パン業界の戦略(市場リサーチ・競合企業調査)

ポスト・ブームの航海図:AIと多様化する「個食」ニーズが再定義するパン業界の持続的成長戦略

  1. 第1章:エグゼクティブサマリー
  2. 第2章:市場概観(Market Overview)
    1. 市場規模の推移と今後の予測
    2. 製品カテゴリー・業態・販売チャネル別動向
    3. 業界の主要KPIベンチマーク分析
  3. 第3章:外部環境分析(PESTLE Analysis)
    1. 政治(Politics)
    2. 経済(Economy)
    3. 社会(Society)
    4. 技術(Technology)
    5. 法規制(Legal)
    6. 環境(Environment)
  4. 第4章:業界構造と競争環境の分析(Five Forces Analysis)
    1. 供給者の交渉力:強い
    2. 買い手の交渉力:極めて強い
    3. 新規参入の脅威:中〜高
    4. 代替品の脅威:高い
    5. 業界内の競争:極めて激しい
  5. 第5章:サプライチェーンとバリューチェーン分析
    1. サプライチェーン分析
    2. バリューチェーン分析
  6. 第6章:顧客需要の特性分析
    1. 主要な顧客セグメントとKBF
    2. 高級食パンブームの発生と沈静化が示すもの
    3. 冷凍パンに対する消費者受容度の変化
    4. チャネルごとの顧客行動と期待値
  7. 第7章:業界の内部環境分析
    1. VRIO分析:持続的競争優位の源泉
    2. 人材動向
    3. 労働生産性
  8. 第8章:AIがパン業界に与える影響とインパクト
    1. 最大の課題「食品ロス」への挑戦:AIによる需要予測
    2. 新商品開発とマーケティングの革新
    3. 生産プロセスの最適化と「匠の技」の継承
    4. 導入への障壁
  9. 第9章:主要トレンドと未来予測
    1. 健康・ウェルネス市場の深化
    2. 冷凍パン市場の本格化
    3. サステナビリティとエシカル消費
    4. 業態の多様化と融合
  10. 第10章:主要プレイヤーの戦略分析
  11. 第11章:戦略的インプリケーションと推奨事項
    1. 勝者と敗者を分ける決定的要因
    2. 機会(Opportunity)と脅威(Threat)
    3. 戦略的オプションの提示と評価
    4. 最終提言とアクションプラン
  12. 第12章:付録
      1. 引用文献

第1章:エグゼクティブサマリー

本レポートは、日本のパン業界が直面する構造的課題を多角的に分析し、持続可能な成長を実現するための事業戦略を提言することを目的とする。調査対象は、ホールセール(卸売)ベーカリー、リテール(独立系・インストア)ベーカリー、冷凍パンD2C(Direct to Consumer)、及び製粉、原材料、製造機械といった関連業界を包括する。

現在のパン業界は、世界的な原材料・エネルギー価格の高騰と円安による深刻なコスト圧力、そして人口動態の変化と健康志向の高まりに起因する需要の構造的変化という、二重の圧力に晒されている。この「持続可能性のジレンマ」とも呼べる状況下で、従来のビジネスモデルは限界に近づいている。

本分析が導き出した最も重要な結論は、業界の未来が「規模の経済」を追求する伝統的マス市場モデルと、多様化・細分化する「個の価値」に応える新興モデルの戦略的ハイブリッド化にかかっているという点である。特に、①AIによる需要予測を基軸としたサプライチェーン全体の最適化による食品ロス削減と収益性改善、②冷凍技術の革新をテコにしたD2Cチャネルによる高付加価値市場の開拓、そして③健康・ウェルネスという不可逆なメガトレンドへの本格的な対応、これら3つの要素が今後の勝敗を分ける決定的な要因となる。

以上の分析に基づき、取るべき事業戦略として、以下の4点を主要な推奨事項として提言する。

  1. AIデマンドチェーンの構築: AIによる需要予測を原材料調達から生産、配送、販売に至るサプライチェーン全体に導入し、業界の最重要課題である食品ロスを抜本的に削減する。これは直接的なコスト削減に留まらず、企業のESG(環境・社会・ガバナンス)評価を向上させ、ブランド価値を高める最優先課題である。
  2. D2C/冷凍パン事業の戦略的展開: 高品質な冷凍パン市場に特化した別ブランドを立ち上げるか、有望なD2C企業をM&A(合併・買収)することにより、マス市場とは異なる価格帯と顧客層をターゲットとした新たな収益の柱を確立する。
  3. 「マス・カスタマイゼーション」体制への移行: 全粒粉、低糖質、国産小麦といった多様なニーズに応えるため、生産自動化技術とデータを活用した多品種少量生産ラインを構築する。これにより、コストを抑制しつつ、細分化された「個」の要求に柔軟に対応する体制を整える。
  4. サステナビリティのブランド価値化: 食品ロス削減への具体的な取り組み、国産小麦の使用比率、RSPO認証パーム油の採用状況などを積極的に情報開示し、倫理的消費(エシカル消費)を重視する消費者層への強力なブランドメッセージとして活用する。

第2章:市場概観(Market Overview)

市場規模の推移と今後の予測

日本のパン市場は、成熟期にありながらも緩やかな変動を見せている。矢野経済研究所によると、2021年度の国内パン市場規模(メーカー出荷金額ベース)は前年度比101.0%の1兆5,354億円であった 1。コロナ禍初期の2020年には市場規模が約1.51兆円まで落ち込んだものの、巣ごもり需要の増加により翌2021年には回復基調に転じた 3。近年の原材料価格高騰を受けた数度の価格改定が市場規模を押し上げ、2023年度には1兆6,629億円に達している 4。

今後の市場予測については、矢野経済研究所は国内パン市場が微増傾向で推移し、2028年度には2023年度比113.7%の1兆8,903億円に達すると予測している 6。しかし、この成長予測は主にインフレーションによる製品単価の上昇が牽引するものであり、消費数量ベースでは市場が停滞、あるいは微減する可能性を内包している点に留意が必要である。市場の「微増」という見かけの裏には、「数量の停滞」と「単価の急騰」という二つの相反する力が働いており、これは業界が消費者の価格弾力性の限界点に近づいている兆候と解釈できる。したがって、単なる値上げに依存した成長戦略は持続可能性が低く、価格を正当化できる付加価値の提供が不可欠となる。

年次市場規模(億円)前年比成長率(%)主な要因・出来事出典
2019年度15,786100.0%7
2020年度約15,100約95.6%コロナ禍による業務用需要減、巣ごもり需要増3
2021年度15,354101.0%経済活動の段階的再開による需要回復1
2022年度原材料価格高騰による値上げ本格化2
2023年度16,629104.8% (対前年度)数度の価格改定が市場規模を押し上げ4
2028年度(予測)18,903(2023年度比 113.7%)継続的な価格上昇を織り込んだ微増予測6

Table 2.1: 日本のパン市場規模推移と予測(メーカー出荷金額ベース)

製品カテゴリー・業態・販売チャネル別動向

市場の内訳を見ると、構造的な変化が進行している。

  • 製品カテゴリー別: 高級食パンブームの終焉に伴い、食パン市場の成長は鈍化した 4。一方で、社会活動の正常化に伴う外出機会の増加により、手軽に喫食できる菓子パンや惣菜パンの需要が活性化している 4。また、物価上昇を背景に、消費者のコストパフォーマンス重視の傾向が強まり、袋入りの食卓パン(ロールパンなど)が支持を集め、シェアを拡大している 4。メーカーシェアはカテゴリーごとに大きく異なり、山崎製パンが食パンや菓子パンで圧倒的なシェアを誇る一方、食卓パンではフジパンが強みを見せるなど、各社の得意領域が分かれている 5。
  • 業態・チャネル別: 富士経済の調査(2023年見込、小売ベース)によれば、市場は流通パン(1兆9,060億円)、ベーカリーパン(4,149億円)、外食パン(7,862億円)で構成される 8。チャネル別では、コロナ禍からの人流回復を背景に、ベーカリーが回復しシェアを拡大している 5。特に、量販店がテナントから直営へ切り替える動きを活発化させているインストアベーカリーは、差別化メニューの投入や価格優位性を武器に好調を維持している 9。コンビニエンスストアチャネルでは、PB(プライベートブランド)がやや苦戦する中、大手ホールセールメーカーがNB(ナショナルブランド)商品を強化する動きが見られる 5。

業界の主要KPIベンチマーク分析

  • 売上高・営業利益率: ホールセール(卸売)ベーカリーの主要プレイヤーである山崎製パン、敷島製パン、フジパンは、それぞれ1兆円超、1,700億円台、3,000億円台という巨大な売上規模を誇るが、その営業利益率は数%台と低い水準に留まる 10。これは、規模の経済を追求する一方、強力な小売業者との価格交渉や激しいシェア争いにより、収益性が圧迫されやすいビジネスモデルであることを示唆している。対照的に、成功しているリテールベーカリーは、売上規模は小さいものの、独自の付加価値を提供することで高い利益率を確保する。
  • 製品カテゴリー別の平均単価(ASP)の推移: 総務省の小売物価統計調査によると、食パン(1kgあたり)の全国平均価格は2021年1月の413円から2023年6月には480円へ、調理パン(1個あたり)も同期間に181円から208円へと、顕著な上昇トレンドを示している 13。特に2022年以降の上昇カーブは急峻であり、製造コストの上昇を価格転嫁せざるを得ない業界の厳しい状況を反映している。
  • 業界全体の食品廃棄ロス率: パン業界が抱える最大の構造的課題が食品ロスである。農林水産省の調査報告書によれば、パン製造業から発生する食品廃棄物等のうち、可食部、すなわち「食品ロス」に該当する割合は91.8%に達すると推計されている 15。また、日本パン工業会などが実施した調査では、惣菜パンの廃棄発生率は菓子パンの約2倍、食パンの約4倍にのぼるというデータもあり、製品カテゴリーごとのリスク管理の重要性が浮き彫りになっている 16。この極めて高いロス率は、業界全体の収益性を著しく毀損するだけでなく、社会的な要請にも反する喫緊の経営課題である。

第3章:外部環境分析(PESTLE Analysis)

パン業界を取り巻くマクロ環境は、複数の要因が複雑に絡み合い、事業戦略に大きな影響を及ぼしている。

政治(Politics)

