国内市場は、①健康・ウェルビーイング志向という不可逆的なメガトレンド、②カカオや砂糖をはじめとする原材料価格の高騰とサプライチェーンの脆弱性、③人口減少と高齢化による構造的変化、④コンビニエンスストア(CVS)やEC(電子商取引)へのパワーシフトという、四重の構造的課題に直面している。

本分析が導き出した最も重要な結論は、菓子業界が従来の「マス市場向け嗜好品」という単一のビジネスモデルから脱却し、「価値の二極化」に対応するポートフォリオ経営へと移行する歴史的な岐路に立っているという点である。今後の勝者と敗者を分ける決定的な要因は、以下の3点に集約される。第一に、健康や機能性といった新たな付付加価値を、科学的根拠をもって提供できるか。第二に、D2C(Direct to Consumer)とAI(人工知能)を駆使して顧客と直接的な関係を構築し、LTV(顧客生涯価値)を最大化できるか。そして第三に、サステナビリティ(持続可能性)への社会的要請を単なるコスト増としてではなく、ブランド価値の向上と価格プレミアムへ転換できるかである。

これらの分析に基づき、取るべき事業戦略として、以下の4点を強く推奨する。

  1. 事業ポートフォリオの再構築: 既存のマス市場向け商品を「安定収益事業」と位置付ける一方、「ウェルビーイング/プレミアム市場向け」を「成長事業」として明確に分離する。前者では生産・供給の効率性を徹底的に追求し、後者には研究開発やマーケティングの経営資源を重点的に配分することで、ポートフォリオ全体の最適化を図る。
  2. D2C事業本部の設立とAI投資の加速: 顧客データ基盤(CDP)の構築を核とし、パーソナライズ商品の開発やファンコミュニティ形成を主導する専門組織を立ち上げる。特に、AIを活用した需要予測とサプライチェーン最適化への投資は、食品ロス削減と収益性改善に直結する最優先課題と位置づけるべきである。
  3. 「サステナブル・プレミアム」ブランドの創設: フェアトレード認証カカオやRSPO認証パーム油、脱プラスチックパッケージなどを積極的に採用し、その背景にあるストーリーを訴求する高価格帯ブランドを新たに立ち上げる。これにより、コスト上昇分を吸収しつつ、倫理的消費を重視する新たな顧客層を開拓する。
  4. 研究開発(R&D)の方向転換: 従来の「味」や「食感」の研究開発に加え、フードテック(代替甘味料、機能性素材など)や、健康効果を実証するための臨床研究への投資を大幅に拡大する。「おいしいサプリメント」としての領域を確立し、医薬品メーカーなど異業種からの参入に対抗する。

第2章:市場概観(Market Overview)

市場規模と今後の予測

国内の菓子市場は、成熟市場でありながらも、価格改定の浸透と需要の回復により、金額ベースでは堅調に推移している。矢野経済研究所によると、2023年度の国内流通菓子市場規模は、メーカー出荷金額ベースで前年度比5.6%増の2兆1,039億円に達した 1。この成長は、コロナ禍からの人流回復やインバウンド(訪日外国人)需要の回復が追い風となったことに加え、原材料高騰を受けた価格改定が市場規模を押し上げた側面が大きい 2。2024年度も同3.1%増の2兆1,689億円と、引き続き拡大が予測されている 2。和・洋菓子やデザート類まで含めた菓子総市場規模は、2023年度で2兆3,639億円と推計される 4。

一方で、世界の菓子市場は依然として成長軌道にある。2023年に約2,070億米ドルであった市場は、2032年までに約2,784億米ドルへ、年平均成長率(CAGR)3.36%で成長する見込みである 5。地域別では欧州が最大の市場シェア(38.38%)を占めており、アジア太平洋地域も可処分所得の増加を背景に力強い成長を見せている 5。この国内市場の成熟と海外市場の成長ポテンシャルの対比は、国内メーカーにとって海外展開が重要な成長戦略オプションであることを明確に示している。

市場セグメンテーション分析

国内市場は、製品カテゴリ、販売チャネル、価格帯によって明確にセグメント化されている。

  • 製品カテゴリ別: 株式会社インテージのデータによれば、チョコレート(市場規模約4,300億円)、スナック菓子(同約4,100億円)、キャンディ(同約3,200億円)、ビスケット(同約2,500億円)が主要なカテゴリを形成している 6。特筆すべきはキャンディ・キャラメル市場の急成長であり、若年層を中心としたグミ人気と、のど飴の需要回復を背景に、2023年度には前年比11.4%増の2,843億円に達し、ビスケット市場に迫る規模となっている 2。
  • 販売チャネル別: スーパーマーケット(SM)とコンビニエンスストア(CVS)が依然として二大販売チャネルであるが、その役割は分化している。消費者はSMで定番品をまとめ買いし、CVSで新商品や少量パックを「ついで買い」する傾向がある。近年、EC、特にメーカーが直接消費者に販売するD2Cモデルの重要性が増しており、特定の商品を指名買いする「目的買い」の場となっている。
  • 価格帯別: 市場は、①日常消費向けのマス市場、②自分へのご褒美やギフト向けのプレミアム市場、③価格訴求力の高いプライベートブランド(PB)市場、の三層構造が鮮明になっている。原材料高騰を背景に、消費者は日常的にはPB商品を選択し、特別な機会にはプレミアム商品を購入するという「メリハリ消費」の傾向を強めている 7。

市場成長ドライバーと阻害要因

菓子市場の成長は、複数のドライバーによって牽引される一方、深刻な阻害要因にも直面している。

  • 主な成長ドライバー:
    • 健康・ウェルビーイング需要: 低糖質やプロテイン配合など、罪悪感なく楽しめる「ギルトフリー」商品の需要拡大 8。
    • プチ贅沢消費: 高価格帯でも品質やストーリー性を重視する消費者の存在 7。
    • インバウンド需要の回復: 訪日外国人による土産物需要の復活 3。
    • SNSによるトレンド形成: 「映え」る見た目やASMR(咀嚼音)などがヒットの起爆剤となる 9。
  • 主な阻害要因:
    • 原材料・エネルギー・物流コストの高騰: カカオ豆 11 や原油 12 をはじめとするコスト上昇が収益を圧迫。
    • 国内人口減少・高齢化: 長期的な市場縮小圧力。
    • 可処分所得の伸び悩み: 消費者の節約志向を強め、価格への感度を高める 7。

国内市場の金額ベースでの成長は、主に価格転嫁によるものであり、多くのカテゴリで数量ベースでは前年割れとなっている企業も少なくない 3。この「見せかけの成長」の裏では、消費者のより安価なPBへのスイッチや、購入頻度の減少が静かに進行している可能性があり、楽観は許されない状況である。

業界の主要KPIベンチマーク分析

業界の収益構造と生産性を評価するため、主要なKPIを分析する。

  • 主要企業の売上高・営業利益率: 大手菓子メーカー各社は、それぞれ異なる強みと収益構造を持つ。例えば、カルビーはスナック菓子市場での圧倒的なシェアを背景に高い営業利益率を維持している一方、明治ホールディングスは菓子を含む食品事業全体で巨大な売上規模を誇る 13。各社のIR資料を分析することで、事業ポートフォリオと収益性の関係が明らかになる。
  • 一人当たり年間消費額: 菓子の年間消費額は全国平均で約82,726円だが、地域差が大きい。最も消費額が多いのは石川県(101,382円)、最も少ないのは沖縄県(65,595円)である 16。このデータは、画一的な全国マーケティングではなく、地域特性に合わせた戦略の有効性を示唆している。

表2.1: 国内菓子市場カテゴリ別規模と成長率(2021-2024年度)

カテゴリ2021年度市場規模(億円)2022年度市場規模(億円)2023年度市場規模(億円)2023年度成長率主要トレンド
チョコレート約4,300高カカオ・健康志向、サステナブル調達が焦点
スナック菓子約4,1002桁増価格改定後も販売数量が堅調に推移
キャンディ・キャラメル約3,2002,843+11.4%グミ・のど飴が市場を強力に牽引
ビスケット・クッキー約2,500新規性と定番の安定需要が混在
米菓健康志向(減塩など)と伝統的需要
流通菓子市場全体19,36719,61421,039+5.6%価格改定と人流回復が市場を押し上げ

注: 市場規模はメーカー出荷金額ベース。カテゴリ別市場規模は2021年度時点の参考値。成長率は2023年度の前年度比。
出典: 矢野経済研究所 1, 株式会社インテージ 6 のデータを基に作成。


第3章:外部環境分析(PESTLE Analysis)

菓子業界を取り巻くマクロ環境は、政治、経済、社会、技術、法規制、環境の各側面から複雑な影響を受けている。これらの要因は相互に連鎖し、業界の構造変革を促している。

政治(Politics)