  • 食料安全保障政策: ロシアによるウクライナ侵攻などを背景に、食料安全保障への関心が高まっている 17。政府は国内産小麦の生産拡大を推進しているが、2023年時点での小麦全体の自給率は15%程度に留まり、パン用途に限ればさらに低いのが現状である 18。大手メーカーは品質の安定性やコスト面から依然として輸入小麦への依存度が高く、国産への転換はサプライチェーン全体での課題となっている。
  • 小麦の輸入関税制度(TRQ制度): 日本の小麦輸入は、政府が国家貿易として一元的に管理し、製粉会社へ売り渡す関税割当(TRQ)制度が採用されている 20。この制度は国内価格の急激な変動を抑制する効果がある一方、国際市況の変動が約半年のタイムラグを経て売渡価格に反映されるため、将来のコスト予測に特有の難しさをもたらす 17。
  • HACCPの完全義務化: 2021年6月から、食品等事業者に対しHACCP(ハサップ)に沿った衛生管理が完全に義務化された。これにより、特に人的・資金的リソースが限られる中小のリテールベーカリーにとっては、衛生管理計画の策定、実行、記録、検証といった一連のプロセスが新たな運営コストとなり、対応できない事業者の淘汰を促す要因となっている 22。

経済(Economy)

  • 慢性的なコスト高騰: 小麦、油脂、砂糖といった主原料の国際価格高騰に加え、原油価格の上昇に伴うエネルギーコストや包装資材費の上昇、さらに歴史的な円安が輸入コストを押し上げ、製造コストを構造的に圧迫している 21。これは一過性の現象ではなく、高コストを前提とした事業運営への転換を迫る恒常的な経営課題である。
  • 消費の二極化: 実質賃金の伸び悩みが続く中、消費者の節約志向は根強く、価格に敏感な層はプライベートブランド(PB)商品や値ごろ感のある商品を選択する傾向が強まっている 27。その一方で、高級食パンブームを通じて「少し高くても美味しいパン」を経験した消費者は、特別な体験やご褒美としての「プチ贅沢」への支出意欲も持ち合わせており、高付加価値市場と低価格市場への二極化が鮮明になっている 29。

社会(Society)

  • 健康志向の深化: 消費者の健康への関心はますます高まっており、「低糖質」「グルテンフリー」「全粒粉」「オーガニック」「無添加」といったキーワードが購買決定の重要な要素となっている 3。これはもはや一部の層のニッチな需要ではなく、マス市場の製品開発にも影響を与える不可逆なメガトレンドである。
  • 世帯構造の変化と「個食」ニーズ: 単身世帯や二人世帯、共働き世帯の増加は、食のシーンを大きく変えている 32。一度に消費できる量が少ないため、食べきりサイズの「個食」対応や、調理の手間を省ける「簡便性」へのニーズが拡大。個包装の菓子パン・惣菜パンや、長期保存が可能で好きな時に食べられる冷凍パンの需要を後押ししている。
  • 価値観の多様化: 高級食パンブームは沈静化したが、消費者に「パンの素材や製法へのこだわり」という新たな価値基準を植え付けた 34。お気に入りのベーカリーを巡る「パン活」といった言葉が生まれるなど、パンは単なる主食から、趣味や自己表現の対象へとその意味合いを広げている。

技術(Technology)

  • 冷凍技術の革新: 「焼成後冷凍」や「生地冷凍」といった技術が飛躍的に進化し、焼きたての風味や食感を家庭で忠実に再現できるようになった 36。この技術革新は、従来は品質維持が困難だったパンのEC販売、特にD2Cモデルの事業性を確立させ、リテールベーカリーの商圏を物理的制約から解放するゲームチェンジャーとなっている 37。
  • 生産自動化と省人化: レオン自動機に代表される生地の自動成形機や、AIと画像認識技術を活用した焼成、仕分けプロセスの自動化は、深刻化する人手不足への対応策として不可欠である 39。これにより、品質の標準化と生産性の向上が期待される。
  • データ活用: POSデータ、SNS上の消費者動向、天候情報などを組み合わせたAIによる需要予測が、業界最大の課題である食品ロス削減の切り札として注目されている。

法規制(Legal)

  • 食品表示法: アレルゲンや添加物に加え、加工食品の原料原産地表示が義務化された 42。これにより、トレーサビリティ管理の徹底が求められる一方、「国産小麦使用」などを明確に訴求することで、他社製品との差別化を図る機会ともなる 44。
  • 食品リサイクル法と食品ロス削減推進法: 政府は2030年度までに事業系食品ロスを2000年度比で半減させる目標を掲げており、業界全体で削減に向けた具体的な取り組みが法的に求められている 45。
  • 物流の「2024年問題」: 2024年4月からトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制が適用され、輸送能力の低下が懸念されている。パン業界では伝統的に行われてきた1日2回配送といった頻回配送の見直しが必至となり、配送リードタイムの長期化や物流コストの一層の上昇は避けられない 48。

環境(Environment)

  • 食品ロス削減への社会的圧力: 法規制のみならず、SDGs(持続可能な開発目標)への関心の高まりから、消費者や投資家、地域社会からの食品ロス削減に対する要請は年々強まっている。
  • サステナブルな原材料調達: 熱帯雨林の破壊などが問題視されるパーム油について、環境や人権に配慮したRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)認証油への切り替えがグローバルな潮流となっている。フジパンや山崎製パンといった大手も認証油の採用を進めており、企業の社会的責任として対応が求められる 50。

これらの外部環境要因の中でも、「物流の2024年問題」と「冷凍技術の進化」は、一見すると独立した事象でありながら、相互に作用し、業界のサプライチェーンモデルを根底から覆すほどのインパクトを秘めている。日配(毎日配送)を前提とした従来のホールセールモデルは、「2024年問題」によってその強みである高頻度配送の維持が困難になり、コスト増と鮮度維持のジレンマに直面する。一方で、冷凍技術を活用したD2Cモデルは、この物流危機をむしろ追い風と捉えることができる。計画的なルート配送が可能で、かつ製品の品質を長期にわたって維持できるため、コスト効率と品質を両立させやすい。この結果、ホールセール大手が物流制約によって競争力を削がれる一方で、冷凍D2Cモデルが市場シェアを拡大する好機を迎える可能性がある。大手メーカーにとっても、既存の日配網とは別に、冷凍専用の物流網と事業モデルの構築が喫緊の戦略的課題となるだろう。

第4章:業界構造と競争環境の分析(Five Forces Analysis)

パン業界の収益構造と競争の力学をマイケル・ポーターの五つの力(Five Forces)フレームワークを用いて分析する。

供給者の交渉力:強い

パン業界は、強力な交渉力を持つ供給者に大きく依存している。

  • 製粉会社: 小麦粉はパンの主原料であるが、その供給は日清製粉グループ本社、ニップン、昭和産業、日東富士製粉の上位4社で国内シェアの約8割を占める寡占状態にある 54。この市場構造により、製粉会社は価格決定において優位な立場にあり、パンメーカーが個別に価格交渉を行うことは極めて困難である。
  • その他原材料・エネルギー供給者: 油脂、砂糖、包装材、そして電力・ガスといったエネルギーも、その価格は国際市況や為替レートに大きく左右される。個々のパンメーカーがこれらのコストをコントロールする術はほとんどなく、供給者側の価格転嫁を受け入れざるを得ない状況にある。

買い手の交渉力:極めて強い

製品の販売先である買い手は、非常に強い交渉力を持っている。

  • ホールセール(対 小売業者): スーパーマーケットやコンビニエンスストア(CVS)といった大手小売業者は、全国規模の店舗網と巨大な購買力を背景に、パンメーカーに対して強い価格交渉力を持つ。さらに、彼らは「トップバリュ」や「セブンプレミアム」に代表されるPB(プライベートブランド)商品の開発を積極的に進めている 27。PB商品はメーカー間の競争を促し価格を引き下げる圧力となるだけでなく、NB(ナショナルブランド)メーカーの棚を奪う直接的な脅威でもある。ファミリーマートではPBパンの売上比率が95%に達する事例もあり 59、買い手の交渉力は極めて強いと言える。
  • リテール(対 一般消費者): 個々の消費者が持つ力は小さいが、市場全体として見ると買い手の力は強い。消費者がパン屋を乗り換える際のスイッチングコストはほぼゼロであり、近隣には他のベーカリー、スーパー、コンビニなど多数の選択肢が存在する。そのため、価格、品質、品揃え、利便性のいずれかで不満があれば、顧客は容易に他の店舗へと流れてしまう。

新規参入の脅威:中〜高

パン業界への参入障壁は、業態によって異なる。

  • リテールベーカリー: 比較的小規模な設備投資で開業が可能であり、特に高級食パン専門店のように特定のブームに乗る形での参入は容易である 60。しかし、地域内での競争が非常に激しいため、独自のコンセプトや商品力がなければ長期的に生き残ることは困難である 26。
  • 冷凍パンD2C: 物理的な店舗が不要なため、不動産関連の初期投資は抑えられる。これにより、IT企業など異業種からの参入が見られる。ただし、消費者に直接リーチするためのブランド構築力、デジタルマーケティングのノウハウ、そして品質を維持するための冷凍物流網の構築が実質的な参入障壁となる。

代替品の脅威:高い

パンは、主食および軽食という広いカテゴリーの中で常に代替品との競争に晒されている。

  • 伝統的な代替品: 朝食シーンでは、米飯(おにぎり、パックご飯)、シリアル、麺類などが直接的な競合となる。特に、米の供給不足や価格高騰を受けておにぎりが値上げされる中、代替需要を狙って惣菜パンを強化する動きも見られる 6。
  • 新興の代替品: 近年の健康志向の高まりは、新たな代替品の脅威を生み出している。特にオートミールは、水と混ぜて加熱することで米飯のように食べられる「米化」という調理法の普及により、パンの強力な代替品として急速に市場を拡大している 61。その他、プロテインバーや栄養補助食品なども、特に時間を重視する層の朝食需要を奪っている。

業界内の競争:極めて激しい

業界内の競争環境は、ホールセール市場とリテール市場の両方で極めて厳しい。

  • ホールセール市場: 山崎製パンを筆頭に、敷島製パン、フジパンを加えた大手3社による寡占市場であるが、その内部では熾烈なシェア争いが繰り広げられている 64。製品の差別化が難しく同質化しやすいため、大手小売業者の棚を確保するためのリベート競争や、消費者向けの価格競争が常態化している。
  • リテール市場: 独立系の個人経営ベーカリー、スーパー内のインストアベーカリー、チェーン展開するベーカリーなどが、限られた商圏内で顧客を奪い合う、非常に断片化された市場である 65。価格、商品の独自性、店舗の雰囲気、立地など、あらゆる面での絶え間ない競争が続いている。

総括すると、パン業界は「供給者」からのコスト上昇圧力と、「買い手」からの価格引き下げ圧力に常に挟まれる「サンドイッチ構造」にあり、業界全体のプロフィットプール(利益の総量)が構造的に小さくなっている。この厳しい構造から脱却するためには、従来のBtoB(対 小売)モデルの枠外で、直接消費者に価値を届け、価格決定権を自社に取り戻す戦略、すなわちD2Cモデルへのシフトが、単なる販売チャネルの追加ではなく、企業の生存と成長に不可欠な戦略的意義を持つ。

第5章:サプライチェーンとバリューチェーン分析

サプライチェーン分析

パン業界のサプライチェーンは、原材料の調達から消費者の手に渡るまで、複数の段階を経て構成されている。そのフローは概ね以下の通りである。
原材料調達 → 製粉 → 一次加工(生地)→ 製造(焼成)→ 配送(物流網)→ 販売(小売)
このチェーンにはいくつかの構造的な脆弱性が存在する。

  • 原材料調達の脆弱性: 日本のパンの主原料である小麦は、その約9割を輸入に依存している 17。主要な輸入先は米国、カナダ、オーストラリアに集中しており、これらの国々での異常気象(干ばつなど)や、ウクライナ情勢のような地政学的リスクは、小麦の安定調達を脅かす直接的な要因となる 17。また、国産小麦は品質や収穫量の年次変動が大きく、安定供給に課題を抱えている 67。
  • 物流の「2024年問題」: トラックドライバーの労働時間規制強化は、サプライチェーン全体に深刻な影響を及ぼす。特に、鮮度が重視されるパン製品の配送は、これまで1日2回といった高頻度配送に支えられてきた 48。しかし、今後は配送頻度の削減、リードタイムの延長、そして物流コストの大幅な上昇が避けられない。これにより、特に広域に製品を供給するホールセールメーカーのビジネスモデルは大きな挑戦に直面する 48。山崎製パンのような大手は、トラックの待機時間を削減する予約システムを導入するなどの対策を進めているが 69、業界全体での対応が急務である。

バリューチェーン分析

価値が創造される源泉は、業態によって大きく異なる。

  • ホールセールベーカリーの価値: 価値の源泉は、圧倒的な「規模の経済」と「安定的供給能力」にある。全国に張り巡らされた生産拠点と物流網を駆使し、スーパーやコンビニといった大規模な販売チャネルに対して、均質な製品を低コストで大量に、かつ欠品なく供給し続ける能力が競争優位の核となっている。
  • リテールベーカリーの価値: 価値は「職人技と独自の世界観」に宿る。熟練した職人による手作りの味、素材へのこだわり、独創的な商品ラインナップ、そして店舗そのものが持つ雰囲気や顧客との対話といった「体験価値」が、大手にはない魅力を生み出している。
  • 冷凍パンD2Cの価値: 「利便性と専門店の味の両立」が価値の源泉である。冷凍技術により、専門店の焼きたての味を、時間や場所の制約なく家庭で楽しめるという利便性を提供する。また、オンラインでの直接販売により、顧客データを活用したパーソナライズされた提案やブランドストーリーの伝達が可能となる。

一方で、このバリューチェーン全体を通じて、重大な価値の毀損、すなわち「食品ロス」が発生している。その構造的要因は各段階に存在する。

  • 製造段階: 生産計画の誤差により、需要を上回る製品が作られてしまう。特に、消費期限が短く、多品種を扱う惣菜パンや菓子パンで発生しやすい 16。また、食パンの製造過程で必然的に発生する「パンの耳」も、その一部は飼料などにリサイクルされるものの、多くが廃棄されている 15。
  • 物流・販売段階: 小売店への配送後、消費期限内に販売されなかった製品は返品または店舗で廃棄される。天候不順や予期せぬイベントの中止などによる需要の急変が、売れ残りリスクを増大させる。特に、小売側が欠品を恐れるあまり、過剰な発注を行う商慣習も食品ロスの温床となっている。

第6章:顧客需要の特性分析

パン市場の成長戦略を策定する上で、多様化・細分化する顧客ニーズと、その購買決定要因(KBF: Key Buying Factor)を深く理解することが不可欠である。

主要な顧客セグメントとKBF

現代のパン消費者は、単一の塊ではなく、異なる価値観を持つ複数のセグメントに分類できる。

  1. 価格重視層:
    • ニーズ: 日常的に消費する主食として、経済的な負担が少ないことを最優先する。
    • KBF: 絶対的な価格の安さ、内容量(コストパフォーマンス)。スーパーの特売品やPB商品が主な選択肢となる 70。
  2. 簡便性重視層(時短):
    • ニーズ: 多忙な生活の中で、調理や食事にかかる時間と手間を最小限にしたい。
    • KBF: 調理不要ですぐに食べられること(惣菜パン、サンドイッチ)、個包装で持ち運びや保存が容易なこと、オンラインで購入でき、長期保存が可能なこと(冷凍パン)。共働き世帯や単身世帯がこのセグメントの中心となる 32。
  3. 健康・安全志向層:
    • ニーズ: 食を通じて健康を維持・増進したい。アレルギーや特定の食生活(ヴィーガンなど)に対応した安全な食品を求める。
    • KBF: 全粒粉・ライ麦などの栄養価の高さ、低糖質・グルテンフリーといった機能性、無添加・オーガニックといった安全性、国産小麦など原材料の透明性 3。
  4. グルメ・嗜好性追求層:
    • ニーズ: 日常の中に「小さな贅沢」や「新しい発見」を取り入れたい。食を趣味や楽しみとして捉えている。
    • KBF: 専門店の焼きたての味や香り、職人の技術やストーリー、季節限定や地域限定といった希少性、SNS映えする見た目 74。

高級食パンブームの発生と沈静化が示すもの

2010年代後半から市場を席巻した高級食パンブームは、その発生と沈静化のプロセスから、現代の消費者心理に関する重要な示唆を読み取ることができる。

  • 発生の要因: ブームの背景には、「非日常の体験」への渇望があった 35。1斤800円以上という価格、行列に並んで手に入れる希少性、こだわりの素材や製法といったストーリー性が、単なる食パンを「自分へのご褒美」や「手土産」という特別な存在へと昇華させた。
  • 沈静化の要因: ブームの終焉は、複数の要因が複合的に作用した結果である。
    1. 希少性の喪失: フランチャイズ展開により店舗が急増し、「いつでもどこでも手に入る」ようになったことで、特別感が薄れた 35。
    2. 消費者の「飽き」: 強い甘みや濃厚な味わいは、非日常の体験としては魅力的だったが、毎日食べる日常食としては重すぎると感じる消費者が増えた 35。また、類似の店舗が増え、商品ラインナップが画一的になったことも飽きを加速させた。
    3. 価値と価格の不一致: 原材料高騰の中でも、消費者は価格に見合うだけの価値を感じにくくなった。消費者はこのブームを通じて、パンの価格と品質を評価するリテラシーを高めたと言える。

この経験から消費者が次に求めるものは、単なる「高級」ではなく、自身の価値観に合致した「本物」である。それは、健康価値であったり、職人の技術であったり、サステナビリティへの貢献であったりと、多様な形をとる。

冷凍パンに対する消費者受容度の変化

冷凍パンに対する消費者の認識は、「手抜き」「品質が劣る」といったネガティブなイメージから、「専門店の味を家庭で手軽に楽しめる賢い選択」へと劇的に変化している 37。

この変化の背景には、冷凍技術の飛躍的な進化がある 36。焼きたてのパンを急速冷凍する技術により、パン本来の風味や水分、食感を損なうことなく長期間保存することが可能になった。消費者は、好きな時にリベイクするだけで、パン屋の焼きたてに近い品質を体験できる。この「時を止める技術」は、フードロス削減に貢献したいという消費者のSDGs意識の高まりとも合致し、冷凍パンへのポジティブなイメージ形成を後押ししている 37。かつて冷凍餃子や冷凍うどんが辿ったように、冷凍パンは今や品質と利便性を両立した新たな食の選択肢として、市民権を得つつある 76。

チャネルごとの顧客行動と期待値

消費者は、利用する販売チャネルごとに異なる期待を抱いている。

  • スーパーマーケット: 日常の食料品購入の一環として、価格の手頃さ、品揃えの豊富さ、買い物の利便性(ワンストップショッピング)を期待する。
  • コンビニエンスストア: 時間がない時の即時的なニーズ充足を求める。手軽さ、新商品の多さ、24時間営業といった利便性が重視される。
  • 専門店(リテールベーカリー): 「ここでしか買えない味」や「選ぶ楽しさ」といった体験価値を求める 77。焼きたての香り、商品の見た目の魅力、店員とのコミュニケーションなどが期待値に含まれる。
  • D2C/EC: 遠方の有名店のパンを手に入れたい、特定のこだわり(グルテンフリーなど)を持つパンを探したいといった目的を持つ。商品の品質はもちろん、ブランドストーリーや生産者の想いといった情報も重視される。

第7章:業界の内部環境分析

VRIO分析:持続的競争優位の源泉

パン業界において、持続的な競争優位を築くための経営資源(リソース)と組織能力(ケイパビリティ)をVRIOフレームワーク(Value: 経済的価値, Rarity: 希少性, Inimitability: 模倣困難性, Organization: 組織)で分析する。