  • 食品関連法規の厳格化: 機能性表示食品制度は、科学的根拠を提示できれば健康価値を訴求できる大きな機会となる 17。一方で、アレルゲンや原産地表示の厳格化は、メーカーの管理コストを増大させる要因となる。
  • 食品安全基準の国際標準化: HACCP(ハサップ)の考え方を取り入れた衛生管理の完全義務化 18 は、製品の安全性を高める一方で、対応できない中小メーカーにとっては参入障壁となり、業界再編を加速させる可能性がある。
  • 国際情勢と地政学リスク: 原材料の多くを海外に依存するため、調達国の政情が事業に直結する。特に、世界供給の大部分を占めるコートジボワールとガーナのカカオ生産における児童労働問題や政情不安 20、インドネシアとマレーシアのパーム油生産における労働問題 22 は、サプライチェーンの断絶リスクであると同時に、人権デューデリジェンス(人権侵害のリスクを調査し、予防・軽減する取り組み)への対応を企業に迫る。また、EUの混合食品規制 24 のような輸出先の規制強化への対応も不可欠である。

経済(Economy)

  • 未曾有の原材料価格高騰: チョコレートの主原料であるカカオ豆は、西アフリカでの異常気象や病害に加え、投機マネーの流入、生産者の他作物への転作といった複合的な要因が絡み合い、歴史的な価格高騰を記録している 11。砂糖 26、小麦、油脂、乳製品も同様に高騰しており、製造原価を著しく圧迫している。
  • コストプッシュ型インフレ: 原油価格の高騰は、工場の稼働に必要なエネルギーコストや、製品を全国に届けるための物流コストを押し上げている 12。これらのコスト増は、原材料高と相まってメーカーの収益性を二重に圧迫する。
  • 価格転嫁のジレンマ: 調査によれば、9割以上の消費者が菓子の値上げを実感しており 28、値上げ率が10%を超えると約42%が購入中止を検討するなど、消費者の価格感度は非常に高い 28。しかし、同調査では、消費者は価格を維持するために「味が落ちる」ことを最も嫌う傾向も示されており、品質を維持しながらの慎重な価格戦略が求められる。

社会(Society)

  • 健康・ウェルビーイング志向の深化: 消費者の関心は、単なるカロリーオフから、より積極的な健康価値の追求へとシフトしている。「ギルトフリー」(罪悪感なく楽しめる)が重要なキーワードとなり、低糖質、低脂質、グルテンフリー 30、高たんぱくといった機能性が求められている 8。さらに、女性特有の健康課題に寄り添う「フェムケア」関連商品 31 など、よりパーソナルなニーズに対応した市場が生まれつつある。
  • 人口動態の変化: 総人口の減少と高齢化は、市場構造を根本から変える。65歳以上の人口増加は、栄養補給や嚥下(えんげ)に配慮したシニア向け食品市場の拡大を意味する 32。同時に、単身世帯や核家族化の進行は、一度に食べきれる個包装や小容量パッケージへの需要を高めている 33。
  • 消費行動のデジタルシフトと価値観の多様化: Z世代を中心に、SNSが購買行動に大きな影響を与えている。Instagramでの「写真映え」や、TikTokでの咀嚼音を楽しむ「ASMR」動画がヒットのきっかけとなるケースが増加している 9。また、製品の背景にあるストーリーや、フェアトレード認証のような社会貢献性、環境への配慮を重視する「意味消費」が拡大しており、価格以外の新たな価値軸が台頭している。

技術(Technology)

  • フードテックの進化: 原材料リスクへの対応と新たな価値創造の両面で、フードテックが鍵を握る。遺伝子組換え微生物によって作られる甘味タンパク質 34 のような代替甘味料や、研究が進む培養カカオは、将来的に供給不安を解消する可能性がある。
  • 製造技術の高度化: 独自の食感(サクサク、もちもち等)を生み出す加工技術は、模倣困難な競争優位の源泉となる。また、フードロス削減に直結する長期保存技術(特殊な電子回路を用いた鮮度保持装置や真空技術など)に関する特許出願も活発化している 35。
  • デジタル技術の浸透: D2Cプラットフォームやサブスクリプションモデルは、小売業者を介さずに顧客と直接つながることを可能にし、貴重な顧客データを収集する手段となる 38。AIによるトレンド予測やパーソナライズ化の進展は、第8章で詳述する。

法規制(Legal)

  • 表示・広告に関する規制: 機能性を謳う際には、景品表示法に基づき、消費者に誤解を与えない客観的かつ正確な表示が求められる。過度な健康効果の訴求は厳しく規制される。
  • 製造物責任法(PL法): 異物混入やアレルギー表示の誤りといった製品の欠陥は、消費者の安全を脅かすだけでなく、リコール費用やブランドイメージの毀損といった甚大な損害をもたらすリスクとなる。

環境(Environment)

  • サステナブル調達への要請: 消費者や投資家からの環境・社会への配慮を求める声は年々高まっている。熱帯雨林の破壊や労働問題と関連付けられるパーム油については、持続可能な生産を認証する「RSPO認証」 40 の取得が、カカオについては児童労働問題などに対応する「フェアトレード認証」 11 の調達が、企業の社会的責任として強く求められるようになっている。
  • 環境配慮型パッケージへの転換: プラスチックごみ問題への関心の高まりから、ネスレ日本の「キットカット」が外装を紙パッケージに切り替えた事例 43 に代表されるように、脱プラスチックやバイオマス素材への転換が急務となっている。ただし、これは包材コストの上昇に直結するため、コスト吸収や価格転嫁が課題となる。
  • 食品ロス削減の義務化: SDGs(持続可能な開発目標)のターゲットにも掲げられている食品ロス削減は、今や企業の任意努力ではなく、社会的責務となっている 44。森永製菓が2030年までにフードロスを70%削減(2019年度比)するという目標を掲げる 45 など、各社が具体的な数値目標を設定し、取り組みを強化している。

これらのマクロ環境要因は、それぞれが独立して存在するのではなく、複雑に絡み合っている。例えば、カカオ産地の「環境」問題(気候変動)が「経済」的な価格高騰を招き、それが消費者の「社会」的な意識(フェアトレード支持)を喚起し、企業の「政治・法規制」的な対応(人権デューデリジェンス)を不可避にしている。このような連鎖的な影響を理解することが、未来の事業環境を正確に予測し、先手を打つための鍵となる。

第4章:業界構造と競争環境の分析(Five Forces Analysis)

菓子業界の収益構造と競争の力学を、マイケル・ポーターの「ファイブフォース分析」のフレームワークを用いて分析する。その結果、業界の収益性は多方面からの強い圧力に晒されていることが明らかになった。

供給者の交渉力:中〜高

菓子業界は、原材料供給者に対して比較的弱い立場にある。

  • 農産物サプライヤー: カカオ豆、砂糖、小麦粉などの主要原材料は農産物であり、その生産は天候不順や産地の病害、地政学リスクに大きく左右される。特にカカオ豆は、生産地がコートジボワールとガーナに極端に集中しているため供給構造が脆弱であり、価格高騰時には供給者の交渉力が著しく高まる 11。
  • 専門資材メーカー: 特定の風味を生み出す香料や、製品の品質を保持する特殊な包装資材を供給するメーカーは、専門性が高く代替が難しいため、比較的強い交渉力を持つ。

買い手の交渉力:高

買い手、特に大手小売業者と最終消費者は、業界に対して非常に強い交渉力を持っている。

  • 大手小売チェーン: CVSやSMといった大手小売業者は、全国的な販売網を背景に、メーカーに対して絶大な力を持つ。店舗の限られた棚スペースを確保するための「棚割り」交渉、PB商品の開発・製造要求、販促キャンペーンへの協賛金要求など、メーカーの利益率を圧迫する要因は多い 47。
  • 最終消費者: インターネットやSNSの普及により、消費者は容易に商品情報を比較検討できるようになった。これにより価格感度は高まっており、値上げに対する抵抗感は根強い 28。一方で、健康機能性やブランドストーリーといった付加価値を認めれば、プレミアム価格を受け入れる二面性も持ち合わせている 7。

新規参入の脅威:中〜高

従来のマス市場への参入障壁は高いものの、新たなチャネルとコンセプトを活用した新規参入の脅威は増大している。

  • D2Cスタートアップ: ECプラットフォームの進化により、大規模な設備投資や流通網なしに事業を開始できるようになった。Bean to Barチョコレートの「Minimal」 39 や、AIを活用したパーソナライズドスナックのサブスクリプションサービス「snaq.me」 48 のように、特定のコンセプトに特化し、高い顧客エンゲージメントを武器にニッチ市場で高収益を上げるプレイヤーが登場している。
  • 異業種からの参入: 製薬会社が、その研究開発力と信頼性を背景に機能性表示食品市場へ参入する動きが活発化している 49。例えば、大塚製薬はニュートラシューティカルズ(科学的根拠に基づく食品)事業として機能性表示食品を展開している 50。
  • 海外ブランド: 日本市場の成熟と消費者の品質への要求の高さは、海外のプレミアムブランドにとって魅力的な市場であり、常に参入の機会を窺っている。