  • 全国規模の生産・物流網(ホールセール大手):
    • 価値 (V): 高い。全国の小売店に製品を安定供給し、巨大な売上を生み出す。
    • 希少性 (R): 高い。同等の規模のネットワークを持つ企業は数社に限られる。
    • 模倣困難性 (I): 非常に高い。巨額の設備投資と長年の歳月をかけて構築された物理的資産であり、新規参入者が短期間で模倣することは不可能に近い。
    • 組織 (O): 活用されている。このネットワークを効率的に運営するノウハウが組織に蓄積されている。
    • 結論: ホールセール大手にとって、これは持続的な競争優位の源泉である。しかし、「物流2024年問題」はこの優位性を揺るがす外部脅威となり得る。
  • 強力なブランドロイヤルティ(例:「本仕込」「超熟」):
    • 価値 (V): 高い。消費者の指名買いを促し、安定した売上と棚の確保に貢献する。
    • 希少性 (R): 高い。長年にわたり消費者の信頼を勝ち得たブランドは数少ない。
    • 模倣困難性 (I): 高い。ブランドイメージは広告宣伝と長年の品質維持の積み重ねであり、模倣には時間とコストがかかる。
    • 組織 (O): 活用されている。マーケティング部門や品質管理部門がブランド価値の維持・向上を組織的に担っている。
    • 結論: 持続的な競争優位の源泉となる。
  • 独自の職人技術(リテールベーカリー):
    • 価値 (V): 高い。顧客を魅了する独自の味や食感を生み出し、価格競争から脱却する源泉となる。
    • 希少性 (R): 高い。特定の職人にしか生み出せない味は希少である。
    • 模倣困難性 (I): 中〜高。レシピの模倣は可能でも、熟練の技や感覚といった暗黙知の完全な模倣は困難。
    • 組織 (O): 課題あり。その技術が特定の個人に依存している場合、組織的な強みとは言えない。技術継承の仕組みがなければ、持続可能性は低い。
    • 結論: 一時的な競争優位に留まる可能性が高い。技術の形式知化や後継者育成が持続性の鍵となる。
  • イノベーティブな商品開発力:
    • 価値 (V): 高い。ヒット商品は大きな収益をもたらす。
    • 希少性 (R): 中程度。多くの企業が新商品開発に注力している。
    • 模倣困難性 (I): 低い。ヒット商品はすぐに競合他社に模倣される傾向がある。
    • 組織 (O): 活用されている必要がある。
    • 結論: 一時的な競争優位しかもたらさない。継続的にヒットを生み出す「組織的な仕組み」がなければ、持続的な優位には繋がらない。

人材動向

業界は深刻な人材問題を抱えている。

  • 人手不足と後継者問題: 製造現場の工場労働者や販売スタッフの人手不足は、特に中小企業において経営を圧迫する大きな要因となっている 78。さらに、個人経営のリテールベーカリーでは、経営者の高齢化と後継者不足が深刻化しており、人気店であっても廃業を余儀なくされるケースが増加している 32。パン職人(ブーランジェ)の育成には時間がかかり、早朝からの長時間労働といった厳しい労働環境も、若手人材の確保を困難にしている 79。
  • 求められる人材像の変化: 伝統的なパン職人の技術継承が課題である一方、業界の変革に伴い、新たなスキルを持つ人材の需要が高まっている。例えば、AIによる需要予測モデルを構築・運用するデータサイエンティスト、D2C事業を推進するデジタルマーケター、工場のスマートファクトリー化を担う生産管理エンジニアなど、テクノロジーとビジネスを理解する人材が、今後の企業の競争力を左右する。

労働生産性

  • 賃金水準: 山崎製パンの有価証券報告書によると、平均年収は約578万円(2023年時点)であり、日本の平均年収(約458万円)を上回っている 81。しかし、同規模の国内企業の平均(約649万円)よりは低い水準にある 81。フジパンの製造職の平均年収(389万円)は山崎製パン(430万円)を下回るなど、企業間での差も見られる 83。労働集約的な産業構造が、賃金水準の上昇を抑制している側面がある。
  • 自動化・省人化投資の効果: ロボット導入などによる生産自動化は、人手不足の解消と生産性の向上に寄与する。しかし、多品種少量生産が求められるリテールベーカリーや、惣菜パンのように複雑な工程を持つ製品では、完全な自動化は難しく、投資対効果が見えにくいという課題もある。大手ホールセールメーカーではスマートファクトリー化が進められているが、その投資が労働生産性の向上にどの程度寄与しているか、継続的な検証が必要である。

第8章:AIがパン業界に与える影響とインパクト

人工知能(AI)は、パン業界が長年抱えてきた構造的課題を解決し、新たな価値創造を可能にする最も強力なドライバーである。そのインパクトは、食品ロス削減から商品開発、技術継承に至るまで、バリューチェーンのあらゆる側面に及ぶ。

最大の課題「食品ロス」への挑戦:AIによる需要予測

業界最大の経営課題である食品ロス削減において、AIは決定的な役割を果たす。

  • 需要予測の最適化: AIは、過去のPOSデータ(何が、いつ、いくつ売れたか)を基に、天候、気温、曜日、近隣のイベント情報、SNS上のトレンドといった多様な外部変数を統合的に分析することで、店舗別・製品別の販売数を高精度で予測する 84。これにより、経験や勘に頼っていた従来の生産計画を、データドリブンな意思決定へと転換させることが可能になる。
  • 定量的インパクト: AI需要予測システムの導入事例では、食品ロスが22%削減され、一方で品切れによる機会損失が減少したことで売上が106%に増加したという報告もある 85。新潟県のベーカリー「小麦工房 ブルックリン」では、AI導入により廃棄がほぼゼロになり、従業員の残業時間削減にも繋がった 84。予測精度は93%に達するケースもあり 85、その効果は実証されつつある。これは、コスト削減と売上向上の両面で、企業の収益性を劇的に改善するポテンシャルを秘めている。

新商品開発とマーケティングの革新

AIは、消費者の潜在的なニーズを掘り起こし、商品開発の成功確率を高める。

  • インサイトの抽出: AIは、SNS上の「パン活」の投稿、顧客レビュー、レシピサイトの検索データといった膨大なテキスト・画像データを分析し、次のヒット商品に繋がるインサイト(味、食感、健康付加価値、パッケージデザインの好みなど)を抽出する。例えば、NECと木村屋總本店が共同開発した「恋AIパン」は、恋愛番組の会話データと楽曲の歌詞データをAIで分析し、「嫉妬の味(レーズン、トリュフオイルなど)」といったユニークなコンセプトの商品を生み出した事例である 88。
  • パーソナライズド・マーケティング: D2Cモデル、特にサブスクリプション型のサービスにおいて、AIは顧客の購買履歴や好みを学習し、一人ひとりに最適化されたパンの詰め合わせ(サブスクリプションボックス)をレコメンドすることが可能になる。これにより、顧客満足度と継続率の向上が期待できる。

生産プロセスの最適化と「匠の技」の継承

AIは、製造現場の効率化と、属人化しがちな熟練技術のデジタル化に貢献する。

  • 品質の標準化: AIと画像認識技術を組み合わせることで、生地の発酵状態、焼成時の色のつき具合、製品の形状などをリアルタイムで監視・制御できる。これにより、熟練職人の「目」をデジタルで再現し、天候や原材料の微妙な変化に対応しながら、常に安定した品質の製品を製造することが可能になる 91。
  • 「匠の技」のデジタル化・継承: 熟練職人が生地に触れる際の力加減や、窯の温度を調整するタイミングといった暗黙知を、センサーやカメラを通じてデータ化し、AIに学習させる。そして、その動きをロボットアームで再現することにより、これまでOJT(On-the-Job Training)でしか伝えられなかった「匠の技」をデジタルデータとして保存・継承する取り組みが期待される。これは、深刻化する後継者不足問題に対する一つの解決策となり得る。

導入への障壁

AIの導入には、特に中小企業にとって高いハードルが存在する。

  • 中堅・中小リテールベーカリーの課題: 最大の障壁は導入コストである。AIシステムの開発・導入には多額の初期投資が必要となる。また、AIの予測精度を高めるためには、分析の元となる良質なデータが不可欠だが、小規模店舗では十分な量のPOSデータが蓄積されていない場合が多い。さらに、システムを運用・活用するためのIT人材の不足や、従来のオペレーションを変えることへの現場の抵抗も、導入を妨げる要因となる。
  • 大手ホールセールメーカーの課題: 大手ではスマートファクトリー化の一環としてAI活用が進められているが 92、巨大な組織であるがゆえに、部門間のデータ連携がスムーズに進まない、あるいは投資対効果(ROI)の算出が難しいといった課題に直面することがある。敷島製パンは、AIとIoTを活用した店舗オペレーションの最適化を目指すなど、大手も課題解決に向けた取り組みを開始している 93。

第9章:主要トレンドと未来予測

パン業界の未来を形作る、4つの不可逆的なメガトレンドを以下に詳述する。

健康・ウェルネス市場の深化

消費者はもはや、単なる「美味しさ」だけでは満足しない。「美味しくて、かつ健康的であること」が新たなスタンダードとなりつつある。このトレンドは、高付加価値型パン市場の成長を牽引する。

  • 機能性素材の多様化: 小麦の表皮や胚芽まで丸ごと使用し、食物繊維やミネラルが豊富な全粒粉ライ麦パンは、健康志向の基本として定着。さらに、血糖値の上昇が緩やかな低GI低糖質を謳う製品、小麦アレルギーやセリアック病に対応するグルテンフリーのパンが市場を拡大している 3。
  • 発酵食品としての再評価: 天然酵母を用いて長時間発酵させるサワードウは、独特の酸味と深い味わいに加え、消化が良いとされることから、健康とグルメの両方のニーズを満たす製品として注目を集めている。

冷凍パン市場の本格化

冷凍技術の進化は、パンの流通と消費のあり方を根本から変え、市場の新たな成長エンジンとなっている。

  • D2Cとサブスクリプションモデルの普及: 専門店の焼きたての味を家庭で再現できる冷凍パンは、消費者の支持を急速に集めている 36。これにより、オンラインで直接顧客に販売するD2Cモデルや、定期的に多様なパンを届けるサブスクリプションサービスが本格的に普及。これは、リテールベーカリーにとっては商圏を全国に拡大する機会となり、大手メーカーにとっても新たな収益源となっている。矢野経済研究所の調査では、冷凍パン生地・冷凍パン市場は1,800億円規模に達している 94。
  • チャネルの多様化: ECサイトに加え、冷凍パン専用の自動販売機が登場するなど、消費者が冷凍パンと接する機会はますます多様化している 37。

サステナビリティとエシカル消費

企業の社会的責任への関心の高まりと、倫理的な消費を志向する消費者の増加が、新たな競争軸を生み出している。

  • 食品ロス削減への取り組み: 売れ残りそうなパン(ロスパン)を割引価格で販売するプラットフォームや、サブスクリプションサービスが人気を集めている。これは、食品ロスという社会課題の解決に貢献したい消費者と、廃棄コストを削減したい事業者の双方にメリットをもたらす。
  • アップサイクルと地産地消: 従来は廃棄されていたパンの耳を原料にしたクラフトビール 95 や、規格外の野菜を活用した惣菜パンなど、アップサイクルの取り組みが注目されている。また、食料安全保障や地域経済への貢献の観点から、国産小麦や地元の食材を積極的に使用することが、企業の姿勢を示す重要なメッセージとなっている 18。
  • 透明性の高いトレーサビリティ: RSPO認証パーム油の使用 52 など、環境や人権に配慮した原材料を調達し、その情報を消費者に透明性高く開示することが、ブランドへの信頼を構築する上で不可欠となっている。

業態の多様化と融合

「パンを製造・販売する場所」という従来の枠組みを超え、新たな価値を提供する業態が生まれている。

  • ベーカリーカフェの進化: 単にパンとコーヒーを提供するだけでなく、特定のライフスタイルや世界観を提案する空間としての価値を高めている。
  • 異業種とのコラボレーション: 書店やアパレルショップ、ライフスタイルショップにベーカリーが併設されるなど、異業種との連携によって新たな顧客層を惹きつけている。
  • ゴーストベーカリーの登場: 物理的な店舗を持たず、デリバリーサービス(Uber Eatsなど)での販売に特化したゴーストベーカリーという新たな業態も出現している 98。これは、初期投資を抑えつつ、特定のエリアのデリバリー需要に特化できる新しいビジネスモデルである。

第10章:主要プレイヤーの戦略分析

パン業界の競争環境を理解するため、異なるビジネスモデルを持つ代表的なプレイヤー4社を抽出し、その戦略、財務状況、強み・弱みを比較分析する。

項目山崎製パン (ホールセール・ガリバー)敷島製パン (Pasco) (ホールセール・追随者)アンデルセングループ (高品質リテールチェーン)Pan& (スタイルブレッド) (冷凍D2C・破壊者)
戦略的ポジショニング圧倒的な「規模の経済」と全国物流網を基盤とした全方位展開。マス市場でのシェア最大化を追求。「超熟」ブランドを核に、品質と安全性を訴求。近年は「和小麦」ブランドで国産小麦市場を戦略的に開拓 97。ヨーロッパの伝統的な製法にこだわり、「パンのある豊かな暮らし」という体験価値を提供。リテールベーカリーの多ブランド展開(リトルマーメイド等)が特徴 101。「焼成後冷凍パン」技術を核に、D2Cモデルで「専門店の焼きたて」を家庭に届ける。業務用市場からBtoC市場へ展開 38。
売上高 (連結)1兆2,444億円 (2024年12月期) 1031,740億円 (2024年8月期) 12非公開非公開
営業利益率4.2% (2024年12月期) 1034.6% (2024年8月期) 12非公開 (リテール業態のため、ホールセールより高いと推定)非公開 (成長投資フェーズのため、利益率は低い可能性)
強み (VRIO)・全国を網羅する生産・物流網 ・圧倒的なブランド認知度(「ランチパック」等) ・強力な販売チャネル(デイリーヤマザキ含む)・強力な基幹ブランド「超熟」 ・品質管理と安全・安心への信頼 ・国産小麦分野での先行投資・高い製パン技術と職人育成システム ・確立されたブランドイメージと世界観 ・顧客との直接的な接点(店舗)・独自の焼成後冷凍技術 ・D2Cによる顧客データ活用能力 ・フードロスを抑制するビジネスモデル
弱み・低収益構造 ・巨大組織ゆえの意思決定の遅さ ・高い食品ロス率への社会的圧力・ガリバー(山崎製パン)との規模の差 ・マス市場での価格競争への巻き込まれやすさ・人手不足と職人の技術継承問題 ・店舗運営コストの高さ ・商圏が物理的店舗に限定されやすい・ブランド認知度の低さ ・高いマーケティングコスト ・マス市場へのリーチ限定
DX/AIへの投資トラック予約システム導入による物流効率化 69。店内調理業態「デイリーホット」での廃棄ロス削減努力 25。AIとIoTによるベーカリー店舗オペレーションの最適化を模索 93。人材育成や働き方改革(フレックスタイム制導入等)に注力 105。D2Cプラットフォームが事業の核であり、データ活用は先進的。
サステナビリティ戦略RSPO認証パーム油の使用を開始 53。JA全農との共同開発による国産農産物使用商品を展開 107。新ブランド「和小麦」を立ち上げ、食料自給率向上への貢献を明確に打ち出す 97。長期保存可能な冷凍パンによるフードロス削減を事業の根幹に据える 75。

Table 10.1: 主要プレイヤー戦略比較マトリクス

このマトリクスから、各社が異なる強みを活かし、市場環境の変化に対応しようとしている様子が明確に見て取れる。山崎製パンは、その巨大な物流網という伝統的な強みを維持しつつ、物流効率化などのDXに取り組む。敷島製パンは、「国産小麦」という新たな付加価値軸で差別化を図る。アンデルセングループは、リテールならではの「体験価値」と人材育成を深化させる。そして、新興のスタイルブレッドは、「冷凍D2C」という全く新しいビジネスモデルで、既存プレイヤーが対応しきれていないフードロス削減や利便性といった課題を解決している。この比較は、業界の成功要因が、もはや単一のモデルではなく、多様な戦略の組み合わせの中に存在することを示唆している。

第11章:戦略的インプリケーションと推奨事項

これまでの包括的な分析を統合し、パン業界で持続的な成長を遂げるための戦略的意味合いを導き出し、具体的な事業戦略を提言する。

勝者と敗者を分ける決定的要因

今後5年から10年のスパンで、パン業界の勝者と敗者を分けるのは、以下の3つの能力を同時に獲得し、組織全体で実行できるか否かにかかっている。

  1. コスト構造の変革能力: 従来の延長線上にある改善ではなく、AIによる需要予測を核としたサプライチェーン全体の最適化を通じて、食品ロスという最大のコスト要因を抜本的に削減できるか。
  2. 顧客接点のデジタル化能力: D2CやECチャネルを効果的に構築・活用し、物理的な制約を超えて顧客と直接繋がり、データを基にしたパーソナライズされた価値を提供できるか。
  3. 付加価値の再定義能力: 「安い・多い」というマス市場の価値観だけでなく、「健康」「簡便性」「サステナビリティ」「体験」といった、多様化する個人の価値観に応える製品・サービスを創造し、その価値を的確に伝えられるか。

機会(Opportunity)と脅威(Threat)

直面する事業環境は、以下の機会と脅威によって特徴づけられる。

  • 機会:
    • 冷凍D2C市場の本格的な成長: 技術革新と消費者受容度の向上により、新たな高収益市場が立ち上がっている。
    • 健康・ウェルネス市場の拡大: 健康志向は一過性のブームではなく、高付加価値製品の基盤となる恒常的な需要である。
    • AI活用による抜本的な効率化: 食品ロス削減と生産性向上により、低収益構造から脱却する最大のチャンスである。
    • サステナビリティのブランド価値化: 環境や社会への配慮をブランドストーリーに組み込むことで、エシカル消費を重視する層の強い支持を獲得できる。
  • 脅威:
    • 恒常的なコスト高騰: 原材料、エネルギー、物流コストの上昇は構造的であり、収益を常に圧迫し続ける。
    • 消費者の価格感度のシビア化: 実質賃金の停滞により、価値が伴わない値上げは即座に顧客離反を招く。
    • デジタル・ディスラプターの参入: IT企業などが、データとテクノロジーを武器にD2C市場へ参入し、既存の業界秩序を破壊する可能性がある。
    • 代替品への需要シフト: 特に健康志向層を中心に、オートミールなどパン以外の選択肢への需要流出が加速するリスクがある。

戦略的オプションの提示と評価

以上の分析を踏まえ、ク取り得る戦略的オプションを3つ提示し、評価する。

  1. 戦略A:徹底的効率化とコストリーダーシップ
    • 概要: AIと生産自動化に巨額の投資を行い、食品ロスと人件費を極限まで削減する。大手小売業者のPB供給に特化し、圧倒的なコスト競争力で市場シェアを確保する。
    • メリット: 既存のホールセール事業モデルとの親和性が高い。規模の経済を最大限に活用できる。
    • デメリット: 買い手(大手小売)への依存度がさらに高まり、利益率の向上が限定的になる。ブランド価値の毀損リスク。
    • 成功確率: 中。実行は可能だが、業界の構造的課題(買い手の交渉力)から抜け出せず、持続的な高収益化は困難。
  2. 戦略B:高付加価値・専門特化
    • 概要: 特定のニッチセグメント(例:アレルギー対応、ヴィーガン、特定の国産小麦品種)に経営資源を集中させ、リテールとD2Cチャネルで熱狂的なファンを持つトップブランドを構築する。
    • メリット: 高い価格決定権を確保でき、高収益が期待できる。ブランドロイヤルティを築きやすい。
    • デメリット: 市場規模が限定される。マス市場からの撤退を意味し、既存の資産(大規模工場など)が重荷になる可能性がある。
    • 成功確率: 現在の立ち位置によるが、大手にとっては事業規模の縮小を伴うため選択しにくい。
  3. 戦略C:ハイブリッド・プラットフォーム戦略
    • 概要: 既存のマス市場向けホールセール事業は戦略Aの要素を取り入れて効率化を追求し、安定したキャッシュフローを確保する。同時に、その収益を原資として、別部隊で高付加価値な冷凍D2Cブランドを複数展開・育成する。両事業のデータや技術基盤(AI予測、冷凍技術など)を共有し、シナジーを創出する。
    • メリット: 既存事業の資産を活かしつつ、成長市場(D2C)で新たな収益源を確保できる。リスク分散が可能。
    • デメリット: 異なるビジネスモデル(BtoBとBtoC)を同時に運営する必要があり、組織運営の難易度が高い。
    • 成功確率: 高。市場の二極化に対応し、持続的な成長を実現する上で最も現実的かつ強力な戦略。