代替品の脅威:高

消費者の「間食」や「嗜好品」への欲求を満たすものは、菓子だけではない。

  • 健康志向の代替品: 健康志向の高まりを受け、生鮮果物、ヨーグルト、ナッツ類、プロテインバー、さらにはサプリメントや機能性飲料が、従来菓子のシェアを奪っている。特に、砂糖の摂取を避けたい消費者向けに、無糖菓子市場も年率3.65%で成長すると予測されている 51。
  • 体験型の代替品: スターバックスなどのカフェで提供されるスイーツやドリンクは、単なる製品ではなく、「心地よい空間で過ごす時間」という体験価値を提供しており、強力な代替品となっている。

業界内の競争:高

国内市場には強力なプレイヤーがひしめき合い、競争は極めて熾烈である。

  • 大手ナショナルブランド間の競争: 明治、ロッテ、江崎グリコ、カルビー、森永製菓といった大手メーカー間では、新商品開発、大規模なテレビCMや販促キャンペーンが絶え間なく繰り広げられ、激しいシェア争いが続いている 13。
  • PB商品との競争: CVSやSMが展開するPB商品は、ナショナルブランド(NB)と同等品質の製品をより低価格で提供することで、消費者の支持を集めている。原材料高騰局面では、節約志向の消費者がNBからPBへシフトする動きが加速している 7。

この分析から浮かび上がるのは、菓子業界が「供給者からのコスト圧力」と「買い手からの価格引き下げ圧力」に常に挟まれる「サンドイッチ構造」にあるという厳しい現実である。この構造的課題から脱却するためには、同業他社との水平方向の競争に勝利するだけでは不十分であり、バリューチェーン全体を見直し、新たな価値創造の源泉を見出す必要がある。

第5章:バリューチェーンとサプライチェーン分析

菓子業界の価値創造プロセスと、その根幹を支えるサプライチェーンには、競争優位の源泉と同時に、深刻な脆弱性が内在している。

バリューチェーン分析

菓子業界のバリューチェーンは、①原料調達から⑥顧客フィードバックまで多岐にわたるが、価値の源泉は時代と共に変化している。

  • ① 原料調達: かつてはコスト削減が主眼であったが、現在ではサステナブルな調達がブランド価値を左右する重要要素となっている。フェアトレード認証カカオ 11 やRSPO認証パーム油 40 の使用は、倫理的消費を重視する顧客への強力なアピールとなる。
  • ② 商品企画・研究開発: 価値の源泉が、伝統的な「おいしさ」から「健康機能性」へと大きくシフトしている。代替甘味料 34 などのフードテックを活用した新素材開発力や、製品の健康効果を科学的に実証する研究能力が、他社との差別化を決定づける。
  • ③ 製造・品質管理: 「ポッキー」のチョコレートコーティング技術や、「じゃがりこ」の独特な食感を生み出す製法など、特許に裏付けられた独自の製造技術は模倣困難な強みである。また、HACCP 18 に準拠した徹底的な品質管理は、消費者の信頼を勝ち得るための必須条件である。
  • ④ マーケティング・ブランディング: ロングセラーブランドが持つ長年の信頼は依然として強力な無形資産である。しかし、その価値伝達方法は変化を迫られている。マス広告に加え、SNSを活用したZ世代との対話 10 や、D2Cチャネルを通じた顧客との直接的な関係構築 38 が、新たなブランド価値創造の鍵を握る。
  • ⑤ 流通・販売: CVSやSMといった既存チャネルとの強固な関係は事業基盤であるが、過度な依存は利益率の低下や価格決定権の喪失につながる。自社ECサイト、特にD2Cチャネルの構築は、収益性改善と顧客データ獲得という二重のメリットをもたらす。
  • ⑥ アフターサービス(顧客フィードバック): D2CやSNSを通じて得られる顧客からの直接的なフィードバックは、次の商品開発やサービス改善に活かすことができる貴重な情報資産となる。

従来のバリューチェーンでは「製造」が価値創造の中心であったが、現代ではその両端、すなわち「原料調達」におけるストーリー性と、「販売」における顧客との直接的な関係性の重要性が飛躍的に高まっている。

サプライチェーン分析

効率性を追求してきたグローバルなサプライチェーンは、その裏側で深刻な脆弱性と課題を抱えている。

  • 原材料調達のグローバルな脆弱性: サプライチェーンは特定地域への依存という大きなリスクを内包している。カカオ豆の生産は西アフリカのコートジボワールとガーナに、パーム油は東南アジアのインドネシアとマレーシアに極端に偏在している 21。これらの地域で気候変動による不作や政情不安が発生した場合、サプライチェーンが寸断され、生産が停止するリスクと常に隣り合わせである。
  • 食品ロス問題: 製造、流通、販売の各段階で発生する食品ロスは、直接的なコスト増であると同時に、販売機会の損失でもある。特に、日本の食品業界特有の「3分の1ルール」という商慣習(賞味期間の最初の3分の1までに小売店に納品しなければならないというルール)は、まだ十分に食べられる製品の大量廃棄を助長してきた 44。近年、このルールの緩和に向けた動きが進んでいるが 54、AIによる高精度な需要予測の導入が、この問題の根本的な解決策として期待されている 55。
  • 物流コストと管理の複雑性: 原油価格高騰による輸送コストの上昇 12 は、全製品に影響を与える。特に、洋生菓子やアイスクリームなど、厳格な温度管理が必要なコールドチェーン製品は、物流コストが高く、管理も複雑である。森永製菓と伊藤園が取り組むような、異業種間での共同配送は、物流効率化の有効な手段となりうる 56。

サプライチェーンのグローバル化は、コスト効率を極限まで高めた一方で、その代償として「脆弱性」と「不透明性(児童労働などの人権問題)」という負の側面を生み出した。今、業界に求められているのは、効率一辺倒ではない、レジリエンス(回復力・強靭性)とトレーサビリティ(追跡可能性)を重視した、持続可能なサプライチェーンへの再構築である。

第6章:顧客需要の特性分析

菓子市場の顧客は、もはや単一の塊として捉えることはできない。デモグラフィック(人口動態)、購買動機、ライフスタイルによって細分化されており、それぞれが異なる価値を求めている。この変化を理解することが、次世代の商品開発とマーケティングの出発点となる。

顧客セグメンテーション

  • デモグラフィック(人口動態)別:
    • Z世代(1990年代後半~2010年代序盤生まれ): 彼らの消費行動はSNSと密接に結びついている。商品の見た目がSNSで共有する価値があるか(「映え」)、咀嚼音が面白いか(「ASMR」)といった点が購買を大きく左右する 10。また、学校などリアルな場での友人との「シェア」が前提となるため、分けやすい個包装や大容量であることが重視される 57。彼らはマスメディアよりもインフルエンサーや友人の口コミを信頼する傾向が強い 58。
    • ミレニアル世代(1980年代~1990年代前半生まれ): 子育て世代も多く含むこの層は、自分自身と家族の健康に対する意識が非常に高い。人工甘味料や添加物を避け、オーガニック素材やナチュラルな原材料を使用した「ギルトフリー」商品を積極的に選択する。AIを活用したパーソナライズドサービス「snaq.me」のような、自分の嗜好や健康ニーズに合わせて最適化された商品提案への関心が高い 48。
    • シニア層(65歳以上): 健康寿命の延伸が最大の関心事であり、菓子に対しても「楽しむ」だけでなく「健康を維持する」機能を求める。少量でも満足感のある高品質なもの、カルシウムやたんぱく質などの栄養素が補給できるもの、あるいは糖質や塩分が控えめなものが好まれる 32。衝動買いは少なく、長年の経験に基づき、自身の判断でじっくりと商品を選び抜く傾向がある 59。
  • 購買動機別:
    • 自分へのご褒美: 仕事や家事の合間に、少し贅沢なプレミアムチョコレートや専門店のケーキでリフレッシュしたいという動機。
    • ストレス解消・癒し: 甘いものや、心地よい食感(パリパリ、もちもち等)の菓子を食べることで、精神的な満足感や安らぎを得たいという動機。
    • 健康維持・機能性: 間食を通じて、たんぱく質や食物繊維を摂取したり、血糖値の上昇を抑えたりと、明確な健康上の目的を持つ。この場合、「おいしさ」よりも「機能」が優先されることがある。
    • コミュニケーション: 家族との団らんの時間に食べる大袋のスナック菓子や、友人宅への手土産、職場での差し入れなど、人との繋がりを円滑にするツールとしての役割。