最終提言とアクションプラン

最終提言:
現在のケイパビリティ(生産能力、ブランド認知)と市場機会を総合的に勘案した結果、「戦略Cハイブリッド・プラットフォーム戦略」の採用を最も強く推奨する。これは、既存の強みを活かしながら、業界の構造変化に対応し、新たな成長軌道を描くための最も蓋然性の高い道筋である。

実行に向けたアクションプラン概要:

  • Phase 1:基盤構築(1〜2年目)
    • 目標KPI: 食品ロス率15%削減、D2C事業の売上構成比5%達成。
    • 主要アクション:
      1. 全社横断的なAI需要予測システムのパイロット導入と効果検証。
      2. 有望な冷凍パンD2C企業のM&Aまたは戦略的提携の実行。
      3. D2C事業を担う専門組織(マーケティング、CRM、物流)を本社内に設立。
  • Phase 2:拡大と最適化(3〜4年目)
    • 目標KPI: D2C事業の単年度黒字化、健康・ウェルネス関連商品の売上構成比10%達成。
    • 主要アクション:
      1. D2Cブランドのポートフォリオを拡充(例:健康志向ブランド、サブスクリプションモデルの導入)。
      2. 既存の生産ラインの一部を、多品種少量生産に対応可能なフレキシブルなラインへと改修。
      3. サステナビリティレポートを発行し、ESGへの取り組みを積極的に開示。
  • Phase 3:リーダーシップ確立(5年目以降)
    • 目標KPI: 業界トップクラスの営業利益率達成、海外D2C市場へのテストマーケティング開始。
    • 主要アクション:
      1. AI需要予測と生産計画・原材料発注システムを完全に連携させ、サプライチェーンを自動最適化。
      2. ホールセール事業とD2C事業間での積極的な人材ローテーションを行い、組織能力を融合させる。

この航海図に基づき、大胆かつ迅速に舵を切ることが、ポスト・ブーム時代の荒波を乗り越え、持続的な成長を達成するための鍵となる。

第12章:付録

引用文献

  1. 矢野経済研究所/パン市場に関する調査を実施 2023年 – 食品OEMコム, https://www.food-oem.com/h-topics-202311.html
  2. 【矢野経済研究所プレスリリース】パン市場に関する調査を実施(2023年)~2021年度の国内パン市場規模はコロナ禍を経て一転プラス、変動性のある消費者需要に対応した商品開発・運営の取り組みも – ドリームニュース, https://www.dreamnews.jp/press/0000279403/
  3. パン業界の市場推移や動向は?パン職人の将来性を分析 – 日本菓子専門学校, https://www.nihon-kashi.ac.jp/campuslife/blog/1025/
  4. 矢野経済研究所、国内のパン市場に関する調査 – マイライフニュース, https://www.mylifenews.net/drink-food/87181/
  5. 2025年版 パン市場の展望と戦略 | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所, https://www.yano.co.jp/market_reports/C66126300
  6. パン市場に関する調査を実施(2025年) | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所, https://www.yano.co.jp/press/press.php/003818
  7. 矢野経済研究所/パン市場に関する調査を実施 2021年 – 食品OEMコム, https://www.food-oem.com/h-topics-202123.html
  8. パン&スイーツの国内市場を調査 | プレスリリース | 富士経済グループ, https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=23101&view_type=2
  9. パン、スイーツの国内市場を調査 | プレスリリース | 富士経済グループ, https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=25098
  10. 山崎製パン(株)【2212】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス, https://finance.yahoo.co.jp/quote/2212.T
  11. フジパングループ本社株式会社の第79期決算公告の決算・財務情報, https://prtimes.jp/finance/9180001010971/settlement
  12. 敷島製パン – Wikipedia, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B7%E5%B3%B6%E8%A3%BD%E3%83%91%E3%83%B3
  13. 「全国のスーパーで食パン1kgの値段は?」小売物価統計調査による価格推移, https://www.jpmarket-conditions.com/1021/
  14. 「全国のスーパーで調理パン100gの値段は?」小売物価統計調査による価格推移, https://www.jpmarket-conditions.com/1792/
  15. 4-2 パン製造業の状況 – 食品関連事業者のための環境情報, https://kankyo.shokusan.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/r3-syokuloss-rpt_03.pdf
  16. これまでのワーキングチームによる 食品ロス実態調査結果、および事例の紹介, https://www.dei.or.jp/foodloss/pdf/180830_04.pdf
  17. パン・麺類が大好きな日本に迫る「食料安全保障」の危機 – 四季報オンライン, https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/614581
  18. 1枚の食パンが、食料自給率を左右する! どうする? 国産小麦とわたしたちの食卓, https://kokocara.pal-system.co.jp/2024/03/18/komugi/
  19. 製粉業界の現状 – ニップン, https://www.nippn.co.jp/ir/announcement/presentation/pdf/2024-10.pdf
  20. 小麦及び小麦調製品 – 令和7年度関税率・関税制度改正要望事項調査票(適用期限のある関税制度の延長), https://www.mof.go.jp/policy/customs_tariff/tariff_reform/fy2025/nousui/nousui05.pdf
  21. Ⅲ 我が国の食料供給への影響 – 農林水産省, https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_zyukyu_doko_m/pdf/syokuryo_jyukyu_1506no4.pdf
  22. HACCAP義務化の対象は?違反した場合の罰則は?導入ステップも解説! – upr, https://www.upr-net.co.jp/articles/knowledge/iot/haccp_penalties/
  23. 2021年6月からHACCPが義務化。対応方法や罰則の有無、導入時の費用の目安を紹介 – カミナシ, https://kaminashi.jp/media/haccp-mandatory
  24. 令和5年度 食品衛生法改正事項実態把握等事業 報告書 Ⅰ HACCP の実施状況・導入効果等の調査 – 厚生労働省, https://www.mhlw.go.jp/content/001269138.pdf
  25. 山崎製パン、上場来高値の原動力は「巧みな値上げ」戦略 – 四季報オンライン, https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/714732
  26. パン屋開業時における地域選びのポイントとは?おすすめ地域ベスト3について解説!, https://www.tenpos.com/foodmedia/management/open/26487/
  27. 日本における PB 商品の開発動向と発展可能性, https://www.jiu.ac.jp/files/user/education/books/pdf/833-06.pdf
  28. vol.173『値上げの影響によるプライベートブランドの浸透について』, https://www.mdingon.com/2025/03/31/vol-173%E3%80%8E%E5%80%A4%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE/
  29. 2024年化粧品市場、コロナ前超え拡大続く 価格帯別で消費の二極化が顕著に/富士経済調査, https://eczine.jp/news/detail/17610
  30. もう当たり前! グルテンフリー・低糖質・ヴィーガン…。食の多様化はパン屋へも…。 | ベイクポート, https://bakerypartner.com/2d2a64df-2ad7-4d99-8f40-2b627d42419e/
  31. 2024年食品トレンド・業界動向①「健康×おいしさ」~商品がウケる背景を解説!, https://shokuhin-oem.jp/column/detail132/
  32. パン業界は今後どうなる?パン需要や市場動向を様々なデータで見てみる | リエゾンプロジェクト, https://okayamakobo.com/liaisonproject/column/pan-data/
  33. 【2025年最新】パン業界の動向3選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介, https://www.s-agent.jp/column/15742
  34. 高級食パン店が次々と閉店していく本当の理由|倉岡利樹(Toshiki Kuraoka) – note, https://note.com/toshiki_kuraoka/n/n6c44fbd3a1d4
  35. 【栄枯盛衰】高級食パンブームの教訓|閉店ラッシュの裏側に隠された消費者ニーズの変化と生き残り戦略 | ピープル・ビジネス・オンライン, https://pbo-pbc.com/%E3%80%90%E6%A0%84%E6%9E%AF%E7%9B%9B%E8%A1%B0%E3%80%91%E9%AB%98%E7%B4%9A%E9%A3%9F%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%95%99%E8%A8%93%EF%BD%9C%E9%96%89%E5%BA%97%E3%83%A9%E3%83%83/
  36. 業務用冷凍パンの本当の実力!冷凍技術の進化により飲食業界での効率化にも貢献!, https://euro-bakery-tokyo.com/apps/note/commercial/
  37. 冷凍パンの歴史と現在地|矢野健太 | パンフォーユー – note, https://note.com/ynkenta/n/n3cc2597120ba
  38. なぜ「パン」の会社に転職?スポットワークベンチャーIPO経験後、老舗企業の変革に挑む戦略的キャリア – AMBI, https://en-ambi.com/featured/1593/
  39. レオン自動機株式会社, https://www.rheon.com/
  40. 全自動のパン製造ロボットBreadBot、昨年より米スーパーに本格導入 – Foovo, https://foodtech-japan.com/2023/06/06/wilkinson-baking-company/
  41. パン焼き菓子のロボットソリューション |ストーブリ – Staubli, https://www.staubli.com/jp/ja/robotics/industries/food/bread-and-baked-goods.html
  42. パン類|食の安全安心とくしまポータルサイト – 徳島県, https://www.pref.tokushima.lg.jp/syoku/syokuhinhyouji/point/7231224/
  43. 社会・環境 | 製品の表示 – 山崎製パン, https://www.yamazakipan.co.jp/shakai/safety/making.html
  44. パン屋さんが知りたい食品表示ラベル – ベイクポート, https://bakerypartner.com/472b1bb9-1569-4fce-82fa-d28427d88eda/
  45. 《食品ロスの削減の目標》 – 消費者庁, https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/meeting_materials/assets/consumer_education_cms201_241226_05.pdf
  46. 食品リサイクル法に基づく基本方針の策定等について – 環境省, https://www.env.go.jp/council/content/03recycle03/000293458.pdf
  47. 令和4年度の事業系食品ロス量が削減目標を達成! – 農林水産省, https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/240621.html
  48. 製パン業界、諸課題へ対応急務 労働力不足・物流2024年問題 – 日本食糧新聞・電子版, https://news.nissyoku.co.jp/news/aoyagi20240517093116581
  49. 物流がピンチ!物流の2024年問題が飲食業界へもたらす影響と対策 – canaeru, https://canaeru.usen.com/diy/purchase/p1185/
  50. RSPO – イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ), https://www.topvalu.net/sustainable/rspo
  51. 2.国内先進事例等調査 – 農林水産省, https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/soumu/attach/pdf/index-10.pdf
  52. 持続可能な原材料への取り組み> 7月よりフジパン『本仕込』が 環境と社会に配慮した「RSPO認証パーム油」(※)の使用を開始 ~パンの幸せを、はるか未来まで。, https://www.fujipan.co.jp/news/049666.html
  53. ESG Report 2023 – 山崎製パン, https://www.yamazakipan.co.jp/ir/ir-library/esg/pdf/2023/ESGreport_2023_k.pdf
  54. 日清製粉グループ本社 – Wikipedia, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B8%85%E8%A3%BD%E7%B2%89%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E6%9C%AC%E7%A4%BE
  55. 高付加価値製品に活路を見出す!製粉業界の課題とM&A事情, https://ma-all.net/column/milling_ma/
  56. ご参考資料 – ニップン, https://www.nippn.co.jp/ir/announcement/presentation/pdf/2024-2.pdf
  57. ご参考資料 – ニップン, https://www.nippn.co.jp/ir/announcement/presentation/pdf/2021-2.pdf
  58. PBが台頭する中でのNBメーカー戦略 – 東芝テック, https://www.toshibatec.co.jp/column/oyakudachi/202310_rt_topics02.html
  59. コンビニPBが加速度を増す理由、ニーズは“利便性”から“高品質”へ「一番近いだけではもう選ばれない」 | オリコンニュース(ORICON NEWS), https://www.oricon.co.jp/special/58685/
  60. 食パンが空前のブームなのにパン屋の倒産・廃業が急増している理由 – ダイヤモンド・オンライン, https://diamond.jp/articles/-/228573
  61. シリアルの種類のことから飽きない食べ方のアレンジまで – 素敵に、マルシェ。, https://sutekini.shop/blogs/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E7%B4%A0%E6%95%B5%E3%81%AA-%E8%AA%AD%E3%81%BF%E3%82%82%E3%81%AE-a-nice-little-read-%E6%96%B0%E7%99%BA%E8%A6%8B%E3%81%AE%E8%AA%AD%E3%81%BF%E7%89%A9/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%82%89%E9%A3%BD%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E9%A3%9F%E3%81%B9%E6%96%B9%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%81%BE%E3%81%A7
  62. 「オートミールにハマった人たち」に起こった変化 愛用している人に聞いてわかった人気の理由, https://toyokeizai.net/articles/-/468157
  63. 【本日更新】シリアルのおすすめ人気ランキング56選。栄養士が選び方やおすすめの食べ方を監修【2025年】 | LIPS, https://lipscosme.com/rankings/447
  64. AIが予測するパンメーカー 業界|2030年市場規模推移と主要企業ランキング, https://service.xenobrain.jp/forecastresults/market-size/bread
  65. 地方パン屋の差別化戦略!顧客プレファレンス向上のための実践的アプローチ – note, https://note.com/eyar/n/nf21cc9b1a0c4
  66. パン屋のマーケティング戦略とは?地域密着型で愛されるパン屋とは? – ゆいマーケ, https://yui-marke.com/article/2391/
  67. 小麦について|一般財団法人 製粉振興会, https://www.seifun.or.jp/pages/99/
  68. 製粉業界の現状 製粉業は、粒のままでは利用できない小麦から小麦粉を製造し – ニップン, https://www.nippn.co.jp/ir/announcement/presentation/pdf/2023-10.pdf
  69. 兼松、物流の2024年問題対策に関する最新事例を公開 山崎製パン株式会社様における原材料供給の最適化と荷待ち時間の短縮を「KG TruckCALL」で実現! – PR TIMES, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000092359.html
  70. KBFとは?マーケティングの鍵を握る重要要素 | 東京SEOメーカー, https://www.switchitmaker2.com/webmarketing/kbf/
  71. パンのデータ分析手法と市場動向 – 購買データのチカラ, https://www.data-de-kadaikaiketsu.com/product-development/bread.html
  72. パンについての意識調査 | 株式会社ファンくるのプレスリリース – PR TIMES, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000040075.html
  73. KBF(重要購買決定要因)とは!KSFとの関係もあわせて解説! | マーケトランク, https://www.profuture.co.jp/mk/column/43397
  74. パンについての意識調査 見た目が購入のきっかけとなり味と価格で評価, https://www.fancrew.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/20220221-research.pdf
  75. 株式会社スタイルブレッドが「町のパン屋」から売上高30億円になった理由, https://morejob.co.jp/mirai/stylebread/
  76. 冷凍パンの普及はなぜ難しいのか? | アレルギー対応パンのtonton, https://www.tontonshop.com/page/262
  77. スーパーやコンビニではなくパン屋でパンを買う理由の約80%は、「パン屋でしか買えないパンがあるから」。ロスパン削減に取り組むサービスrebakeが実施した、品揃えに対する消費者意識の調査。 | 合同会社クアッガのプレスリリース – PR TIMES, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000040167.html
  78. 【2024年度】パン屋が抱える3つの大きな課題とは?, https://dis-play.net/blog/for-bakery/3challenges-for-bakery/
  79. パン屋・ベーカリーの事業承継の事例!課題や案件例・注意点も解説, https://mastory.jp/%E3%83%91%E3%83%B3%E5%B1%8B%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%89%BF%E7%B6%99
  80. パン屋の人手不足を冷凍パンで解決!? 原因と解決策を徹底解説 – Pasco, https://www.pasconet.co.jp/frozen/blog/43
  81. 山崎製パンの年収は平均578万円!大卒初任給・ボーナスも独自解説 – JobQ Town, https://job-q.me/articles/9447
  82. 【山崎製パンはホワイト企業?】優良企業か徹底調査しました! – 就活攻略論, https://shukatu-man.hatenablog.com/entry/yamazakipan-white-company
  83. フジパンと山崎製パンの比較 「社員クチコミ」 OpenWork, https://www.openwork.jp/a0910000002o6OJ/compa/a0910000000FqiZ/
  84. AI需要予測と職人の経験と勘を組み合わせ、 ベーカリー業界の経営課題である二つのロスを軽減, https://www.jtua.or.jp/ict/topic/cloud/202510_01/
  85. 食品ロスの削減を需要予測AIが解決! – 株式会社ゼンク, https://zenk.co.jp/pub_files/ai-hawk-20220707.pdf