KBF(Key Buying Factor)の変化

顧客が商品を購買する際に重視する要因(KBF)は、伝統的なものから新たな価値軸へと大きくシフトしている。

  • 伝統的なKBF:
    • 味: おいしさは依然として最も基本的な要素。
    • 価格: コストパフォーマンス、手頃さ。
    • 容量: お得感、満足感。
  • 新たなKBF:
    • ウェルビーイング(心身の健康): 健康への貢献度(低糖質、高たんぱく等)、罪悪感のなさ(ギルトフリー)、リラックス効果などメンタルヘルスへの寄与。
    • 体験価値: SNSで共有したくなるパッケージデザインや商品の見た目、ASMRを誘発するユニークな食感、ブランドが発信する世界観やストーリーへの共感。
    • 利便性・合理性: オフィスや移動中でも手を汚さずに食べられる、長期保存が可能でストックしやすい個包装。
    • 倫理性・社会性: フェアトレードやレインフォレスト・アライアンス認証など、持続可能な原材料調達への配慮、環境負荷の少ないパッケージ。

このKBFの変化は、顧客がもはや「菓子」というモノ自体を消費しているのではなく、それを通じて得られる「体験」や「価値観」を消費していることを示している。SNSの普及は、個人の消費行動を「他者からの承認を得るためのパフォーマンス」へと変容させた。この文脈において、パッケージデザインや商品のビジュアルは、味と同等、あるいはそれ以上に重要な購買決定要因となり得るのである。

第7章:業界の内部環境分析

企業の持続的な競争優位は、外部環境への適応能力だけでなく、内部に保有する独自の経営資源やケイパビリティ(組織的能力)によって決定される。VRIOフレームワーク、人材、生産性の観点から業界の内部環境を分析する。

VRIO分析:持続的な競争優位の源泉

VRIOは、企業の経営資源が持つ競争上のポテンシャルを「経済的価値(Value)」「希少性(Rarity)」「模倣困難性(Inimitability)」「組織(Organization)」の4つの観点から評価するフレームワークである。

  • 価値(Value)があり、希少(Rarity)な経営資源:
    • 強力なロングセラーブランド: 「ポッキー」や「きのこの山」、「じゃがりこ」といった、世代を超えて認知され、愛されているブランドは、高い価値と希少性を持つ。
    • 全国を網羅する販売網: 大手メーカーが長年かけて構築してきた、全国津々浦々の小売店との取引関係と物流網は、新規参入者が容易に構築できるものではない。
    • 独自の製造技術・ノウハウ: 特定の食感や風味を生み出す、特許で保護された製造技術や、長年の経験から蓄積された職人的なノウハウ。
    • 機能性素材に関する研究開発の蓄積: 特定の素材が持つ健康機能性に関する、長年にわたる基礎研究データや臨床試験の知見。
  • 模倣困難性(Inimitability)と組織(Organization):
    上記のブランドの信頼性や研究開発の蓄積は、莫大な時間と投資を要するため、短期的な模倣は極めて困難である。これが持続的な競争優位の源泉となる。
    しかし、これらの強みが「過去の成功体験への固執」や「部門間のサイロ化」といった組織の硬直性と結びつくと、市場環境の変化への対応を遅らせる「負の遺産」にもなり得る。例えば、既存の流通チャネルとの関係を重視するあまり、D2Cのような新たなビジネスモデルへの挑戦が遅れるケースが考えられる。真の競争優位を維持するためには、これらの強みを活かしつつ、デジタル人材を積極的に登用し、変化に迅速に対応できる柔軟な組織文化を醸成することが不可欠である。

人材動向

業界の変革を担う人材の需要は、質・量ともに大きく変化している。

  • 求められる人材像のシフト: 従来の食品化学系の研究開発職や製造技術者に加え、新たな専門性を持つ人材の需要が急増している。具体的には、POSデータや顧客の行動データを分析し、需要予測や商品開発に活かすデータサイエンティスト、D2C事業をグロースさせるデジタルマーケター、代替原料や新素材を探索するフードテック専門家、そして海外事業を牽引するグローバル人材である 61。
  • 人材獲得競争と賃金水準: 特にデータサイエンティストのようなデジタル人材は、IT業界をはじめとする他業界との熾烈な獲得競争に直面している。求人情報によれば、データサイエンティストの年収レンジは500万円から1,000万円以上に及び 63、食品業界の伝統的な賃金体系では、トップクラスの人材を惹きつけることが困難になりつつある。一方で、製造現場のオペレーターの時給は1,000円〜1,400円程度 64、正社員の平均年収は300万円台 65 というデータもあり、職種による賃金格差と、他業界との人材獲得競争という二つの課題が浮き彫りになる。

労働生産性

コスト高騰と人手不足という二重の課題に対応するため、生産性の向上は喫緊の経営課題である。

  • スマートファクトリー化のポテンシャルと課題: 製造ラインの自動化、スマートファクトリー化は、生産性向上に大きく貢献する。AI画像認識を用いた不良品検知システムの導入で不良率を30%削減した事例や、MES(製造実行システム)の導入で稼働率を15%向上させた事例では、投資回収期間(ROI)がそれぞれ2年、1.8年と報告されている 67。しかし、高額な初期投資とROIの不透明感が導入の障壁となることも多い 68。成功の鍵は、単にツールを導入するだけでなく、それを使いこなすための人材育成をセットで進めることにある 67。
  • 多品種少量生産のジレンマ: 消費者の多様なニーズに応えるための新商品や季節限定品の頻繁な導入は、売上機会を創出する一方で、生産ラインの切り替えに伴う段取り替えの時間を増加させ、生産効率を低下させるというジレンマを抱える。この課題を克服するためには、AIによる高精度な需要予測に基づき、生産計画そのものを最適化することが不可欠となる。

業界が持つ最大の「強み」である伝統的なブランドや販売網が、時として変化への足枷となり得る。このパラドックスを乗り越え、デジタル時代に適応した人材と組織能力をいかに構築できるかが、今後の成長を左右する最大の内部課題である。

第8章:AIの影響やインパクト(特別章)

AI(人工知能)は、もはや単なる効率化ツールではない。菓子業界のバリューチェーン全体を再定義し、新たな競争優位を創出する戦略的な基盤技術となりつつある。

商品開発

AIは、勘と経験に頼りがちであった商品開発プロセスを、データドリブンな科学的アプローチへと変革する。

  • トレンド予測と潜在ニーズの発見: SNSの投稿文や画像、ECサイトのレビュー、POSデータといった膨大なテキスト・非構造化データをAIが解析することで、消費者が意識していない潜在的なニーズや、次なるトレンドの兆候をいち早く捉えることが可能になる。カルビーが「クランチポテト」の開発において、SNS上の「堅い食感」に関するポジティブな意見をAIで分析したことは、その好例である 69。
  • 開発プロセスの高速化: AIを用いて、数千、数万通りにも及ぶ風味、食感、機能性素材の組み合わせを高速でシミュレーションし、最適な配合の候補を絞り込む。これにより、試作品を何度も作る従来の手法に比べ、開発リードタイムを劇的に短縮し、市場投入までのスピードを加速させることができる。
  • パーソナライズド商品の実現: D2Cのサブスクリプションサービス「snaq.me」は、AI活用の先進事例である。顧客は利用開始時に自身の好みを回答し、届いた商品への評価をフィードバックする。AIはこれらのデータを学習し、回を重ねるごとに個々の顧客の嗜好に最適化された商品の組み合わせを提案する 48。これは、マス市場を前提とした商品開発とは全く異なる、顧客一人ひとりと向き合う「N=1」のアプローチである 71。

製造・生産

AIは、製造現場を「経験と勘」の世界から、「予測と最適化」の世界へと進化させ、生産性と品質を飛躍的に向上させる。

  • 需要予測の高度化による食品ロス削減: 従来の時系列分析に加え、天候、曜日、イベント、テレビCMの放映スケジュール、SNSでの話題量といった多様な外部変数をAIが統合的に分析し、製品ごと・店舗ごとの需要を高精度で予測する 55。これにより、過剰生産による廃棄ロスと、欠品による販売機会損失という二律背反の課題を同時に解決に導く。投資対効果は十分に見込めるとされている 74。
  • 品質管理の自動化と高度化: 製造ラインに設置した高解像度カメラの映像をAIがリアルタイムで解析し、菓子の形状不良(割れ、欠け)、焼きムラの判定、さらには人毛やプラスチック片といった微細な異物の混入を瞬時に検知する 75。これにより、人間の目視検査の限界を超えた精度と速度を実現し、製品の安全・安心レベルを一段と高める。
  • 設備の予知保全: 機械の稼働音や振動、温度などをIoTセンサーで常時モニタリングし、そのデータをAIが分析することで、故障の兆候を事前に検知する。米菓メーカーの竹内製菓では、チェーンコンベアの異音をAIで検知するシステムを導入し、突然のライン停止リスクを大幅に低減させることに成功した 76。

マーケティング・販売

AIは、マーケティング活動をよりパーソナルで、効果測定可能なものへと変革する。

  • デジタル広告・プロモーションの最適化: AIが顧客の属性データや購買履歴、ウェブサイト上の行動履歴を分析し、最適なターゲットセグメントを自動で抽出。そのセグメントに最も響く広告クリエイティブとメッセージを、最も効果的なタイミングとチャネルで配信することで、広告費用のROIを最大化する。ハーシー社はリアルタイムの販売データに基づき広告費を最適化するアルゴリズムを採用している 77。
  • ECサイトにおける顧客体験の向上: ECサイトにおいて、AIが顧客一人ひとりの閲覧履歴や購買パターンに基づき、最適な商品をレコメンドする。また、AIチャットボットが24時間365日、顧客からの問い合わせに自動で対応し、顧客満足度を向上させる 78。
  • 生成AIによるコンテンツ制作支援: 日清食品グループが導入した専用ChatGPT環境のように 79、生成AIを活用して、新商品のキャッチコピー、SNS投稿文、キャンペーンの企画案、パッケージデザインのラフ案などを短時間で大量に生成。マーケティング担当者の創造性を刺激し、業務効率を大幅に向上させる。

サプライチェーン管理

AIは、複雑なサプライチェーン全体を可視化し、最適な意思決定を支援する。

  • 物流・配送ルートの最適化: AIがリアルタイムの交通情報、天候、配送先の納品時間指定などを考慮し、最も効率的な配送ルートとトラックへの積載計画を瞬時に算出する。これにより、物流コストとCO2排出量の双方を削減できる。
  • 生産計画の自動立案: サントリーと日立が協創した事例では、熟練の担当者が40時間かけて立案していた複雑な生産計画を、AIがわずか1時間で自動立案することに成功した 80。これは、属人化していたノウハウを形式知化し、事業継続性を高める上でも極めて重要である。
  • 原材料価格の変動予測: 国際市況や為替レート、産地の気候データ、地政学リスク情報などをAIが分析し、将来の価格変動を予測。これにより、最適なタイミングでの原材料調達やヘッジ取引を支援し、調達コストの安定化に貢献する。

AI導入の成否を分けるのは、技術そのものではなく、その学習の源泉となる「データの質と量」である。特に、D2Cチャネルを通じて顧客から直接得られる嗜好データや評価データ(ゼロパーティデータ/ファーストパーティデータ)は、AIの予測精度を飛躍的に向上させる最も価値ある資産となる。したがって、「D2C戦略の推進」は、「AI戦略の成功」の不可欠な前提条件であると言える。

第9章:主要プレイヤーの戦略分析

菓子業界の競争環境は、それぞれ異なる強みと戦略を持つ多様なプレイヤーによって形成されている。各社の戦略を比較分析することで、業界の動向と今後の競争軸が明らかになる。

大手総合菓子メーカー

  • 明治ホールディングス: 「おいしさ・楽しさ」と「健康・安心」を両立させる「食と健康のプロフェッショナル」をグループ理念に掲げる 81。菓子事業は、牛乳・乳製品などを含む巨大な食品セグメントの中核を担い、グループ売上の8割以上を占める 81。カカオ生産地の持続可能性を支援する「メイジ・カカオ・サポート」など、サステナビリティへの取り組みも積極的 81。圧倒的なブランド力と、ヨーグルトなどで培った健康価値に関する研究開発基盤が最大の強みである。
  • 江崎グリコ: 「おいしさと健康」を企業理念とし、菓子のみならず、乳製品やレトルト食品、サプリメントまで手掛ける総合食品メーカー 82。海外売上高比率が大手の中でも比較的高く、特に「ポッキー」をグローバルブランドとして中国やASEAN、北米市場で積極的に展開している 82。
  • 森永製菓: 2030年に向けた長期経営計画で「ウェルネスカンパニーへの生まれ変わり」を明確に打ち出し、事業ポートフォリオの変革を加速させている 84。ゼリー飲料「inゼリー」や冷菓、通販事業を「重点領域」として成長を牽引させ、伝統的な菓子事業を安定収益を生み出す「基盤領域」と位置づける「選択と集中」の戦略が特徴的である 84。

特定分野の強者

  • カルビー: ポテトチップスをはじめとするスナック菓子市場で圧倒的なシェアを誇り、高い営業利益率を実現している 13。海外展開も積極的に推進しているが 83、近年の決算では原材料価格の高騰が利益を圧迫しており、コストコントロールと価格戦略が経営の重要課題となっている 15。
  • 亀田製菓: 「亀田の柿の種」に代表される米菓市場のリーディングカンパニー。近年の統合報告書では「Better For You」をスローガンに、「製菓業から米業へ」と事業ドメインの再定義を図り、米の可能性を追求する「Rice Innovation Company」を目指す姿勢を鮮明にしている 88。
  • ブルボン: 「プチシリーズ」や「アルフォート」など、ユニークで多岐にわたる商品ラインナップが強み 89。多品種少量生産を得意とし、幅広い顧客層のニーズを捉えている。「心と体の健康づくり」をテーマに、「健康増進総合支援企業」を目指している 91。

小売PB(強力な競合)

  • セブンプレミアム: セブン&アイ・ホールディングスが展開するPBは、もはや単なる廉価品ではない。「進化しつづけるブランド」をコンセプトに、大手メーカーとの共同開発を通じて高品質な商品を展開 92。健康志向や環境配慮といった現代的なニーズにも迅速に対応し 93、NBの強力な競合相手となっている。フリーズドライ果実を使った夏チョコなど、トレンドを捉えた商品開発力も高い 94。

海外プレイヤー(日本市場)

  • ネスレ日本: グローバル企業の日本法人として、巧みなブランド戦略を展開。「キットカット」では、単なるチョコレートとしてではなく、受験生のお守りといった文化的な文脈に商品を組み込むことで、独自のポジションを確立。環境配慮の観点からいち早く外装を紙パッケージに切り替える 43 など、サステナビリティの取り組みでも業界をリードしている。

大手メーカーの戦略には、「総合化」を維持する企業(明治、グリコ)と、特定の成長領域へ資源を集中させる「選択と集中」へ舵を切る企業(森永製菓)という方向性の違いが見られる。これは、成熟市場において全方位戦略が非効率化し、自社の強みが最大限に活かせる領域で戦う必要性が高まっていることの表れである。PBの台頭は、メーカーに対し「製造能力」だけでは差別化できないという現実を突きつけており、PBには模倣できない独自の「研究開発力」「ブランドストーリー」「顧客との直接的なエンゲージメント」の重要性を一層高めている。


表9.1: 主要プレイヤーの戦略ポジショニング比較

特化型総合型
プレミアム / ウェルネス市場D2Cスタートアップ (例: Minimal, snaq.me) ・強み: 特定コンセプト、高い利益率、顧客データ ・弱み: 規模、ブランド認知度 ・D2C: ビジネスモデルの中核 ・サステナビリティ: ブランドストーリーの核森永製菓 ・強み: inゼリー等のウェルネスブランド ・弱み: 菓子事業とのシナジー ・D2C: 通販事業で展開 ・サステナビリティ: 全社目標として設定
マス市場カルビー、亀田製菓 ・強み: 特定カテゴリでの圧倒的シェア ・弱み: 原材料依存、カテゴリの成熟 ・D2C: 限定的 ・サステナビリティ: 原料調達、フードロス削減明治HD、江崎グリコ ・強み: 圧倒的ブランド力、全国販売網 ・弱み: 組織の硬直性、変化への速度 ・D2C: 黎明期 ・サステナビリティ: CSR活動の中心
小売PB (例: セブンプレミアム) ・強み: 価格競争力、販売チャネル ・弱み: ブランドストーリーの欠如 ・D2C: なし ・サステナビリティ: 小売全体の戦略に依存

第10章:戦略的インプリケーションと推奨事項

これまでの包括的な分析を統合し、菓子業界が直面する構造的課題を乗り越え、持続的な成長を達成するための戦略的意味合いと、具体的な推奨事項を提言する。

今後5~10年で勝者と敗者を分ける決定的要因

菓子業界の未来は、過去の延長線上にはない。以下の3つの能力を構築できるか否かが、企業の盛衰を決定づける。

  1. コスト高騰への耐性(価格転嫁力 × コスト吸収力): 原材料やエネルギー価格の高騰は常態化する可能性が高い。この環境下で生き残るには、ブランド力や付加価値によって価格上昇を消費者に受け入れさせる「価格転嫁力」と、スマートファクトリー化やサプライチェーンの最適化によってコスト増を内部で吸収する「コスト吸収力」の双方が不可欠となる。
  2. ウェルビーイングへの対応力(科学的根拠 × 魅力的な商品化): 健康志向は一過性のブームではなく、社会の不可逆的な潮流である。「ギルトフリー」や「機能性」といった新たな価値を、単なるイメージではなく、科学的根拠に基づいて開発し、かつ消費者が「おいしい」「楽しい」と感じる魅力的な商品として具現化できるか。これは、研究開発部門とマーケティング部門の高度な連携が問われる領域である。
  3. 顧客接点の構築力(D2C × データ活用): 大手小売への過度な依存モデルは、利益率の低下と顧客情報の喪失という二重のリスクをはらむ。D2CやSNSを通じて顧客と直接的な関係を築き、そこから得られるデータを「資産」として商品開発やマーケティングに活用できるか。これは単なる販売チャネルの追加ではなく、企業全体のビジネスモデルを変革する試みである。