  86. 人流・気象データを活用したAI需要予測サービス「サキミル」 | 法人向け | ソフトバンク, https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/sakimiru/
  87. 株式会社ブルックリン | サキミル | 導入事例 | 小売 | 法人向け – ソフトバンク, https://www.softbank.jp/biz/customer-success-stories/202408/brooklyn/
  88. AI×職人技で生まれた「恋の味」がするパン, https://ai-scholar.tech/en/human-computer-interaction/taste-of-love
  89. NEC、AIで蒸しパン作る その名も「恋AIパン」 「運命の出会い味」など全5種 銀座・木村屋とタッグ, https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2401/17/news187.html
  90. 木村屋がNECとAI活用の「恋AIパン」発売、2024年2月から5アイテム展開, https://www.ssnp.co.jp/rice/535072/
  91. 食品製造業×生成AI:マーケティングから商品開発・品質管理まで活用事例まとめ | パンのブログ, https://panhouse.blog/memo/%E9%A3%9F%E5%93%81%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%A5%ADx%E7%94%9F%E6%88%90ai%EF%BC%9A%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%8B%E3%82%89%E5%95%86%E5%93%81%E9%96%8B%E7%99%BA/
  92. 持続可能な産業化を実現するスマートファクトリーとは?SDGs目標9達成に向けた取り組み事例を交えて解説, https://www.melsc.co.jp/business/column/details/sng16/
  93. 敷島製パン株式会社 | AICHI MATCHING 2024, https://aichi.eiicon.net/aichimatching2024/pasco
  94. 2023年版 冷凍パン生地、冷凍パンの市場実態と展望 | 矢野経済研究所 – イプロス ものづくり, https://pr.mono.ipros.com/yano/product/detail/2000337627/
  95. 廃棄予定のパンの耳から生まれたアップサイクルビール、発泡酒が発売開始 – table source, https://www.table-source.jp/news/upcyclebeer-made-from-bread/
  96. 創業100年を迎える老舗ベーカリーが、パンの耳を再利用してクラフトビールを製造。ものづくりに向き合い、サステナブルな取り組みを実現したブルワリーの誕生秘話 – PR TIMES, https://prtimes.jp/story/detail/rYQ5EWfZAQr
  97. Pascoは食料自給率向上への貢献を目指し、新ブランド『和小麦』を立ち上げます。 – PR TIMES, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000435.000036645.html
  98. 業界大注目!Uber Eatsのみで販売するゴーストベーカリー「世田谷パン研究所」が6月11日オープン| RESTA – 居抜き市場, https://inuki-ichiba.jp/resta/ghostbakery/
  99. パンを売りたい事業者向けの「パンフォーユーBiz」がリブランディングを実施、パンビジネスの包括支援へ – ECのミカタ, https://ecnomikata.com/ecnews/33161/
  100. パン生地のふんわり感がアップ!Pascoの「ロングライフ」シリーズが配合を見直し、大幅リニューアル!, https://www.pasconet.co.jp/release/detail/1563/index.html
  101. 1 2025 年 2 月 28 日 株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所 アンデルセングループ 2025 年度, https://www.andersen-group.jp/wp-content/uploads/2025/02/20250228_%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%972025%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E4%BD%93%E5%88%B6.pdf
  102. アンデルセングループの会社概要 | マイナビ2027, https://job.mynavi.jp/27/pc/search/corp88206/outline.html
  103. 山崎製パン (2212) : 決算情報・業績 [YAMAZAKI BAKING CO.,] – みんかぶ, https://minkabu.jp/stock/2212/settlement
  104. 山崎製パン(2212) : 決算・業績進捗情報|株予報Pro, https://kabuyoho.jp/sp/report?bcode=2212
  105. 株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所 – Teamがん対策ひろしま | 広島県, https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/team-gantaisaku/kigyo-andersenpanseikatsu.html
  106. アンデルセングループ – 人的資本経営ひろしま。 – 広島県, https://www.pref.hiroshima.lg.jp/hcm-josei-jirei/981682.html
  107. ニュースリリース | JA全農, https://www.zennoh.or.jp/press/release/2025/index.html
  108. 企業理念|STYLE BREAD|スタイルブレッド, https://stylebread.com/corporation/philosophy.html
  109. DeepResearch追加指示.txt
  110. 日本のベーカリー製品市場は2033年までに3.10%の成長率で416億米ドルに達すると予測, https://newscast.jp/news/1328393
  111. パン製造小売業の創業のポイント – 日本政策金融公庫, https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/sougyou-point/202502/index.html
  112. 令和5年度 食品産業リサイクル状況等調査委託事業 (食品関連事業者における食品廃棄物等の – 農林水産省, https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/attach/pdf/161227_8-94.pdf
  113. 国内パン市場1.7%増 市販用冷凍パンは26.7%で好調 富士経済 – JAcom, https://www.jacom.or.jp/ryutsu/news/2022/03/220328-57774.php
  114. パン&スイーツ市場の全貌・課題分析 2025 | 調査レポート – 富士経済, https://www.fuji-keizai.co.jp/report/detail.html?code=122502821
  115. パンに関する実態調査2023 | 生活者調査レポート・リサーチデータ 最新情報のお知らせ, https://www.jmar.biz/report2/bread2023/
  116. 個人営業のパン屋の売り上げがどの程度か分かる資料が見たい。 | レファレンス協同データベース, https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?page=ref_view&id=1000273483
  117. 2212 山崎製パン – IFIS株予報 – 業績進ちょくと決算スケジュール – アイフィスジャパン, https://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?action=tp1&sa=report&bcode=2212
  118. IRストレージ 「山崎製パン株式会社」のプレスリリース「2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」開示日時:2025/04/25 15:30:00 | CCReB GATEWAY(ククレブ・ゲートウェイ), https://ccreb-gateway.jp/ir-storage-detail?id=1051867
  119. 山崎製パン(株)【2212】:決算情報 – Yahoo!ファイナンス, https://finance.yahoo.co.jp/quote/2212.T/financials
  120. フジパングループ本社(株)の新卒採用・会社概要 | マイナビ2026, https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp55219/outline.html
  121. フジパングループ本社(株)の会社概要 | マイナビ2027, https://job.mynavi.jp/27/pc/search/corp55219/outline.html
  122. フジパングループ本社株式会社の新卒採用・企業情報|リクナビ2026, https://job.rikunabi.com/2026/company/r783600024/
  123. フジパングループ本社株式会社 会社概要, https://www.fujipan.co.jp/company/
  124. 2024年3月期 決算説明会 – パスコ, https://www.pasco.co.jp/ir/download/Analyst_24051302.pdf
  125. 財務ハイライト | 株式会社パスコ, https://www.pasco.co.jp/ir/financial-highlights/
  126. パン特集:敷島製パン 新ブランド「和小麦」を訴求 – 日本食糧新聞・電子版, https://news.nissyoku.co.jp/news/goto20250606033245614
  127. 【就職偏差値】山崎製パンの就職難易度は高い?2025年最新版で採用実績・倍率・対策法を詳しく紹介, https://freelance.web-box.co.jp/media/yamazaki/
  128. 【山崎パンへ転職をするためには】様々な中途採用情報を公開します – JobQ Town, https://job-q.me/articles/5732
  129. 米EU関税割当(TRQ)協定署名、米国は英国離脱後のEUへの農産物輸出で有利な市場アクセスの回復見込む(米国、EU、英国) | ビジネス短信 – ジェトロ, https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/01/6df8d97c8f0d8501.html
  130. 日米貿易協定の概要 – USDA Japan, https://www.usdajapan.org/wpusda/wp-content/uploads/2020/02/USJTA-overview_Japanese.pdf
  131. 【パン屋さんのHACCP】パン屋さんの営業許可は「菓子製造」になりました!惣菜パンはどうなるの?皆さんの疑問解決 – YouTube, https://www.youtube.com/watch?v=dXTN7UdlU-s
  132. 「環境」「ビーガン」「健康」対応のおからバーで米国に進出 | 中堅・中小 – ジェトロ, https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2024/1001/9685b62c70f2bd8f.html
  133. 価格高騰が食卓に影響!?朝食編-パン食から、健康食志向へ – ビデオリサーチ, https://www.videor.co.jp/digestplus/article/72917.html
  134. 山崎製パン(2212) 東証プライム 決算 | マーケット情報 | 松井証券 – 株式市況, https://finance.matsui.co.jp/stock/2212/settlement/index
  135. The president of Human Resources thoroughly explains the industry research of the flour milling i… – YouTube, https://www.youtube.com/watch?v=Xyhr1LR6B8U
  136. 【製粉業界徹底研究ガイド】概要と主要企業を一挙大公開! – 就活の未来, https://shukatsu-mirai.com/archives/57275
  137. ファミマ/PB「ファミマルベーカリー」誕生、売上2割増目指す – 流通ニュース, https://www.ryutsuu.biz/commodity/p101671.html
  138. ファミマ、2億6000万個売れた「生パン」に新商品。好調のパン事業、原料高騰でも「最後の受け皿」は低価格維持 | Business Insider Japan, https://www.businessinsider.jp/article/2503-familymart-new-bread/
  139. 自らの強み・特徴を最大限に生かす、コンビニのパン戦略 – ブランスリー電子版, https://www.boulansserie.com/article2820.html
  140. 「おいしいオートミール 新ごはん」「おいしいオートミール 新パン」「おいしいオートミール 新フレーク」(9月25日発売) – 日清食品, https://www.nissin.com/jp/company/news/11916/
  141. パン業界を取り巻く環境<どんなパン屋さんを開業していくかを考える> – 開業・就職 カフェ・パン・パティシエの専門スクール・学校 リライブフードアカデミー, https://www.re-live.com/bakery/%E3%83%91%E3%83%B3%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%B7%BB%E3%81%8F%E7%92%B0%E5%A2%83/
  142. 物価高騰、人手不足…逆境の続くパン業界に一石を投じる。街のパン屋さんを未来へつなぐ「ワクワクパン屋実践塾」がスタート。 | 税理士法人ベイカ・ワンのプレスリリース – PR TIMES, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000166772.html
  143. ニュースリリース – デイリーヤマザキ, https://www.daily-yamazaki.jp/newsrelease/
  144. ニュースリリース – 山崎製パン, https://www.yamazakipan.co.jp/news/
  145. 山崎製パン オフィシャル商品情報サイト, https://www.yamazakipan.co.jp/
  146. お知らせ | ランチパックスペシャルサイト | 山崎製パン, https://www.lunch-pack.jp/news/
  147. 第一パン | 第一屋製パン公式サイト, https://www.daiichipan.co.jp/
  148. ニュース・リリース | 株式会社パスコ, https://www.pasco.co.jp/topics/
  149. お知らせ – Pasco, https://www.pasconet.co.jp/release/2025/index.html
  150. 「フジパン」に関するプレスリリース一覧 – PR TIMES, https://prtimes.jp/topics/keywords/%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%91%E3%83%B3
  151. お知らせ – フジパン, https://www.fujipan.co.jp/news/
  152. フジパン, https://www.fujipan.co.jp/
  153. フジパン株式会社の最新ニュース・プレスリリース – NEWSCAST, https://newscast.jp/b/TEBWcnwYkF
  154. 市場規模拡大で全国に未だ増殖中!?変な名前のパン屋!?-ブームから生活の一部となった高級食パンについて調べてみた – フーズラボ, https://foods-labo.com/column/oyakudachi29
  155. コロナ禍一年、パンの消費行動はどう変わったか? – 消費者アンケート – ブランスリー電子版, https://www.boulansserie.com/article4884.html?special=yes
  156. 【パン白書】“冷凍パン”って本当に美味しいの?パン屋さんに聞く『冷凍パンのイメージ』に関する調査, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000023945.html
  157. KBF/KSFとは?ビジネス成功のカギを見つけよう! | ダイレクトマーケティングラボ | リコー, https://www.ricoh.co.jp/magazines/direct-marketing/column/g00057/
  158. 【悩む】KBF(重要購買決定要因)とは?マーケティングでの使い方、KSFとの違い – note, https://note.com/55clotho/n/nb1022bb8c85e
  159. 「焼成冷凍パン」で町のパン屋さんが年商36億円に急成長 おいしさの秘密は最先端冷凍技術で急速冷凍 – 読むテレビ愛知, https://yomu.tv-aichi.co.jp/entry/article-033-01181.html
  160. 事業内容|STYLE BREAD|スタイルブレッド, https://stylebread.com/corporation/business.html
  161. 【海外新拠点立ち上げ】高品質な冷凍パン ニューヨーク・ロサンゼルス・シドニー・ソウル・香港, https://mid-tenshoku.com/job/j-29227275/
  162. パン・ベーカリー業界の世界シェアの分析 | deallab, https://deallab.info/bakery/
  163. 2025年版 冷凍パン生地、冷凍パンの市場実態と展望 – 矢野経済研究所, https://www.yano.co.jp/market_reports/C67114200
  164. 株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所, https://www.andersen-group.jp/company/22/
  165. 会社概要・事業紹介 | 採用情報|ドンク – DONQ -, https://donq.co.jp/recruit-newgrads/company/about.html
  166. 株式会社ドンク(兵庫県) | じもナビ, https://jimo-navi.com/company/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%89%E3%83%B3%E3%82%AF/
  167. (株)ドンク【DONQ】の会社概要 | マイナビ2027, https://job.mynavi.jp/27/pc/search/corp76345/outline.html
  168. 先輩インタビュー 繁田 哲志 | 採用情報|ドンク – DONQ -, https://donq.co.jp/recruit-newgrads/senior_interview/senior_interview03.html
  169. 小田急ベーカリー「HOKUO」、ドンクへ事業譲渡 – M&A HACK – 合同会社SFS, https://sfs-inc.jp/ma/13724/
  170. 食品が〇〇に生まれ変わる!アップサイクルの事例を紹介 – シェアシマ, https://shareshima.com/info/2874
  171. 廃棄パンをアップサイクル《Better life with upcycle》|MICMAG. – note, https://note.com/micmag/n/n11b638d7b5fc
  172. アップサイクルとは?意味やリサイクルとの違い、食品業界の製品例を紹介, https://www.foodtechjapan.jp/hub/ja-jp/blog/article_053.html
  173. パンの消費に関する消費者アンケート調査を実施(2023年) | ニュース・トピックス – 矢野経済研究所, https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3327
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