捉えるべき機会と備えるべき脅威

  • 機会(Opportunity):
    • アクティブシニア市場の開拓: 健康寿命の延伸に関心が高く、可処分所得も比較的多いシニア層は、機能性菓子にとって最も有望なターゲット市場である。
    • パーソナライズド・ウェルネス事業の創造: AIとD2Cを組み合わせることで、個人の健康状態やライフスタイル、嗜好に合わせた菓子や栄養補助食品を定期的に届けるサブスクリプションサービスは、高い顧客ロイヤルティと収益性が見込める。
    • アジアを中心とした海外市場の深耕: 日本の菓子が持つ「高品質」「安全・安心」というブランドイメージは、経済成長著しいアジアの中間層にとって依然として魅力的であり、大きな成長ポテンシャルを秘めている。
  • 脅威(Threat):
    • 原材料の供給途絶リスク: 気候変動や地政学リスクにより、カカオのように特定地域に供給を依存する原材料のサプライチェーンが寸断される脅威は、常に念頭に置くべき事業継続上の最重要リスクである。
    • 異業種からのディスラプション(創造的破壊): 製薬会社が臨床データに基づいた「医療に近い菓子」を、IT企業がデータ解析力を武器にした「究極のパーソナライズサービス」を投入するなど、既存の競争ルールを根底から覆すプレイヤーが出現する可能性がある。
    • ブランドの陳腐化とレガシーコスト: 変化する消費者の価値観に対応できず、長年親しまれてきたロングセラーブランドが、若者世代から「時代遅れ」と見なされるリスク。また、巨大な生産設備や旧来の組織構造が、迅速な経営判断の足枷となる「レガシーコスト」化する脅威。

最終提言:ハイブリッド型成長戦略「デュアル・トランスフォーメーション」

単一の戦略オプションでは、複雑化した市場環境に対応できない。そこで、「国内既存事業の収益最大化守りの変革)」と「D2C/ウェルネス/海外を軸とする新規事業への変革攻めの変革)」を同時に推進する、ハイブリッド型成長戦略「デュアル・トランスフォーメーション」を提言する。

  • 戦略概要:
    • 守りの変革(キャッシュカウの維持・効率化): 国内のマス市場向け既存事業は、収益の柱「キャッシュカウ」と位置づける。ここでは、スマートファクトリー化による徹底的な生産性向上、AIを活用した需要予測による食品ロスと在庫の圧縮、大手小売との協調による安定供給体制の維持に注力する。この事業で創出したキャッシュを、「攻めの変革」への投資原資として戦略的に振り向ける。
    • 攻めの変革(新たな成長エンジンの創造): 既存の組織とは独立した権限を持つ事業部として「D2Cウェルネス本部」を設立する。この組織は、失敗を許容するスタートアップ的な文化を持ち、迅速な意思決定を行う。ミッションは、①AIと顧客データを活用したパーソナライズド商品の開発、②サステナビリティを価値の源泉とするプレミアムブランドの展開、③成長が見込める海外市場(例:東南アジア)へのD2Cモデルでのテストマーケティング、の3点に集約される。
  • 実行に向けたアクションプラン(概要):
フェーズ期間主要アクションKPI(重要業績評価指標)
Phase 1: 基盤構築1~2年目・D2Cウェルネス本部の設立、外部からのデジタル人材(責任者クラス)の登用 ・顧客データ基盤(CDP)の導入とデータ統合 ・AI需要予測システムのパイロット導入(特定カテゴリ) ・サステナブル・プレミアムブランドのコンセプト開発と小規模なテスト販売・D2Cサイトの会員登録数 ・CDPへのデータ統合率 ・パイロット導入での予測精度向上率 ・テスト販売での顧客受容度
Phase 2: 事業拡大3~5年目・D2C事業の本格展開、サブスクリプションモデルの導入 ・AI活用範囲をサプライチェーン全体(調達、生産計画)へ拡大 ・特定海外市場でのD2C事業開始 ・フードテック・スタートアップとの提携またはM&Aによる技術獲得・D2C事業の売上高比率 ・サプライチェーン全体での食品ロス削減率 ・海外D2C事業の売上高 ・獲得した新技術の製品化件数

この「デュアル・トランスフォーメーション」戦略は、既存事業の強みを活かして安定的な収益を確保しつつ、未来の成長に向けた大胆な変革に投資することを可能にする。組織的な困難を伴うが、これこそが成熟市場のその先へ進むための、唯一の道であると結論づける。

第11章:付録

参考文献・引用データリスト

  • 業界団体・省庁
    • 全日本菓子協会: 95
    • 経済産業省: 79
    • 農林水産省: 12
    • 厚生労働省: 101
    • 消費者庁: 17
    • 国民生活センター: 42
  • 市場調査会社
    • 矢野経済研究所: 1
    • インテージ: 6
    • 富士経済: 103
    • Fortune Business Insights: 5
    • Spherical Insights: 107
    • Global Research: 108
    • IMARC Group: 51
  • 企業IR資料・ウェブサイト
    • 明治ホールディングス: 81
    • 江崎グリコ: 82
    • 森永製菓: 45
    • カルビー: 15
    • ブルボン: 89
    • 亀田製菓: 88
    • セブン&アイ・ホールディングス: 92
    • ノーベル製菓: 121
    • 大塚製薬: 50
  • 業界紙・ニュースサイト・その他
    • 日本食糧新聞: 97
    • PR TIMES: 8
    • note: 7
    • ダイヤモンド・リテールメディア: 54
    • MarkeZine: 124
    • その他、本レポート作成にあたり参照したウェブサイト多数。

引用文献

  1. 矢野経済研究所/流通菓子市場に関する調査を実施2024(飲料OEMコム), https://www.drink-oem.com/hh-topics-202440.html
  2. 流通菓子市場に関する調査を実施(2024年) | ニュース・トピックス – 矢野経済研究所, https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3616
  3. 矢野経済研究所、流通菓子市場に関する調査、2022年度は前年度比1.3%増の1兆9614億円の見込 | マイライフニュース, https://www.mylifenews.net/drink-food/21191/
  4. 和・洋菓子、デザート類市場に関する調査を実施(2024年) | ニュース・トピックス – 矢野経済研究所, https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3501
  5. 菓子の市場規模、シェアとトレンド、レポート、2032 – Fortune Business Insights, https://www.fortunebusinessinsights.com/jp/%E6%A5%AD%E7%95%8C-%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/%E8%8F%93%E5%AD%90%E5%B8%82%E5%A0%B4-100542
  6. IR Day 菓子事業 説明会, https://pdf.irpocket.com/C2201/BSCD/qXf9/EYJh.pdf
  7. 菓子市場2024年レポート:価格上昇時代の新たな消費動向 |宮田貴広 – note, https://note.com/nice_camel539/n/n29311c4c23a5
  8. 【三世代比較】スナックミー、「オフィスでのおやつ」に関する世代間トレンド調査を実施 – PR TIMES, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000260.000031067.html
  9. SNSでバズる!2025年トレンドスイーツTOP5|セイウチ | 雑食 ジャンル Noter, https://note.com/zasshokuwriter/n/nd0ffa318b34e
  10. Z世代を夢中にさせる!SNSでバズる話題のお菓子徹底解剖 – スイーツモール, https://shop.sweetsvillage.com/blogs/knowledge/popular-sweets-2
  11. 【カカオの価格高騰】原因とチョコレートへの影響は?持続可能なカカオ生産のために, https://blog.imperfect-onlinestore.com/coffee/250623
  12. F4.燃油の輸入減少/価格高騰/品質劣化のリスクについて【燃油】 – 農林水産省, https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/attach/pdf/risk_2022-7.pdf
  13. 大手菓子メーカーの違いを数字で比較 – ES研究所, https://es-labo.com/flow/industryresearch/food/major-confectionery-maker-difference/
  14. 業績ランキング – 食品業 – 当期純利益順 1~20位 | Ullet(ユーレット), https://www.ullet.com/search/group/4/ranking/301.html
  15. IR・投資家情報|カルビー, https://www.calbee.co.jp/ir/
  16. 都道府県別お菓子消費量 – とどラン, https://todo-ran.com/t/kiji/16288
  17. 機能性表示食品の今後について – 消費者庁, https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/movie_004/assets/food_labeling_cms206_20250106_04.pdf
  18. 食品衛生管理におけるHACCPの制度化について – 全国和菓子協会, https://www.wagashi.or.jp/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E_1590/
  19. HACCP制度化について – 全国菓子工業組合連合会, https://zenkaren.net/_02
  20. チョコの原料カカオ、アフリカの生産現場では児童労働や貧困…持続可能性から改善も, https://globe.asahi.com/article/15075072
  21. チョコレートと人権・環境 | 三井住友DSアセットマネジメント, https://www.smd-am.co.jp/corporate/vision/fiduciary/newsletter/newsletter20241111/
  22. パーム油生産の概要とインパクト – バイオマス産業社会ネットワーク, https://www.npobin.net/research/data/161124Iinuma2.pdf
  23. パーム油の環境・社会問題 | 一般財団法人 地球・人間環境フォーラム, https://www.gef.or.jp/topic/topic-05/
  24. 食品輸出の取引業務の流れは?準備が必要な書類や注意点を解説 – JFEX, https://www.jfex.jp/hub/ja-jp/blog/article07.html
  25. カカオが高騰しているのはなぜ?サステナビリティ観点から考える対応方法 – earth-ism, https://earth-ism.jp/article/cacao-increasing-price
  26. 3 国際価格の動向 – 農畜産業振興機構, https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_003369.html
  27. 食品が記録的値上/原材料高騰から円安・原油高・物流費高騰に変化 – LNEWS, https://www.lnews.jp/2022/08/o0801320.html
  28. お菓子の値上げに関する意識調査 – ネオマーケティング, https://corp.neo-m.jp/report/investigation/groceries_043_confection-price-increase
  29. 博報堂買物研究所、「値上げ・物価高騰に関する生活者調査 」を実施 |ニュースリリース, https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/107959/
  30. グルテンフリーの市場規模~日本では流行るのか? – 食品開発ラボ, https://shokulab.unitecfoods.co.jp/article/detail07/
  31. 体にやさしく心をいたわるお菓子 ウェルネス特集①|菓子食品新聞 on note, https://note.com/okashi_np/n/na7cadf91bd8f
  32. 高齢者向け食品の市場規模と2025年予測 – Care Show Japan, https://www.care-show.com/prediction2025/
  33. 食の志向等に関する調査結果 – 日本政策金融公庫, https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/h28_zyouhousenryaku_4.pdf
  34. 砂糖削減・代替砂糖ソリューションに関する記事一覧 – Foovo, https://foodtech-japan.com/category/%E7%A0%82%E7%B3%96%E5%89%8A%E6%B8%9B%E3%83%BB%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E7%A0%82%E7%B3%96%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/
  35. 【食品の保存】特許総合力トップ3は三菱ガス化学、マンダム、三井金属鉱業 – パテント・リザルト, https://www.patentresult.co.jp/ranking/total/foodpreservation.html
  36. 置くだけで食品の鮮度を保つ次世代システム 特許庁 広報誌「とっきょ」2023年3月6日発行号, https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/vol56/09_page1.html
  37. フードロスをロケット技術で削減 CO2も減らせる真空の不思議 | 世界経済フォーラム, https://jp.weforum.org/stories/2023/04/fu-dorosuworoketto-de-co2mo-raseru-no/
  38. 国内で成功している食品のD2Cブランドを紹介 – リピスト | EC/D2Cサイト構築システム, https://rpst.jp/blog/base_knowledge/d2c/12930/
  39. 食品D2Cブランドの成功事例20選と成功要因を元事業会社D2Cマーケターが解説!, https://venture-ocean.com/blog/d2c-food/
  40. 持続可能性に配慮したパーム油を推進するための調達基準 解説 はじめに, https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/special/docs/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%B2%B9%E8%AA%BF%E9%81%94%E5%9F%BA%E6%BA%96%E8%A7%A3%E8%AA%AC.pdf
  41. RSPO認証「持続可能なパーム油」を目指して – コープ商品, https://goods.jccu.coop/ethical/rspo/
  42. フェアトレードの成果 – 国民生活センター, https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202401_04.pdf
  43. こんなに身近! おいしく、手軽に取り入れられるギルトフリー食品, https://guiltfree-foodlife.com/article/85
  44. 食品業界の「3分の1ルール」とは? 食品ロス削減のための見直しや取組事例を解説 – ELEMINIST, https://eleminist.com/article/3371
  45. フードロス削減の推進 | 持続可能なバリューチェーンの実現 | 森永製菓グループのサステナビリティ, https://www.morinaga.co.jp/company/sustainability/valuechain/food-loss.html
  46. 【解説】チョコレート値上もカカオ生産者の暮らしは変わらない? – NGO Ace, https://acejapan.org/info/2014/07/12883
  47. あのお菓子が高い理由。百貨店とメーカー、仁義なき歩率交渉の舞台裏 – note, https://note.com/mitologic/n/nec941bf9c9ff
  48. 日本初! “AI×おやつ”のサブスク『スナックミー』が、口コミの力で業界の“パイオニア”になれたワケ, https://type.jp/et/feature/12276/
  49. 飛躍が期待される機能性食品, https://www.inpit.go.jp/blob/katsuyo/pdf/chart/fippan07.pdf
  50. 機能性表示食品について – 大塚製薬, https://www.otsuka.co.jp/nutraceutical/products/foods-with-function-claims/
  51. 砂糖不使用菓子の市場規模、シェア|レポート【2025-2033] – IMARC Group, https://www.imarcgroup.com/report/ja/sugar-free-confectionery-market
  52. お菓子メーカー売上高ランキングTOP10|現況や地方の企業も紹介 – 就活の未来, https://shukatsu-mirai.com/archives/74733
  53. 納品期限の緩和を進める事業者が大幅に増加! – 農林水産省, https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/221102_17.html
  54. 3分の1ルールとは?フードロス増加の原因?今見直されつつある3分の1ルールについて徹底解説! | 流通基礎用語集 | 流通・小売業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン, https://diamond-rm.net/glossary/99316/
  55. AI需要予測が拓く食品製造業のフードロス対策 – DATAFLUCT, https://datafluct.com/column/clm0012/
  56. 森永製菓グループのサステナビリティ | 森永製菓株式会社, https://www.morinaga.co.jp/company/sustainability/
  57. 【Z世代のお菓子に対する価値観】JKとJDの違いは? – 株式会社マイナビ マーケティング・広報ラボ, https://cm-marketinglab.mynavi.jp/column/research_zgen_okashi/
  58. 【2024年 購買行動調査】Z世代約1,500人に聞いた!「計画購買」は日用品・スキンケア化粧品・本で多い? | CCCMKホールディングス株式会社, https://www.cccbiz.jp/columns/research4
  59. 企業がシニア世代の消費者に目を向けるべき理由 | 世界経済フォーラム, https://jp.weforum.org/stories/2023/08/gashinia-no-ni-wo-kerubeki/
  60. 高齢者の非計画購買を喚起する 店頭マーケティング, https://www.j-mac.or.jp/oral/fdwn.php?os_id=87
  61. メーカー(食品)のデータサイエンティストの転職・求人一覧, https://mid-tenshoku.com/itengineer/datascientist/maker-shokuhin/
  62. 流通・小売(食品)のデータサイエンティストの転職・求人一覧, https://mid-tenshoku.com/itengineer/datascientist/service-shokuhin/
  63. 【食品・飲料メーカー(原料含む)】データアナリスト・データサイエンティストの転職・求人・中途採用情報 doda(デューダ), https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList/j_ind__0306S/-oc__020602S/-preBtn__2/
  64. asterwork.net, https://asterwork.net/works/works-18586/#:~:text=%E3%81%8A%E8%8F%93%E5%AD%90%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E3%81%AE%E7%B5%A6%E4%B8%8E,%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
  65. お菓子工場はきついって本当?具体的な仕事内容や年収目安を解説 – アスタワーク, https://asterwork.net/works/works-18586/
  66. 製菓業界の年収やお給料っていくらくらい? | 京都製菓製パン技術専門学校, https://www.kyoto-seikagijyutsu.ac.jp/column/%E8%A3%BD%E8%8F%93%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%82%84%E3%81%8A%E7%B5%A6%E6%96%99%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%84%EF%BC%9F/
  67. スマートファクトリー導入にかかる費用は?初期費用・運用コスト・補助金・ROIを徹底解説, https://ai-keiei.shift-ai.co.jp/smart-factory-cost/
  68. スマートファクトリーとは?DXとの違いをわかりやすく解説 – あおい技研, https://aoigk.co.jp/column/about-smart-factory/
  69. AI×食品 あるお菓子のパッケージにAIが使われた!? – 大阪ハイテクノロジー専門学校, https://www.osaka-hightech.ac.jp/course/robot/ai-era/ai-era-food
  70. パーソナライズ商品の成功事例15選|D2Cビジネスのポイントやツールも紹介 – ヨミトル, https://shindancloud.com/trend/1477
  71. AI・データ活用 – snaq.me office – スナックミーオフィス, https://office.snaq.me/ai
  72. AI×サブスクで新しいおやつブランドを目指す。スナックミーの”ユーザーに愛される体験価値”, https://pr-genic.com/4882
  73. 食品企業のAIの活用と需要予測精度向上 | インサイト | ABeam Consulting, https://www.abeam.com/jp/ja/insights/ai_suppl_and_demand/
  74. 食品メーカーの需要予測とは?AI活用で食品ロス削減と収益最大化を実現 – ノーコードAI予測分析・意思決定支援サービス「Deep Predictor」 – AI CROSS, https://aicross.co.jp/deep-predictor/blog/blog-801/
  75. 食品業界DX事例:製造現場から物流までのデジタル変革 – 国際ソフトウェア株式会社, https://www.ksw.co.jp/media/column/a62
  76. AWS 導入事例: 竹内製菓株式会社, https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/takeuchi-case-study/
  77. お菓子業界におけるAI革命:人工知能が甘い産業を変革する5つの方法 – AiToolGo, https://www.aitoolgo.com/ja/learning/detail/five-ways-ai-is-transforming-the-confectionery-sector
  78. 事例:和菓子屋さん向けAI・DXソリューション開発事例[生産性向上], https://shimane.ai/%E5%92%8C%E8%8F%93%E5%AD%90%E5%B1%8B%E3%81%95%E3%82%93%E5%90%91%E3%81%91%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E2%80%90ai%E3%81%A8dx%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86/
  79. 日清食品グループにおける生成AI活用の現在地, https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/010_02_00.pdf
  80. AIを活用した生産計画立案システムを開発 需要に即応した商品の安定供給と業務効率改善に貢献, https://www.hitachi.co.jp/products/infrastructure/portal/industry/optimization/casestudies/lv1004.html
  81. 統合報告書2023 | 明治グループについて – 明治ホールディングス, https://www.meiji.com/pdf/investor/library/integratedreports-integrated_reports_2023_ja_01.pdf
  82. [2206] 江崎グリコ 企業サイト – IR Searcher, https://ir-searcher.com/kobetsu.php?code=22060&type=9
  83. 菓子業界の動向およびM&Aについて, https://jms-support.jp/column/%E8%8F%93%E5%AD%90%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%8B%95%E5%90%91%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%EF%BD%8D%EF%BC%86a%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
  84. 2030経営計画・2024中期経営計画 | 経営方針 | IR情報 | 森永製菓株式会社, https://www.morinaga.co.jp/company/ir/policy/strategy.html
  85. 森永製菓グループ 「2024 中期経営計画」 に関するお知らせ, https://www.morinaga.co.jp/public/newsrelease/web/fix/file6642dd9272560.pdf
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  87. カルビー (2229) : 決算情報・業績 [CALBEE] – みんかぶ, https://minkabu.jp/stock/2229/settlement
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  89. 株式会社ブルボン, https://www.dhrc.co.jp/monthly/pdf/2022-01/Monthly01_searching.pdf
  90. 【2025年新春トップインタビュー】 ブルボン 代表取締役社長 吉田 康氏 – フードニュース, https://foodnews-inc.jp/planning/%E3%80%90%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%95%E5%B9%B4%E6%96%B0%E6%98%A5%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%80%91%E3%88%B1%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%9C
  91. 統合報告書2024 – ブルボン, https://www.bourbon.co.jp/pdf/ir/2024_integrated_report.pdf
  92. グループ戦略 – セブン&アイ・ホールディングス, https://www.7andi.com/ir/file/library/co/pdf/2020_05.pdf
  93. グループ戦略 – セブン&アイ・ホールディングス, https://www.7andi.com/ir/file/library/co/pdf/2019_05.pdf
  94. コンビニ3社「今期の戦略」 第1回セブン-イレブン・ジャパン | リテール・リーダーズ, https://retailguide.tokubai.co.jp/strategy/68491/
  95. お菓子の生産・販売・消費・輸出入(2024年), https://tokyo-kashi.com/production/
  96. 令和6年 菓子の生産数量・生産金額等 (推定)に係るコメント – 全日本菓子協会, https://anka-kashi.com/images/statistics/r06.pdf
  97. 24年菓子市場4兆円へ 輸出・インバウンド過去最高 飴菓子も初の3000億円台 – 日本食糧新聞, https://news.nissyoku.co.jp/news/aoyagi20250401090935807
  98. 菓子類の国内生産増を支える新たな消費者とは? – 経済産業省, https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20180626hitokoto.html
  99. サプライチェーンにおけるデジタル技術活用実態等調査 – 経済産業省, https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000099.pdf
  100. 菓子類の輸出のポイント・ 輸出取組事例 – 農林水産省, https://www.maff.go.jp/kinki/seisan/nousan/yusyutu/attach/pdf/R5_seminar-10.pdf
  101. 「営業許可制度の見直し及び営業届出制度の創設に関するQ&A」について – 厚生労働省, https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000824207.pdf
  102. 2025年ハロウィン、市場規模は前年比93.0%の1,673億円 金曜当日の今年は渋谷の人出が増加の可能性も | AMP[アンプ] – ビジネスインスピレーションメディア, https://ampmedia.jp/2025/10/23/halloween-2025/
  103. 【富士経済】 12年の菓子市場は前年比横ばいの1兆2091億円 – ダイヤモンド・チェーンストア, https://diamond-rm.net/flash_news/19434/
  104. 富士経済、菓子・スナック菓子、デザート、育児用食品などの国内市場、2025年予測ではポテトチップスが1480億円に, https://www.mylifenews.net/drink-food/68298/
  105. コロナ禍からの回復が進む土産菓子市場の最新販売動向調査 | 調査レポート – 富士経済, https://www.fuji-keizai.co.jp/report/detail.html?code=162309906
  106. 砂糖代替品市場規模、シェア、グローバルレポート、2032年 – Fortune Business Insights, https://www.fortunebusinessinsights.com/jp/%E6%A5%AD%E7%95%8C-%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/%E7%A0%82%E7%B3%96%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E5%93%81%E5%B8%82%E5%A0%B4-100261
  107. 世界の菓子市場 トレンド、規模、洞察 2033 – Spherical Insights, https://www.sphericalinsights.com/jp/reports/confectionery-market
  108. 菓子の世界市場分析 – 規模、シェア、予測見通し 2025年~2035年, https://www.globalresearch.co.jp/reports/confectionery-market-fmi/
  109. 統合報告書 | 明治ホールディングス株式会社, https://www.meiji.com/investor/library/integratedreports/
  110. 明治ホールディングス株式会社様の「統合報告書 2025」に弊社ツールで作成した俯瞰図が掲載, https://www.valuenex.com/jp/news-list/meiji-integrated-report-2025
  111. IRストレージ 「明治ホールディングス株式会社」のプレスリリース「「統合報告書2025」公表のお知らせ」開示日時 – CCReB GATEWAY, https://ccreb-gateway.jp/ir-storage-detail?id=1127310
  112. 2206 江崎グリコ株式会社|「NET-IR」投資家のための企業情報サイト, https://www.net-ir.ne.jp/company/2206/
  113. IRストレージ 「江崎グリコ株式会社」のプレスリリース「2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」開示日時:2025/08/06 15:30:00 | CCReB GATEWAY(ククレブ・ゲートウェイ), https://ccreb-gateway.jp/ir-storage-detail?id=1114708
  114. 2023年3月期, https://pdf.irpocket.com/C2201/CaoZ/MIZ8/vF3T.pdf
  115. カルビー【2229】の最新決算発表、業績修正 – 株探(かぶたん), https://kabutan.jp/stock/finance?code=2229
  116. カルビー【2229】決算・予想|業績と発表日(日本時間) – moomoo証券, https://www.moomoo.com/ja/stock/2229-JP/earnings
  117. 経営方針 | 事業内容 | IR情報 – ブルボン, https://www.bourbon.co.jp/ir/management_policy.html
  118. 亀田製菓グループ 統合報告書2022|エコほっとライン | 統合報告書、アニュアルレポート, https://www.ecohotline.com/products/detail.php?product_id=3392
  119. 亀田製菓、グループ初の「統合報告書」発行 – 日本食糧新聞・電子版, https://news.nissyoku.co.jp/news/yamamoto20211216103552327
  120. 統合報告書 | 亀田製菓株式会社, https://www.kamedaseika.co.jp/ir/library/integrated-report/
  121. サステナビリティ | ノーベル製菓株式会社, https://www.nobel.co.jp/sustainability/
  122. 【オフィスのおやつ革命】AIで社員の好みを分析し、オフィス毎に最適なお菓子をベストなタイミングでお届けする新機能をローンチ | 株式会社スナックミーのプレスリリース – PR TIMES, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000031067.html
  123. DXトレンド最前線、老舗菓子メーカーが挑むAI活用・ノーコード開発 – ダイヤモンド・チェーンストア, https://diamond-rm.net/technology/dx/492815/
  124. Z世代のお菓子認知度1位カルビー「じゃがりこ」2位は明治「きのこの山・たけのこの里」【僕と私と調査】 – MarkeZine(マーケジン), https://markezine.jp/article/detail/48845
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